インターネット通販大手アマゾンジャパンの電子書籍読み放題サービスから、作品を一方的に削除され、得られる配当が減ったとして、「海猿」などで知られる漫画家の佐藤秀峰さんがアマゾン側に約2億円の賠償を求める訴えを起こした。東京地裁で11日、第1回口頭弁論があり、アマゾン側は争う姿勢を示した。 訴状などによると、アマゾンは昨年8月、月額980円で和書12万冊などが読み放題となる「キンドル アンリミテッド」を開始した。利用者のダウンロード数に応じ、書籍を提供した出版社側に利益の半分を配分する仕組みで、ダウンロード数が多い作品には支払額を優遇した。 佐藤さんは昨年8月、自身の会社を通じ、自作の「海猿」「新ブラックジャックによろしく」など約190冊を提供。しかし、1カ月後にアマゾン側から「開始1週間で登録者数が予想を超え、出版社への支払いが想定額を上回った。現条件での継続は難しい」と支払い条件の変更を求
公正取引委員会は15日、米アマゾンの子会社から、電子書籍の配信事業で独占禁止法違反(不公正な取引方法)の可能性がある契約を見直したとの申し出があった、と発表した。アマゾン側が出版社などに対し、ライバルの配信サイトに比べて最安値にすることなどを求めていたという。 申し出たのは、米子会社「アマゾン・サービシズ・インターナショナル・インク」。公取委によると、日本国内の出版社などと結んだ契約で、電子書籍の販売価格を他サイト以下にすることや、品ぞろえをもっとも豊富にする条件を付けていた。セール価格や内容、定額配信やレンタルなどのサービスでも、他サイト以上に優遇するよう求めていた。 こうした契約は、電子書籍市場でのアマゾンの圧倒的なシェアを背景に結ばれていたといい、公取委は、出版社の自由な取引やライバル社との公正な競争が妨げられる懸念があるとみていた。アマゾン子会社は4日までに契約を見直す対策を講じ、
おはようございます、きんどるどうでしょうです。 AmazonKindleで大規模なコミックポイント還元セールがはじまりましたのでお知らせします。 こちらは"eBookJapan創業17周年記念"セールに対抗したと思われるのですが……2週間くらい前のとくらべて対象が圧倒的に多いですね。ただ、こんなセールはご乱心としか言い様がないので長続きはしないかと……。先日は夕方前にはほぼ終了したので気になる方はお急ぎください。 対象作はどうもコミック1巻(もしくは0巻)などのようですが見つけ方は今のところ目視しかないので、コミック1巻一覧と主な出版社のリンクを用意しました。取り急ぎ、いま注目を集めている・人気作をピックアップしました。 → キャンペーンは終了しました 今回のセール元?: 【2017年版】eBookJapan創業17周年記念! スペシャルサンクス:コミックリサーチ 【セール】kindleス
こんにちは、佐藤漫画製作所の佐藤秀峰です。 「海猿」や「ブラックジャックによろしく」という漫画を描いていました。 現在は「特攻の島」と「Stand by me 描クえもん」を執筆中。 ピークを過ぎた漫画家です。 最近は紙の本が売れなくなってきたので、電子書籍の販売に力を入れています。 Web漫画雑誌を発行したり、出版社を介さずに電子書籍ストアと契約して著作を販売したり、電書バトというサービスを展開し、漫画家さんからお預かりした作品を電子書籍ストアで販売するお手伝い(=電子書籍取次)をしています。 いわゆる漫画家のイメージとはちょっと違う仕事もしています。 ここ数年、取次業務のボリュームが大きくなっており、漫画を描く時間がなかなか取れないのが悩みです。 さて、2017年1月16日、佐藤漫画製作所は通販大手アマゾン・サービシズ・インターナショナル(以下:アマゾン社)に対して、訴訟を提起しました
ネット通販大手・アマゾンの電子書籍読み放題サービス「キンドルアンリミテッド」(KU)で、提供作品を一方的に削除されて売り上げが減少したなどとして、「海猿」などで知られる漫画家の佐藤秀峰(しゅうほう)さんが同社側に対し逸失利益約二億一千万円の賠償を求めて東京地裁に提訴したことが分かった。KUをめぐっては同様に人気作が次々に削除され、各出版社が抗議声明を出す騒動になっていた。 (森本智之) KUは月額九百八十円で、和書十二万冊、洋書百二十万冊以上が読み放題になるとして、昨年八月に始まった。閲覧数に応じてアマゾン側が出版社に利用料を払う仕組みで、人気作をそろえるために年内は一部の出版社と上乗せ料金を払う特別条件で契約した。しかし、閲覧数が予想を超え、出版社に払う予算が不足して削除に踏み切ったとみられる。アマゾンは一連の経緯を公表していない。 佐藤さんは自作と他の漫画家の作品を、自身が代表を務める
