来年4月のトラック運転手の労働時間規制強化によって物流の維持が課題になっている道北地域で、道央道の士別剣淵インターチェンジ(IC)と稚内を結ぶ高規格道路の早期全線開通を求める声が高まっている。2000年代の公共工事削減の流れに伴う事業凍結の影響で開通時期が未定の工事区間があるほか、開通済みの区間がつながらず途切れている「ミッシングリンク」も多い。専門家は交通量だけでなく、輸送の円滑化がもたらす効果も考慮して道路整備の判断をするべきだと指摘する。...
参院がコロナ禍で本会議での「押しボタン式」の投票を休止した2020年4月以降、法案などの採決で会派や議員の賛否の記録を残していないことが分かった。可決や否決の結果はウェブサイトで公表しているが、3年半余りで採決された300超の議案のうち、全会一致を除き、誰がどんな意思表示をしたか、公式の資料に基づいた事後検証ができない状況になっている。識者は「すぐに是正すべきだ」と問題視している。(坂田奈央、我那覇圭)
函館市浜町の海岸で7日に大量のイワシやサバが漂着しているのが見つかったことについて、東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出が原因であるかのように読める英文の情報が交流サイト(SNS)上で拡散している。道水産振興課は「科学的根拠に基づかない誤情報だ」として否定している。 英大衆紙デイリー・メールのデジタル版は現地時間の8日、函館市への魚の大量漂着が「福島の処理水放出の3カ月後だった」と指摘する記事を掲載した。処理水が原因とは断定していないが、福島第1原発事故の写真や、福島と函館の位置関係を示す地図をつけて関連性を強く印象づける内容となっている。 記事はSNS上で広がり、動画投稿アプリ「ティックトック」の同紙の投稿は11日現在「いいね」が5万、コメントは2800を超えた。「核の魚だ」などと不安をあおるものがある一方、「推測にすぎない」といった冷静な内容もある。...
神奈川県のホームページの1割近くで、リンク先のページに移ることができない「リンク切れ」が生じているとみられることが5日、わかった。県のホームページは公開してから1年経つと原則非公開にする運用にしており、その結果リンク切れが多発しているという。 この日の県議会一般質問で織田幸子氏(公明)の質問に答えて明らかにした。織田氏は独自に調査会社に依頼してリンク切れが一定数以上あることを把握したとして、「(年齢や障害にかかわらず情報を得られる)ウェブアクセシビリティー以前で、最低限対応しておくべきこと。県のHPの価値を毀損(きそん)し、情報発信の姿勢が問われている」と指摘した。 黒岩祐治知事は、県のHPの計約5万3千ページのうち約9%にあたる約4700ページについて「リンク切れの可能性がある」と答弁。「詳細な調査をして修正を行っている。今後もチェックを行いリンク切れページを解消する」と釈明した。県によ
かつて議員は「選良」と呼ばれた。辞書によれば「すぐれた人を選び出すこと。また、その選ばれた人」の意味である。議員の質の劣化が指摘され、その言葉は死語になったと言われて久しいが、重大な疑惑を問われても説明責任を果たさない安倍派議員の姿を目の当たりにしては、やはり死語だと思わざるを得ない。 朝日新聞が報じた自民党最大派閥の安倍派による組織的な裏金作りの疑惑について、同派幹部で事務総長経験もある松野博一官房長官は会見で疑惑を問われても「政府の立場としてお答えを差し控える」と繰り返した。そのほかの幹部も、記者団の取材を避け続けた。食い下がって質問を重ねる記者を、ある幹部はこう言って、にらんだ。「迷惑だ。こんなことをされたら信頼関係がなくなる」。疑惑に向きあわない姿勢こそが国民との信頼関係を失わせているという自覚がないのだ。 過去をひもとけば「政治とカネ」の問題は枚挙にいとまがない。ロッキード事件、
今年を代表する言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識選 2023ユーキャン新語・流行語大賞」の表彰式が1日、都内で行われ、選考委員で漫画家のやくみつる氏がノミネート語に選出されなかった岸田文雄首相をやゆする呼称「増税メガネ」についてコメントした。 やく氏は「30語発表されてすぐにネットがざわついた」と振り返った。「世間が言うには『忖度(そんたく)があったんじゃないか』とか言われていた。実際に『増税メガネ』は仮のポイントは入っておりましたが積極的に推すのにはためらいがありました」と打ち明けた。 その上で「自分の知人にも子どもの頃の弱視のせいで今も分厚いメガネをかけている人がいる。忖度をしたのではなくて、気遣いといいますか。そういう風に解釈をしてくれればと思う」と釈明した。 11月上旬にノミネート30語が発表されると、SNS上ではノミネートされていない「増税メガネ」が話題になった。首相は国会で呼称につ
国際オリンピック委員会(IOC)が29日(日本時間30日)の理事会で2030年と34年の冬季五輪・パラリンピック大会の最優先候補地を決め、札幌市の秋元克広市長が目指してきた冬季大会の招致は白紙に戻った。巨大商業イベントである五輪の招致には、冬季スポーツの振興や経済効果の期待があった一方、最後までその必要性について札幌市民の理解が広がらなかった。市民や競技関係者らは招致撤退をどう受け止めたのか。...
