よくグロテスクな魚は美味しいと言いますが、ホウボウは見た目が可愛くしかも美味しい魚です。 淡白だがコクのある旨みと脂がのって締まりのある身が両立してすばらしい。美味しい白身魚の代表です。 カサゴ目ホウボウ科ホウボウ属 "Chelidonichthys spinosus"。北海道南部以南から南日本にかけて分布すると言われていますが、 どちらかというと本州中部以南に多い魚です。40cm程度になりますが、成長が遅く30cmになるまで5年近くもかかるそうです。 扇型の大きな胸ビレが羽のようで、エメラルド・グリーンと青の色が魚体の赤と鮮やかなコントラストを作っています。 胸ビレの下に3対の軟条(指のよう)があり、これをつかって砂地をはうように泳ぎます。 イシモチなどと同様にウキブクロを使って音をたてる魚で、 鳴き声がボウボウと響き渡るところからホウボウという名前になったという説もあります。 近縁のカ
12月中旬、寒ブリの豊漁に沸く、佐渡水産物地方卸売市場に行ってきました。 当日の新潟県内は、冬型の気圧配置が強まり海は大荒れで 佐渡に着くと雪が降っていました。 市場に着いて海を眺めると、気嵐(けあらし)を見ることができました。 気嵐とは冬の寒い朝、大気の温度より海水の温度が高い場合 海面から蒸発した水蒸気が、大気に冷やされることによって起こる蒸気霧のことをいいます。 <めったに見られない気嵐> 回遊魚のブリは、5月~6月にかけ日本海を北上し 夏場は北海道の沿岸で生活し産卵に備え、タップリ餌を食べ、栄養(脂肪)を蓄えます。 11月、水温が15℃を下回る頃、冷たい水を嫌うブリは南下を始めます。 南下の途中で獲れるブリが、脂の乗った「寒ブリ」として水揚げされます。 <豪快な定置の網起こし>写真提供:新潟県佐渡水産庁舎 冬型の気圧配置が強まり海が荒れると、ブリは両津湾に逃げ込み定置網に入り水揚げ
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