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ブックマーク / akuzawa.net (1)

  • 『ドナルド・ダックの世界像』 | ストーリー思考のススメ

    小野 耕世『ドナルド・ダックの世界像』(中央公論新社,1999)を読んだ。 マンガ評論家の著者が、ドナルド・ダックへの思い入れを素直に語りつつ、そのキャラクター成立の歴史とその後の経過などを追ったもの。 こので紹介されている内容を少し深読みすれば、第二次大戦中、プロパガンダ映画に積極的に関わることで、ディズニー・キャラクターの表象は、ナショナリズムと結びついて、成典化を果たしたのではないかと考えられる。正統派のミッキー・マウスではなく、ドナルド・ダックをプロパガンダのアジテーターとして起用したのは、考えてみれば当然のことかもしれない。 また、ディズニーと言えば、今日、巨大資に支えられたグローバル企業だが、かなり早い時期から海外市場を意識していたことが、わかる記述もあった。たとえば、作品制作上のマニュアルには、作品内の街は「どこにでもありどこにもないような(p195)」街として描かなくて

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