1990年代には政界で「不要論」が飛び交っていた公安調査庁。しかし彼らの地道な活動が警察組織の危機を救っていた。それが「革マル派」と「統一教会」に関わる問題だった。 1990年代には政界で「不要論」が飛び交っていた公安調査庁。しかし、彼らの地道な活動が警察組織の危機を救っていた。それが、JRの支配を狙った「革マル派」と「統一教会、勝共連合」に関わる問題です。長年にわたり極左問題を第一線で取材してきた福田博幸氏が、日本を蝕む「内なる敵=極左」と戦い続けてきた政府機関の真実に迫ります。 情報に携わる組織は複数あったほうがいい 民主的独立国家において、情報に携わる組織は複数存在し、並存することが望ましいというのが筆者の主張です。 1990(平成2)年ごろ、亀井静香衆議院議員が旗振り役になって、政界でさかんに「公安調査庁不要論」が飛び交いました。「公調などつぶしてしまえ」というわけです。 警察出身