宇都宮大学の国際学部で学ぶ4年生のフィリピン人女性(22)が、大学から授業料を免除しすぎたとして、計約44万円を3週間以内に納付するよう求められた。大学は29日の期限までに支払わねば除籍処分にするとしており、女性は窮地に立たされている。両親は低所得で、一括払いは苦しい。分割を求めても、大学は拒否。専門家は「常識的に無理がある要求で、学ぶ権利の侵害にあたる」と指摘する。(池尾伸一)
連絡がとれないまま学校に籍だけ何年も残っている高校生がいる。「幽霊生徒」「籍だけ生徒」などと呼ばれ、大阪には全校生徒の1割を超える学校もあるという。彼らはどこに消えたのか。 ある大阪府立の定時制高校の男性教諭が差し出した全学年のクラス名簿には、あいうえお順に並ぶ列の下端にスペースを空けて、再びあいうえお順に生徒数人が名を連ねている。籍だけ残り行方がわからない生徒たちだ。 200人に満たない全校生徒のうち約10人と連絡がとれない。多くは1年生のままで、5年近く行方がわからない生徒もいる。 学校は生徒に連絡を試みる。電話をかけたが通じず、手紙は宛先不明で返ってきた。家庭訪問すると別人が住んでいた。「彼らが今どこで何をしているのかわからない」と教諭は言う。他校の教諭と話すと、それが同校だけの特別な存在ではないことがわかる。 別の関西の定時制高校では、連絡がとれなくなった生徒だけをまとめたクラス名
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