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ブックマーク / bokukoui.exblog.jp (8)

  • 東急百周年・社史「東急100年史」余滴 | 筆不精者の雑彙

    東京急行電鉄が改称した株式会社東急は、1922年9月2日を創立と位置付けており、2022年は百周年の記念すべき節目に当たります。 会社の誕生日をいつとするかはいろいろ考え方があり、鉄道会社なら創立の会を開いた日か、登記日か、あるいは開業して汽車や電車が走り始めた日か、会社によっても違うようです。また東急もそうですが、複数の会社が合同してできた企業の場合、どの会社を源流とするかはいろいろな場合があり、また合同した日を誕生日とすることもあります。 で、東急では、登記上の源流である目黒蒲田電鉄の創立の日を誕生日としています。同社のさらに源流は、田園調布を手がけたことで名高い田園都市会社(田園都市の子会社として目蒲は創立された)ですが、その後目蒲が田園都市を合併したので、登記上の源流は目蒲になります。目蒲がのちに兄弟会社である東京横浜電鉄と合併した時は、目蒲が存続会社となりつつも社名を東横電鉄と改

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  • 参院選を前にウクライナ侵攻当初の橋下徹の発言から維新の危険性を考える | 筆不精者の雑彙

    今日でロシアによるウクライナ侵攻からちょうど4か月になります。ロシアが当初狙ったであろう、電撃的侵攻による首都陥落と傀儡政権樹立は、ウクライナの抗戦で阻まれましたが、現在も戦闘は継続し、停戦への道筋は見えていません。長期化する戦争に、日を含む国際社会もやや関心が低下している感は否めませんが、ロシアのプーチンによる一方的な力による世界の秩序の破壊は到底許されるべきものではなく、粘り強くウクライナ支援を続けなければなりません。 そんな中で来月10日に日では参議院議員選挙が行われます。絶対優勢を予想された与党陣営は、急激な物価高でやや失速しているという見方もあるようですが、一方で野党では日維新の会(以降、「維新」と略記)の躍進が予想されています。私は自民党のここ十年余の秕政に強く反発するものであり、とりわけ学術会議任命拒否問題を引き起こし、またそこへの道筋を作った前首相と前々首相については

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  • チンドン屋たちの暴走 SNS時代の「オタク」と表現の自由、赤松健氏の出馬について | 筆不精者の雑彙

    来たる7月10日は参議院議員通常選挙ですが、この選挙に出馬してネット上で話題になっている候補といえば、自由民主党から「表現の自由」を標榜して出馬している、漫画家の赤松健氏でしょう。ネット上で数的に多い「オタク」を称する層に、山田太郎議員ともども強くアピールしており、おそらく当選するものと思われます。 しかし私は、赤松氏や同氏を持て囃すような自称「オタク」が唱える「表現の自由」とは、来の精神から遠く隔たったものであり、むしろその質を破壊しかねないものであると考えます。そこで選挙を前に、表現の自由と「オタク」との関係について、いままで度々ツイートしてきたことをまとめ、志ある方へ今後の政局に関する参考にできればと思います。 このブログではかつて、東京で起こった「非実在青少年」をめぐる表現規制について批判的に何度も取り上げ、タグ「表現をめぐる自由や規制のことども」を作成しました。いくつものイベ

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  • 安倍内閣退陣に際し改めて考えなければならないこと | 筆不精者の雑彙

    「金曜日に首相が会見」というニュースがしつこく流れるのを週明けから聞いて、もしかして辞めるのか? いや期待してダメだったら凹むし……と私の心は揺れていたのですが、買い物に出かけてリアルタイムでテレビもネットも見られない状況だった28日の17時過ぎ、どうにも気になって落ち着かず、ガラケーで無理してネットを見たのですが…… まず最初に断っておけば、私は安倍晋三という政治家を全く評価しません、というか最低の政治家だと思っています。それは、まず何より彼が歴史修正主義に極めて近く、また日歴史修正主義を振りかざす人びとが彼を担ぐに熱心であるからです。歴史的な世界の成り立ちを尊重する立場の者として、これは全く容認できません。

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  • ネットで目に付く「歴史修正主義」書籍の広告について : 筆不精者の雑彙