結論: アマゾンの「バックオーダー発注」廃止は、流通改善に名目を借りた正味戦争の宣戦布告である。この戦争に敗北し、多くの出版社が個別直接取引(e託)に応じてアマゾンのみに特恵条件を与えることは、破壊的な状況をもたらす。 また、直接取引をしたところで流通が改善するという保証はない。アマゾン依存度が上がるほどに、苛烈な「ご提案」に逆らえない状態となる。 在庫ステータス管理の問題は、業界が抱えつづける課題ではあるが、このアマゾンの施策とはほぼ関係ない。 長くなってしまったので、結論を先に書いた。これに納得できた人は、この先は読まなくてもいい。そうでない人、「僕と契約してe託出版社になってよ」と囁く声に揺れている人に向けてこれを書く。 その提案書には、いくつもの重要な点が省かれているからだ。 取引正味の現状 現在、出版業界の正味標準は以下のようになっている。 出版社から取次への引渡
認められたい 作者: 熊代亨出版社/メーカー: ヴィレッジブックス発売日: 2017/02/28メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る というお話でした。 amazon kindleで「りちょうとえんさん」発売中です 発売開始しました。 りちょうとえんさん 作者: 小島アジコ発売日: 2017/03/09メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る サイトで公開したものに大幅に追加原稿を加えています。 さよならニフティ ライターストレイドッグス ブログ羅生門 フリーミアムモデル地獄 筋肉質なブロガーを目指して!! 君に届けホメオパシー ブロガー名人伝 都会では寿司のネタだけ食べてシャリを残す若者が増えている さよならマズロー 全大体100ページくらい。 amazonでの販売価格は870円です。comicZINにて物理書籍でも発売中です。 kindl
去年のアンリミバブルの経緯 こちらも合わせてお読みください↓ ironsugar.hatenablog.jp ironsugar.hatenablog.jp 去年のアンリミ収益は950万 去年はアンリミバブルの恩恵もあり、8月~12月の期間だけで950万円の報酬を受け取ることができました。そのため年収が2300万前後に急激にUPすることになり、税金対策のために起業準備を始めたりと色々な変化を体験しました。 今年の年収がいくらになったかザックリ計算。銀行の振込明細を計算するとkindleが950万、dmm同人は920万、携帯コミックが170万、単行本印税が150万、残りはenty・パケ販売で数十万。kindle・enty以外は源泉徴収額が引かれてるのを考慮して恐らく2300万円前後。 — ironsugar (@ironsugarDoujin) 2016年12月30日 起業相談に行ってきて色
電子書籍の登場が日本の出版業界を劇的に変えつつある。テクノロジーの進化は、「黒船」来襲の脅威だけでなく、新しいビジネスチャンスも生む。「最大の書店」となったアマゾンとの距離感に悩む業界の現状を報告する。 「お金が持たなくなった。キンドルアンリミテッドでの配信を中断したい」 昨夏、ある大手出版社の役員は、アマゾンジャパンの担当者からの電話に耳を疑った。 「キンドルアンリミテッド」は、ネット通販大手アマゾンが昨年8月に始めた新サービス。月額税込み980円の利用料で12万冊以上の和書、120万冊以上の洋書の電子書籍が読み放題になる。書籍を提供した出版社は、読まれた実績に応じてアマゾンから代金を受け取る仕組みだ。 サービスが始まると直後から読者が殺到。アマゾンが用意した予算を超えてしまったため、この出版社の本をサービスの対象外にしたいと懇願してきたのだという。「電話一本でいきなり中断したい、と。あ
http://lineblog.me/nishino/archives/9256313.html 某フリーミアムもどきが話題になってるけど。 一位を取るのは簡単なんです。 一気に200冊程度自腹購入すればいい。 アマゾン一位とか途方も無い売れ方だと 錯覚するけど、要は最大瞬間風速をあげれば 簡単に一位はとれる。 200冊買ったところで、せいぜい50万。 一回増刷かかれば簡単に回収できるし、 さらに話題となって売れる(全国の書店員はアマゾンのランクを参考に注文を入れる)し、テレビも取り上げるから しょうもないPRを行うよりはるかに安いし、効率が良い投資。 さらに買った本は自分のサイトやイベントでサイン付きにして売ればいいから 投資金も回収できる。 つまりあの人が笑っているのはまたフリーミアムもどき美談に騙される 愚かなネットユーザーで、 行ってるのはCD市場で某芸能事務所がやってきた実に古典