吉村大阪府知事が阪神の優勝祝賀会でちゃっかり関西万博をPR「いろいろ壁はあるんですけど」「元気でワクワクいないと」 3枚 大阪市内のホテルで、阪神のリーグ優勝と日本一を祝う優勝祝賀会が29日開催され、岡田彰布監督ら首脳陣、選手56人が登壇した。吉村洋文大阪府知事、斎藤元彦兵庫県知事らも出席しており、岡田監督は「今日は大阪と神戸の知事、市長が来ているので、本当パレードすごい人で、本当にありがとうございました」と感謝。「来シーズンは初めての連覇がかかっているので、佐藤がええこと言いましたね。『アレンパ』って。今年一番だったですね」と新たなトレンドワードを紹介し、会場に爆笑を起こした。 来賓祝辞に立った吉村知事は、「いろいろご指摘も受けましたけど、100万人の方が大阪と兵庫で来られて選手のみなさんと一緒にお祝いできて、本当に僕はうれしかった」と万感。「来年も頑張ってもらいたいと思いますし、関西ど
日本維新の会・馬場伸幸代表(発言録) 最近のトピックスになっている万博の話だが、日本パビリオンの建設費が今までの予算の中には入っていないのではないかとか、警備費の数字などが新たに出てきて、いかにもまた上振れしているというようなニュアンスで質問や報道がある。これは元々計上されていた予算で、ここ最近になって急に計上されたわけではない。 会場建設費にスポットが当たっているなかで、陰に隠れていたという言い方はおかしいかもしれないが、元々指摘のなかった項目だ。いかにもこの万博のお金がどんどん増えているかのような印象操作をしていると捉えたいと思う。 青天井でどんどんお金を使っていいというものではないので、大阪府、大阪市のプロの目でもチェックをしていただいて、今後増額のないように、できれば削減できるように前向きにやっていきたい。(党役員会で)
全国各地で発覚している自治体トップによるパワハラ問題。福岡・宮若市でも市長が職員に「辞めろ」などの発言を繰り返していたことが分かった。パワハラという認識はあったのか、渦中の市長を直撃した。 パワハラととれる数々の発言… 2023年4月、宮若市の塩川秀敏市長(75)が、公用車の中で職員を怒鳴りつける様子を撮影した映像がドライブレコーダーに残されている。 この記事の画像(18枚) <ドライブレコーダー映像> 塩川市長: 初めてじゃ、ここに連れてきてから、そんなの。 運転手: 旧友の方とお会いになられたりするところで、やはりこう…、なんていうんですかね、運転手としていったら…。 塩川市長: 運転手やったら自分のスマホ見るんか!すみませんで済むか! 関係者によるとこの直前、随行役兼運転手として一緒にいた市職員が、市長と市長の知人との会話に加わらなかったことに対して叱責したという。 塩川市長のパワハ
日本維新の会の支部に当たる東京維新の会は24日、4月の東京都江東区議選の期間中に公認候補が有料のインターネット広告を流していた、と発表した。公職選挙法では選挙運動で候補者名を示した有料ネット広告を出すことを禁じている。区議は警察に申し出ており、東京維新は「司法判断の結果を待って厳正に対処していく」としている。 東京維新によると、有料ネット広告を出したのは、千田昌寛区議(43)。告示日の4月16日、SNSなどで70秒の動画広告を流し、周囲からの指摘を受けて翌日に取り下げた。広告費は計6959円だったという。 東京維新は今月21日、外部からの指摘を受けて問題を把握。聞き取りに対し、千田区議は「違法との認識はなかった」と説明しているという。 江東区では、同時に実施された区長選で元自民党衆院議員の木村弥生氏の陣営が、投票を呼びかける有料ネット広告を配信した。公選法違反容疑で東京地検特捜部の捜査を受
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