2014.09.11 二年前に「共謀者たち」という本を牧野洋さんと共著で講談社から出しました。出版時期が総選挙と重なり、広告もなく静かな発売になり、自民党の政権復帰という大ニュースもあり、あまり話題にはなりませんでした。 その本の中で、発表が決まっていることを数日前にスクープするのは正しいジャーナリズムではないということを訴えました。 つまり、発表の前にスクープするということは、リークをもらわなければならないわけで、その情報源と深い関係を築いておく必要があります。そしてその情報源から「信頼」できる記者、つまり情報源にとって悪いことをしない記者であると思われなければなりません。 ということは、その記者は、その情報源が悪いことをしても、それを記事にすることができなくなります。取材対象を批判的に見るのではなく、取材対象と同一化していかなければリークをもらえないのです。 それはジャーナリストとして
STAP細胞論文にかかわった理化学研究所の笹井芳樹副センター長が5日、自殺をした。8月中に理研が中間報告…STAP細胞論文にかかわった理化学研究所の笹井芳樹副センター長が5日、自殺をした。8月中に理研が中間報告を出す予定だったという。今回の件を受け、「論文不正の時点でさっさと関係者に処分下してケリつけてから再始動すべきなのを、ダラダラと再実験とかで引っ張るから…」「3月時点で既にSTAPの黒判定は揺らがないものだったのに、さっさと片付けずにうやむやにしようと政治的解決を図って掛け違えたボタンの行き着いた先がこれか」などの意見がネットに書き込まれている。 つまり、STAP細胞がないのならばないと断言し、さっさと関係者を処分しておけば、こうして亡くなる人が出る事態は回避できたのでは? ということだ。 組織が関係者を処分・解雇するにあたってはメディアの報道も大いに影響を与えるが、今回の件で
〈疑問〉日本の植民地だった朝鮮で戦争中、慰安婦にするため女性を暴力を使って無理やり連れ出したと著書や集会で証言した男性がいました。朝日新聞は80年代から90年代初めに記事で男性を取り上げましたが、証言は虚偽という指摘があります。 男性は吉田清治氏。著書などでは日雇い労働者らを統制する組織である山口県労務報国会下関支部で動員部長をしていたと語っていた。 朝日新聞は吉田氏について確認できただけで16回、記事にした。初掲載は82年9月2日の大阪本社版朝刊社会面。大阪市内での講演内容として「済州島で200人の若い朝鮮人女性を『狩り出した』」と報じた。執筆した大阪社会部の記者(66)は「講演での話の内容は具体的かつ詳細で全く疑わなかった」と話す。 90年代初め、他の新聞社も集会などで証言する吉田氏を記事で取り上げていた。 92年4月30日、産経新聞は朝刊で、秦郁彦氏による済州島での調査結果を元に証言
刻み値変更の件で大手メディア(新聞)に取材を受け、 無事今日発刊されたものにその記事が載りました。 事前に頂いたメールにて、実際の取引や今後の展望等 詳細に取材するとあったので、そのあたりも頑張って下準備し、 その日の具体的な取引や、その時の考え方、 その後の相場に関する個人的な見解についても 惜しまず述べたつもりです。 『大半の銘柄に関しては、取引がしづらくなるだけで まったく意味のある変更とは思えませんでした。 こんな事ではアクティブなトレーダーの多くは 刻み値を変更していない銘柄に流れるだけだろうし、 今回の変更を良いと考えるトレーダーは殆どいないだろう。 ここは是非強調して述べておきたいです』 感想そのものでは、 このぐらいの強い調子で否定的な意見も述べておきました。 が。。。実際に記事になった内容はというと 刻み値変更に概ね肯定的な記事の一角に、 「一方、板が見づらくなりやりにく
