cakesは2022年8月31日に終了いたしました。 10年間の長きにわたり、ご愛読ありがとうございました。 2022年9月1日
植物を丸ごと透明化し、中まで観察する新技術を開発 ~解剖することなく、植物の内部を細胞レベルで蛍光観察~ ポイント 植物の内部構造を、そのまま直接観察することは非常に困難であった。 植物を丸ごと透明化し、解剖せずに1細胞レベルで蛍光観察できる技術を開発した。 細胞レベルの現象と個体全体をつなぐシステムの解明が期待される。 名古屋大学 大学院理学研究科(研究科長:松本 邦弘)の栗原 大輔(くりはら だいすけ) 特任助教と名古屋大学 WPIトランスフォーマティブ生命分子研究所の東山 哲也(ひがしやま てつや) 教授らは、植物を透明化し、複雑な内部構造を解剖することなく1細胞レベルで蛍光観察注1)できる技術を開発しました。 植物の体は、根や茎、葉、花など様々な器官を持ち、その形態や役割も多種多様です。それらの役割を明らかにするためには、植物の内部構造の詳細な観察が必要です。しかし、植物の内部を直
文献(16)より引用 2 抑肝散は当帰(とうき)、釣藤鈎(ちょうとうこう)、川芎(せんきゅう)、白朮(びゃくじゅつ)、茯苓(ぶくりょう)、柴胡(さいこ)、甘草(かんぞう)の7つの生薬からなる漢方薬で、中国明代の『保嬰撮要(ほえいさつよう)』という小児科の書に記載されている。その治療目標は、不機嫌で怒りやすく、せっかちで神経過敏であり興奮して夜眠れない、子供の夜泣きなど、神経の興奮を抑える、いわゆる肝気が高ぶる時の漢方薬として用いられてきた。近年、認知症の周辺症状に抑肝散が効果があるとのランダム化比較試験を用いた臨床報告が散見される。 1. 抑肝散は認知症の周辺症状の改善に効果がある 抑肝散の認知症患者の周辺症状や日常活動に及ぼす影響を検討した無作為二重盲検の報告は2005年[21]をはじめとして種々の報告がなされている。認知症の周辺症状は認知症の精神症状評価法であるneuropsychia
大村 智(おおむら さとし、1935年(昭和10年)7月12日[1] - )は、日本の化学者(天然物化学)。北里大学特別栄誉教授、東京理科大学特別栄誉博士、薬学博士(東京大学)、理学博士(東京理科大学)。2015年ノーベル生理学・医学賞受賞。 土壌に生息する微生物がつくる化学物質の中から役に立つものを探し出す研究を45年以上行い、微生物の大規模な培養や有機化合物の特性評価を行う独自の方法を確立した[2]。これまでに大村の研究グループは微生物が作る500近い新しい化合物を発見し、そのうち20種以上が医薬、動物薬、農薬、研究用の試薬として実用化されている[3][4]。1974年、静岡県の土壌から新種の放線菌を発見し[5]、この放線菌が作り出す成分を元に米製薬メルクがアベルメクチンとその化合物イベルメクチンを開発した[6][7]。抗寄生虫薬イベルメクチンは、熱帯地方の寄生虫感染症の治療薬として無
微生物代謝産物を中心とする天然有機化合物について、発見から構造決定、生合成、全合成などにかかわる研究を進める一方、医薬品(特に動物用)の開発に向けて40 年余り企業と共同研究を行ってきた。 われわれが発見し特許料を取得することができたものには、ロイコマイシンおよび誘導体ロキタマイシン(ヒト用)、タイロシン誘導体テイルミコシン(動物用)、ナナオマイシンA(動物用)、アベルメクチンおよび誘導体イベルメクチン(動物およびヒト用医薬)がある。 この中でメルク社との共同研究によって発見したアベルメクチン(イベルメクチン)は動物薬として1983 年から今日まで世界の売り上げ第1位をキープし、ピーク時には年間の総売上が約1,000億円、1981 年から今日までは1 兆8,000 億円ほどとなる。なお、これは1987 年のフランス政府の認可を皮切りにヒト用にも各国で認可されて使用されているが、特筆すべきこ
はじめまして、『なかのとおるの生命科学者の伝記を読む』で、ごく一部ではおなじみの、浪速大学・仲野です。ここしばらくHONZ被害者同盟の暫定代表を務めておりましたが、このたび訳あって、読み手から書き手へ、すなわち、被害者から加害者へ、あっさり転向することになりました。よろしくお願いいたします。って、よろしくないですね、すみません。ところで、すっかり忘れていましたが、とある生命系専門誌での連載企画として「押し売り書店 仲野堂」というのがあったのでした。この案は未遂にておわりましたが、ひょっとすると、生来の加害者体質かもしれませんので、取り扱いには十分注意してください。処女作は、得意ジャンルの伝記本、『大村智』でございます。 子ども向け伝記本では、問答無用・説明不要の偉人であれば、そのタイトルに「野口英世」とか「キュリー夫人」とかいうのがありだけど、大人向けの伝記本でこのメインタイトルというのは
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「毎年2億人以上を感染症から救う」といわれる日本人は、医師ではない。有機化学者大村智が静岡県の土中の微生物から開発したわずか3ミリの錠剤は、感染症予防に絶大な効力を発揮。医師でも難しい偉業を成し遂げた。経歴は異色で、東京の定時制教員からスタートしながら、「ノーベル賞候補」に名前があがった。2015年、ノーベル医学・生理学賞を受賞。「人のまねをするな」。人生を貫く深い信念がある。 アフリカの奥地に届く「奇跡の薬」 アフリカの田舎の、さらに奥地。医師のいない集落にも、その薬は届いている。「この薬を1回、飲んでください」。集落の代表者が住民一人一人に薬を配り、失明を引きおこすオンコセルカ感染症を防ぐ。病気を防ぐだけでなく、現地の人がより働けるようになり、食糧増産など経済効果も大きいという。 「薬を飲ませる」作業は、簡単ではない。現地は言語が多様で、薬の適切な服用量を測るうえで必要な体重計すらない
