なぜ「おっさんが主役のドラマ」が急増しているのか?(写真:左右ともにテレビ東京、左:木ドラ25「デザイナー 渋井直人の休日」 テレビ東京にて毎週木曜深夜1時から放送中 Ⓒ渋谷直角/宝島社 Ⓒ「デザイナー 渋井直人の休日」製作委員会、右:ドラマパラビ「さすらい温泉 遠藤憲一」 テレビ東京にて毎週水曜深夜1時35分から放送中 ©「さすらい温泉 遠藤憲一」製作委員会) テレビドラマ界で、おっさんが大ブームである。この冬のラインナップをみると、まあ、見事におっさんだらけ。定番の刑事モノや2時間ドラマではおっさん主演が当たり前だが、そうでない枠でもおっさんがメイン、あるいはぎっしりてんこもりだ。主要作品をかいつまんで紹介しておく。 まず「メゾン・ド・ポリス」(TBS)。主演は高畑充希だが、警察をリタイアしたおっさんたち(西島秀俊、野口五郎、角野卓造、小日向文世、近藤正臣)のシェアハウスが舞台。つまり