台風8号は11日朝、千葉県に上陸した後、関東の沖合で温帯低気圧へと変わった。当初、沖縄に影響を与える台風として「過去最強クラス」と騒がれたが、日本列島を東に進むにつれ次第に勢力を落とし、関東に接近する頃には風雨の影響は少なくなった。 大型で非常に強い台風8号が沖縄地方に近づき、気象庁は7日、台風では初めてとなる特別警報を発表した。しかし東シナ海の海水温は25度とほぼ平年並みで、台風の勢力を保つために必要な高温にはならなかったため、台風はここで弱まった。11日に関東に上陸したが、温帯低気圧に変わる前の弱い状態で、大雨にもならなかった。 同庁は「台風の規模は予想を下回ったが、沖縄に近づく時点で中心気圧が930ヘクト・パスカルもあった。全く予想が外れたわけではなく、思ったよりも台風の弱まり方が早かった」と話している。 首都圏の鉄道は11日始発から平常運転を行い、新宿駅でも大きな混乱はなかった。静
STAP細胞論文をめぐる騒動はサイエンスの枠を超え、現代日本社会の風潮をも浮き彫りにする機会となった。一連の経過から浮かび上がった論点を、メディア社会学者の武田徹・恵泉女学園大教授が解説する。 女性研究者の「キャラ」に世間は注目 理化学研究所 発生・再生科学総合研究センターによるSTAP細胞生成成功のニュースが初めて流れたのは1月29日。翌日に名門科学誌『ネイチャー』へ論文が掲載されることを予告し、論文主執筆者である小保方晴子ユニットリーダーと、彼女の研究の概要を紹介する内容だった。 山中伸弥・京都大学教授がその生成によってノーベル賞を獲得したiPS細胞が、複雑な遺伝子操作によって多能性を持たせていたのに対して、酸処理だけで体細胞を万能細胞にリセットする単純さは医学、生物学関係者に衝撃を与えた。だが一般社会が関心を持ったのはそれよりも、小保方晴子氏という若い女性研究者のキャラクターであった
4月16日、メディアは一日中、旅客船沈没のニュースを伝えた。ひどいニュースだった。そして、そのニュースと同じくらいひどいのは、韓国メディアの現状だった。
STAP細胞騒動に関してこんな記事を目にしました。【小保方さんの騒ぎ】オヤジたちが情けない(4月16日)というタイトル。福島民報の「菊池哲朗の世相診断」で、執筆者は元毎日新聞社主筆。理研発生・再生科学総合研究センターの小保方晴子氏に対する状況を「いじめ」とし、オヤジの役割は前向きに励まし協力することだと訴えています。 遠目には、頼りなさそうだが頑張っている若者を、既得権益に凝り固まったようなオヤジどもが寄ってたかっていじめているようにしか見えない。論文の書き方のルールだとか、都合のいいデータだけそろえる科学者がやってはいけない初歩的心得違いだとか、得意げに既存社会の正しさを並べ立てている。登場するオヤジどもはほぼ全員、ケチをつけることに関しては一生それだけにかけてきたような技を駆使して、自己保身と未熟な若者つぶしに全力を挙げている。嘆かわしい限りではないか。 要はSTAP細胞ができるかどう
「MSN産経川柳倶楽部」にようこそ! 2013.3.19 18:54 MSN産経ニュースは、ユーザーの皆さんがニュースに対して川柳を投稿できるサービス「MSN産経川柳倶楽部」を始めました。サイト内で気になるニュースがあったら、どなたでも手軽にその場で投稿できます。ニュースに対する感想、ご意見や感動、笑い、その他皆さまの思いを「五・七・五」の形で表し、他のユーザーの皆さんと共有してみませんか。 投稿方法はきわめて簡単。まず、川柳を書きたいと思った記事ページの見出しの上にある「川柳を書く」ボタンをクリックしてください。投稿ボックスが現れますので、指示に沿って作品や「俳号」などを入力してください。メールアドレスの入力や会員登録は必要ありません。「プレビュー」を確認した後、投稿すると、数分間でサイトに反映されます。「川柳を書く」ボタンの右のふきだしの数字をクリックすると、そのニュースに投稿したユー
交際中の女性(22)を蹴って軽傷を負わせたとして、兵庫県警西宮署は11日、神戸市兵庫区水木通、産経新聞神戸総局記者森勇人容疑者(27)を傷害容疑で逮捕した。 森容疑者は、「女性が暴れたのを止めようとしただけで、蹴っていない」と、容疑を否認しているという。 発表によると、森容疑者は8日午後7時頃、食事代の支払いを巡って腹を立て、自宅で交際相手の会社員女性の顔を膝蹴りして打撲傷を負わせた疑い。女性は今月4日、「半年ほど前から、暴力をふるわれている」と同署に相談していたという。 産経新聞社によると、森容疑者は昨年4月に入社。同社広報部は「当社の記者が逮捕されたことは誠に遺憾です。事実関係を調査のうえ、厳正に対処します」とコメントを出した。