InChI=1S/C11H14N2/c1-8(12)6-9-7-13-11-5-3-2-4-10(9)11/h2-5,7-8,13H,6,12H2,1H3 Key:QSQQQURBVYWZKJ-UHFFFAOYSA-N α-メチルトリプタミン (α-methyltryptamine) はトリプタミン系薬物の一種であり、人体には幻覚作用がある幻覚剤である。使用により、サイケデリックな効果と多幸感が得られる。旧ソ連では1960年代に抗うつ薬のインドパンとして使用された。α-MT、AMT、3-IT、IT-290などの別名をもつ。 日本国内においては、2000年頃から流通し始めた。液体の合法ドラッグの Day Tripper の主成分でもあった。主に露店や通販で小売された。乱用されたのち日本の麻薬及び向精神薬取締法の法律上の麻薬に指定されている。 規制された結果、アメリカで、AMTのベンゼン環の5
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最初に書くが、この本は是非とも多くの人々に読まれるべきだ。 論文捏造 (中公新書ラクレ) 作者: 村松秀出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2006/09/01メディア: 新書購入: 4人 クリック: 60回この商品を含むブログ (80件) を見る 読むのに心理的ハードルが高そうなタイトルがついているが、この本を読むのに科学に関する専門知識は全く必要ない。著者は東大工学部電気工学科を卒業したNHKのプロデューサーであり、小保方晴子より約10年先立ってヤン・ヘンドリック・シェーンが行った研究不正(捏造)及びその背景をきわめて読みやすく伝えている。本の初めの方に書かれている「有機物」の定義に疑問がある*1以外は、(私自身も門外漢ではあるけれども)明らかにおかしいと素人にもわかる記述は見出されなかった。 何よりこの本は非常に面白く、読み始めたら止まらない。もっと早く読んでおけば良かった。そ
【おおきなかぶ】抜けない理由がシジイに有ることが判明。 http://t.co/N1lrjch6BR — ことぶきや (@kotobukiya) 2014年7月30日 上記ツイートの投稿者によれば、おじいさんの足の位置に問題があり、カブが抜けないという。 しかし、同記事掲載後、以下のような声が複数件寄せられた。 別アングル http://t.co/AZFlHGoA25 ではおじいさんは踵で踏ん張っており、カブに足を掛けてはいない。観察力不足では?QT「おおきなかぶ」が抜けないのは、おじいさんのせい(略) http://t.co/rjKpfQtGMh @togech_jpさんから — John F Candy (@JohnFCandy1) 2014年8月2日 本当に抜けないと思ってるのかな? ちゃんとこの体勢から抜けますよ。 物理的に考えて。 < 【悲報】「おおきなかぶ」が抜けないのは、おじ
ぎょっとするタイトルだが、進化生物学と認知科学の最新の知見から、至極まっとうな「人とは何か」が書いてある。 同テーマを大上段に正面から斬り込んだ[人類を定義する一冊『人類はどこから来てどこへ行くのか』]とは対照的に、卑近で下世話なエピソード満載の「あるある集」として爆笑しながら読む。進化心理学が野蛮だというよりも、一見、野蛮だと思われるふるまいも、実は深いところで合理性を持ち、人類の複雑な活動をうまく説明することができるよ、というメッセージが伝わってくる。 たとえば、わたしが初めて上京したときの第一感「都会は美人ばかり」を、著者自身の体験と実験でもって解説する。母数が多いから絶対数も多いのはあたりまえなのだが、頭で分かっても「美人率も高い」と感じてしまうのは男の性(さが)。群衆を眺めるとき、どうしても魅力的な女に注目してしまう男の業("ごう"と書いてバイアスと読む)だというのだ。 あるいは
火星で火星探査車キュリオシティー(Curiosity)が撮った「自分撮り」写真を合成して作られた画像(2013年2月3日撮影、同7日提供)。(C)AFP/NASA/JPL-Caltech/MSSS 【8月1日 AFP】2020年に火星に向かう米航空宇宙局(NASA)の次期ロボット探査車に搭載される最新機器類の中には、二酸化炭素(CO2)から酸素を作る装置が含まれる予定だ。 米マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology、MIT)が設計するこの「火星酸素現地資源利用実験装置(Mars Oxygen ISRU Experiment、MOXIE)」は、火星大気を宇宙飛行士が呼吸できるように変換することが可能かどうかの調査を目的としている。 NASAはこれまで、ロボット探査車を次々と火星に送り込んでおり、直近では2012年にキュリオシティー(
この知覚についての哲学が心の哲学や分析形而上学 認識論、認知科学の成果を踏まえることで、 あらためて注目を集めている。 大陸ヨーロッパの現象学とも交流しつつ、 大きな成果をあげつつある知覚の哲学の 議論状況を丁寧かつわかりやすく説明する。 本邦初の入門書、遂に刊行! 2014年8月発売。 本体価格 3000円。 勁草書房。 各章紹介 第1章 序論 —— 鍵となる三つの原理 Introduction: Three key principles 1 本章では手始め二つの帽子を導入する。それは知覚に関する哲学的理論の適切さを判定する二つの「試金石」である。一つは認識論の帽子でありここでは外界の情報を伝えるという知覚の役割に焦点が合わせられる。そしてもう一つは現象学の帽子であり、ここでは視覚経験の意識的な側面に焦点が合わせられる。 本章の残りの部では三つの重要な原理を考察する。この三つの原理に応
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