N700系新幹線では3月14日より、東海道新幹線内の全区間(東京-新大阪)で列車内での無線LANの利用が可能となった。iPhoneやニンテンドーDSなど、無線LANを利用する機器が増えている今、通勤や出張などの移動時に通信ができるのはビジネスマンにとってはうれしい限り。しかし、駅構内や街中など、無線LANが使える場所は確実に増えているのに、列車内で使えるようになったという話はあまり聞かない。これはどうしてなのだろう。 「列車無線」のデジタル化が無線LAN導入のカギ 「列車車内でアクセスポイントに接続するということ自体は、実はそれほど難しいことではありません。問題は、列車からどうやって地上に設置されているインターネット接続設備にどうやって接続するかということで、これが非常に難しいんです」 そう話すのは、N700系新幹線で無線LANサービス「ホットスポット」を提供するNTTコミュニケーション