(フィナンシャル・タイムズ 2014年2月4日初出 翻訳gooニュース) ジョナサン・ソーブル東京支局長 もう何年も前からその人たちは、日本の公共放送NHKの門前でいつもやかましく騒いでいた。いろいろな右翼の末端組織が、公共放送の内容がリベラルに偏向しているとメガホンを通して抗議していたのだ。 自分たちこそが日本の愛国精神を守っているのだと自認する人たちは、いつもなにかしらNHKの放送に怒っている。NHKがもつたくさんのテレビやラジオのチャンネルを通じて放送される何かが、彼らの逆鱗に触れるのだ。それは戦争ドキュメンタリーだったり中国報道だったり。時には韓国のメロドラマでさえもが。 それが今ではこの人たちは、国の最高権力者を味方につけている。安倍晋三首相は(「日本のBBC」としばしば呼ばれる)NHKの役割をめぐって、激しい論争に火をつけてしまったのだ。保守派の安倍氏は日本の文化や教育に関わる
2012年のミス・インターナショナル世界大会で日本人初の優勝を果たした吉松育美さん(26)が記者会見を2回開いて芸能事務所役員からストーカー被害を訴えたが、大手メディアではほとんど報じられていない。 とりわけテレビは「黙殺状態」だが、テレビ局の「中の人」が、ブログでこの問題について言及。メディアが沈黙している状況に「気持ち悪さ」まで表明した。 2回も会見したがほとんど報じられなかった。 吉松さんは2013年12月13日の東京地裁にある司法記者クラブで、12月16日には東京・有楽町の日本外国特派員協会で会見し、今回の問題を詳しく説明。12月17日の世界大会では王冠を次の優勝者に手渡すことになっていたが、主催者から出席の自粛を求められたため、それもかなわなくなったことを明かした。特派員協会の会見では、司法クラブの会見について 「記者の姿勢は積極的で、質問も沢山出たが、出身地の新聞(佐賀新聞)以
朝日新聞出版は、同社が発行する週刊朝日の小境郁也編集長(53)=朝日新聞社から出向=に重大な就業規則違反があったとして編集長を解任し、朝日新聞社は8日付で小境編集長を懲戒解雇処分にした。併せて朝日新聞出版は上司の監督責任を問い、9日付で青木康晋(やすゆき)社長を役員報酬減額、尾木和晴雑誌本部長を減給処分とする。 小境編集長は昨年12月、週刊朝日が橋下徹・大阪市長を記事で取り上げた問題の後に起用された。 朝日新聞出版・管理部と朝日新聞社広報部は「週刊朝日を立て直す重責を担う立場でありながら、こうした事態を招いたことは誠に遺憾です」とし、就業規則違反の内容については「関係者のプライバシーにかかわるため、公表は差し控えます。今後、さらに社内のコンプライアンス意識の徹底を図ります」とのコメントを発表した。 後任の編集長には朝日新聞東京本社写真部の長友佐波子・フィーチャー写真担当部長が9日付で
パソコンの遠隔操作事件で真犯人を名乗る人物が送ったメールのサーバーに無断で入ったとして、不正アクセス禁止法違反の疑いで書類送検された朝日新聞社と共同通信社の記者5人について東京地方検察庁は起訴猶予としました。 朝日新聞社の記者3人と共同通信社の記者2人は、パソコンの遠隔操作事件の真犯人を名乗る人物から送られてきた犯行声明メールのサーバーに無断で入ったとして、不正アクセス禁止法違反の疑いで、ことし6月、書類送検されました。 これについて、東京地検は23日、全員を起訴猶予としました。 その理由を「記者たちの行為は違法だが、事案の性質や内容に加え、いずれも反省していることを総合的に判断した」としています。 朝日新聞社の森北喜久馬社会部長は、「犯行声明メールが本物なのか確かめるための正当な取材の一環だと考えている」というコメントを出しました。 また、共同通信社の石亀昌郎社会部長は「形の上では法に触
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