中東・アフリカ7カ国からの一時入国禁止を命じた大統領令が法廷闘争になる中、トランプ米大統領は6日、フロリダ州の空軍基地で演説し、「米国と米国民を愛する人々の入国を許可する強い計画が必要だ。米国を壊そうとする者たちの入国は許せない」と述べ、大統領令の正当性を訴えた。 トランプ氏は、イスラム過激派のテロを根絶するとし、「我々の国に根を張ることを許さない」とした。さらに、米国や欧州でテロが相次いでいることをあげ、「報道すらされていない。多くの場合、非常に不誠実なメディアは、報道したがらないのだ」と語った。米国や欧州でのテロ事件に関し、米メディアは大きく報道しており、トランプ氏の指摘の根拠は不明だ。 米メディアによると、ホワイトハウスはその後、メディアの報道が不十分とする欧米や中東などで起きた78のテロ事件をリスト化。広く報じられている2015年のパリ同時多発テロから、犠牲者がいないエジプトでのテ
「トランプ王国」を行く:8 @ペンシルベニア州モネッセン 「あなたリベラルなの!」「ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙の記者なの!」 6月28日、ペンシルベニア州南西部モネッセン。トランプ氏の集会の開始前に支持者の女性を取材中、近くにいた女性が大声で騒ぎ始めた。 彼女の視線は、私が首からぶらさげていた入館証に向けられていた。私の勤務先の朝日新聞ニューヨーク支局は、NYT本社ビルに間借りしているため、入館証はNYTビルのものなのだ。 「ニューヨーク・タイムズ」。この言葉はトランプ氏の支持者の間では禁止用語に近い。トランプ氏の問題点を追及する記事を連発しているためだ。 女性の騒ぎを見た周囲の人々が一斉に、「あなたとは口をききません」と言い始め、取材を拒絶するようになってしまった。 ◇ この日は、トランプ氏が貿易政策を発表するというので、このモネッセンまで駆け付けた。トランプ氏は演説場所として、
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