    四月になって新学期も始まりまして、小生も今年度から新たに始めた授業がいくつもあって、その準備に追われております。で、教養的な授業の場合は、やはり史学概論的なことを最初に多少はやっておこうかなと思うのですが、そうなると今日やはり触れておかざるを得ないのは、ネット上で蔓延する歴史修正主義についてです。 ここでいう歴史修正主義とは、欧州におけるホロコースト否定論者を代表とする、歴史――もっぱら近代の虐殺などの不祥事を「でっちあげ」と主張してなかったことにしたがる言説や活動のことです。昨年『否定と肯定』という映画が公開されて、一般にも多少は話題になった……というほどでもないでしょうか。 歴史学は史料を調査し、史料を読み解いた研究を積み重ねて体系づけられています。しかし歴史修正主義者は、史料を得て勝手に操作し、信憑性の低い史料を過大評価したり、史料の文意を捻じ曲げたり、都合の悪い史料を無視したり、先

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  • 秋葉原通り魔事件から10年 | 筆不精者の雑彙

    ※未完です 早いもので、秋葉原で2008年に起こった通り魔事件から10年も経ってしまいました。小生はこの事件が起こったとき、たまたま秋葉原におりまして、そこで見たことをその日のうちにこのブログに書きました。 10年経っての報道にはそれなりに目を通しましたが、今でも被害者の中には後遺症に苦しむ方もおられるとのことで、胸が痛みます。小生の場合は、過去の回顧記事でも書いたように、なにがしかの「トラウマ」を残したということもなかったのですが、それは上掲の記録を自分でまとめることにより、ある種の「心の整理」ができたということ、また共に事件に遭遇した友人が複数おり、この経験について忌憚なく話すことができたということが幸いしたのかと、今にして思います。 さて、このブログでは事件が起こってから数年間は、折に触れ秋葉原関係のことを書いておりましたが、ここ数年間は中絶しておりました。ブログの更新自体も年単位で

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  • スタインベック生誕105周年記念企画・自動車と恋愛資本主義 | 筆不精者の雑彙

    昨日の続きかも知れない話です。 小生の母はその昔河出書房の世界文学全集など集めていて、現在それは拙宅に置かれています。小生もパール・バックやポーやスタンダールやディケンズなど、何巻かは読んだものでした。パール・バックの『大地』は母が面白いと一押ししていたものです。個人的感想としては、最初は面白いけれど段々辛くなってくる(特に第3部)のですが、それはともかく、逆にもっともつまらなくて読み通せなかったと母が述懐していたのが、ジョン・スタインベック『怒りの葡萄』でありました。スタインベックはノーベル文学賞を受賞しているんですけど。 というわけで小生も読んだことがないのですが、日はそのスタインベックの生誕105周年に当たります。 さて、小生は以前永山薫氏の『エロマンガ・スタディーズ』の索引を作ったりなんぞしたわけですが、だからといってさほどその手の漫画を読んでいたわけではありません。蔵書も精々百

    スタインベック生誕105周年記念企画・自動車と恋愛資本主義 | 筆不精者の雑彙
    akakiTysqe
    akakiTysqe 2019/05/10
    https://twitter.com/bokukoui/status/1126766194935992322「この当時、ほとんどの赤ん坊はT型フォードの中で孕まれ、少なからぬ赤ん坊がその中で生まれた」大久保清や宮崎勤が性犯罪に車を活用したのも実用性だけが理由ではないかも
  • 「皇国史観」平泉澄 晩年のインタビューのエピソード オーラルヒストリーは大変という話 | 筆不精者の雑彙

    ※記事に追記しました(2013.6.19.) つい昨日ですが、ツイッター上で長谷川晴生(@hhasegawa)氏の以下のコメントに接しました。 平泉澄「私はプロレスが好きでね。猪木がさんざん負けて、これはあかんかと思うと、彼は逆転する。それは何とも言えぬ楽しみですわ。」内容面もさることながらこの発言に目が留まらざるを得ない。そして維新の会へ。 / “平泉澄と仁科芳雄と石井…” htn.to/PHYGYj — hhasegawaさん (@hhasegawa) 2013年6月6日 ここで紹介されているのは、『「皇国史観」という問題 十五年戦争期における文部省の修史事業と思想統制政策』『地図から消えた島々 幻の日領と南洋探検家たち』を著された(小生もどちらも読みたいとかねてから思っているのですが、いまだに果たせていないのは残念でなりません)長谷川亮一氏のブログ「日夜困惑日記@望夢楼」の、以下の

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