ネット通販大手、アマゾンが手がける電子書籍の読み放題サービスをめぐり、大手出版社が一方的に配信を停止されたとして抗議声明を発表した問題で、アマゾン側は17日に開かれた新商品の説明会で、「顧客を第1にする会社の精神は変わらない」と述べるにとどまり、具体的な言及は避けました。 アマゾンは17日、都内で新商品の説明会を開き、この問題が明らかになってから初めて担当者が公の場に姿を見せました。 この中で、アマゾンデバイスマーケティング本部の橘宏至本部長は、この問題の経緯について記者が質問したのに対し、「出版社とのやり取りはお答えする立場にはない」と述べ、具体的な言及を避けました。 そのうえで、「読み放題サービス以外で、電子書籍を購入して楽しんでもらえることには変わりはなく、顧客を第1にする会社の精神は変わらない」と述べました。
ネット通販大手のアマゾンがことし8月、日本で開始した電子書籍の読み放題サービスは、“黒船来航” “満を持して登場”と消費者の間で受け止められました。ところがサービス開始後、配信が停止される書籍が続出し、出版社が抗議声明を出す事態に発展しています。いったい何が起きているのか?NHKが独自に入手した双方の契約に関する資料でその実態が明らかになりました。(経済部 木下健/長野幸代) 「弊社はこの一連の事態に遺憾の意を示すとともに、アマゾン社の配信の一方的な停止に対して強く抗議いたします」 10月3日、講談社が公表したアマゾンへの抗議声明です。アマゾンは、月額980円(税込)で国内の書籍や雑誌など約12万冊が読み放題になるという電子書籍の定額配信サービス「キンドル アンリミテッド」を8月に日本で始めました。 ところが、講談社によりますと8月中旬ごろに人気の高かった10数作品の配信が停止され、講
「アマゾン社が独断でこのような配信停止措置を取り得るものではないと考えておりますし、今回のような事態を、読者の皆様や提供した書目の著作者のかたがたにご理解いただくことが困難であると考えています。(中略)出版社として大変困惑し、憤っております」 この記事の写真を見る 10月3日。大手出版社の講談社は、上記内容の抗議文をマスコミ各社に送付すると同時に、自社HPに掲載した。 アマゾン・ジャパンが書籍の読み放題サービス「Kindle Unlimited」(キンドル・アンリミテッド)を開始したのは今年8月3日のことである。月額980円(税込み)で和書12万冊以上、洋書120万冊以上が読み放題になる同サービスは、最初の30日間が無料で利用できる。米国では2014年7月にすでにサービスを開始しており、現在11カ国で展開している。 ■断りなく1000点超の全作品を削除 鳴り物入りで始まった注目のサ
人気作品を突如ラインアップから削除するなど、サービス内容をめぐって混乱が広がっている、Amazon.co.jpの電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」ですが、ITジャーナリストの西田宗千佳氏は10月5日放送のニコニコ公式生放送に出演し、最大の失敗要因について「Amazonが(需要を)読み違えた」ことだと分析しました。また、同番組には現役の出版社社員も匿名で出演しており、「5カ月分の予算を1週間で食いつぶしてしまった」と、Kindle Unlimitedの内情についても語られています。 ニコニコ公式生放送「【Amazon vs 出版社!?】Kindleアンリミテッドに限界はくるのか?」より 番組には西田氏のほか、ITジャーナリストの津田大介氏、弁護士の福井健策氏も出演。「Kindle Unlimitedは今後どうなるのか」というテーマで、Kindle Unlimited
Amazonが、電子書籍市場での独占的地位を乱用しているとの嫌疑をかけられている件で、欧州当局の調査を終わらせるべく動いているようだ。 欧州委員会は以前から、電子書籍の出版元と結んでいる契約に関してAmazonに対する調査を進めている。Reutersが匿名の情報筋の話として報じたところによると、Amazonは罰金が科せられるのをただ待つのではなく、譲歩する方向で捜査当局と協議しているようだ。 欧州の競争政策を統括する当局がAmazonに対する調査を始めたのは、2015年6月のことだ。調査の中心は欧州における電子書籍で、具体的には英語とドイツ語で出版されている電子書籍が調査対象となっている。 欧州当局は2011年にも、Appleと5つの出版社を対象に同じような独占禁止法違反の調査を行っており、このときは対象企業が欧州当局に譲歩する形で決着を見た。米国でも、価格操作をめぐる同じような訴訟が起こ
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