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ブックマーク / www.hanmoto.com (10)

  • 文化権力と日本の近代 徐 禎完(編著) - 文学通信

    紹介 国民国家体制のバリアに覆われてよく見えなかった文学性・芸術性をどう抽出するか。 文学と歴史が交わる領域へのこれからのアプローチの方法。 近代の国民国家体制の下で、国民国家の偉観を表象する文化装置として「伝統」が作動するなか、権力や時代に翻弄され統制され隠滅されたり、あるいは迎合することでその「道」の保存・選択を迫られる文化権力という磁場に注目し、文学や芸術が「時代」を生き抜いてきたリアルな文学史・芸能史の一面を照射する。 第一部には主に国家・天皇/皇后・植民地といった近代日の国家体制や社会構造に根ざした問題を扱う論稿を、第二部にはそうした近代日社会における、文化権力と伝統・正統性をめぐる個別的な事象・動向を中心的に扱った論稿を収める。 執筆は、徐 禎完、榊原千鶴、宋 錫源、松澤俊二、吳 佩珍、李 鍾淑、鈴木 彰、湯優希、VAN EWIJK Aafke、平田英夫、菊野雅之。 目次

    文化権力と日本の近代 徐 禎完(編著) - 文学通信
  • はたらく物語 河野 真太郎(著) - 笠間書院

    紹介 「働くこと」「労働」とは何か――なんていわれると堅苦しくて逃げ出したくなりますが、じつは私たちがふだん楽しんでいるエンタメでも様々な形の「働き方」とその問題が描かれているのです。 『3月のライオン』の棋士たちのように、生活のすべてを将棋仕事に賭けることの意味とは? 『プラダを着た悪魔』と『マイ・インターン』にみる女性の働き方の理想と現実、ジェンダーとフェミニズムによる影響は? 『宝石の国』の世界で戦うキャラクターたちと、現代のアイドルの共通点とは? 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』は「学園もの」の形式を借りた起業&デスゲームの物語? 『株式会社マジルミエ』で描かれる「企業活動としてのヒーロー」のあり方とは? などなど……。 いわゆる「お仕事もの」だけでなくSFやファンタジーの世界でも、作り手と受け手がいる限り、その時代の「働くこと」の現実と理想が投影されています。 書では、『増補

    はたらく物語 河野 真太郎(著) - 笠間書院
  • バウムクーヘンの文化史 三浦 裕子(著) - 青弓社

    紹介 ユニークな形状のバウムクーヘンは、いつ歴史に登場して、どのように発展してきたのか。パンや料理、菓子の間で行きつ戻りつしながら形作られてきたプロセスを明らかにし、19世紀から20世紀の初頭にドイツで菓子の王と称されるまでになる歴史を照らす。 目次 まえがき 序 章 心棒に生地を付けて直火焼きする方法 1 なぜバウムクーヘンなのか 2 菓子の歴史研究の現状 3 フリッツ・ハーン「バウムクーヘンの系譜」 4 書の構成とその概要 第1章 パンなのか、料理なのか、彷徨の時代 1 第一期――オベリアスについて 2 第二期は紐状の生地 3 第三期――十六世紀の板状生地 4 第四期――卵生地の出現 5 完成一歩手前の第五期 第2章 バウムクーヘンの完成 1 バウムクーヘンの完成前期 2 バウムクーヘンの完成 3 バウムクーヘンが内包するもの 第3章 日での転成 1 明治以降の洋菓子導入の軌跡 2

    バウムクーヘンの文化史 三浦 裕子(著) - 青弓社
  • 第二次世界大戦秘史 周辺国から解く 独ソ英仏の知られざる暗闘 山崎雅弘(著/文) - 朝日新聞出版

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  • サブカルチャーを消費する 貞包 英之(著) - 玉川大学出版部

    紹介 20世紀、年少者たちは様々な方法で「家族」のなかに囲い込まれ、「消費社会」から遠ざけられていった。彼・彼女らは、漫画・アニメを大量に消費することで、大人たちを批判し、家族へ反抗した。「消費社会」を超える夢や妄想を受け止め、越えていくまったく新しいサブカルチャーの姿が見えてくる。 目次 序章 なぜ漫画やアニメが分析されるのか 1 言説としての漫画・アニメ 2 方法論としての漫画・アニメ 3 「消費社会」の現在 第1章 映画を消費する ─―「サブカルチャー」の形成とミッキーマウスの誘惑 1 「共通の場」としての活動写真・映画 (1) 年少者と活動写真 (2) 年少者の退却 2 映画を遠ざける (1) 映画を「高度」化する (2) 映画を検閲する 3 映画と家族 (1) 消費される映画/消費する年少者 (2) 小家族の形成 (3) こづかいという問題 (4) 年少者と活動写真・映画 4 年

    サブカルチャーを消費する 貞包 英之(著) - 玉川大学出版部
  • 「命のヴィザ」言説の虚構 菅野 賢治(著) - 共和国

    紹介 第2次世界大戦中、ナチスの〈ホロコースト〉からユダヤ難民を救うために、リトアニアの在カウナス日国総領事館から発給された、「命のヴィザ」をめぐる物語。しかし、そのヴィザの真の目的は何だったのか。1940年夏のリトアニアで、いったい何が起きたのか。 ニューヨークのユダヤ系機関に保管されている第一級資料にメスを入れ、「神話」から歴史の真実を取り戻し、「もう一つの脅威」をあらわにする迫真の学術ドキュメント。 「日のシンドラー」に関する伝説は、今後、書によって書き換えられなければならない。 ◎徹底的に歴史の細部を検証する648ページ。主要関係者人名録、関連年譜、索引、参考資料を附す。 ◎ブックデザイン:宗利淳一 目次 ----- はじめに ----- 書の主眼 JDC資料――文書保存の重要性 スルガイリスの史料研究 既存言説と一次資料、その驚くばかりの齟齬 ----- 第一章 リトアニ

    「命のヴィザ」言説の虚構 菅野 賢治(著) - 共和国
  • アニメと戦争 藤津亮太(著/文) - 日本評論社

    紹介 『桃太郎 海の神兵』から『この世界の片隅に』まで、アニメに登場する様々な戦争。その系譜をたどり、社会との関係を問い直す。 目次 はじめに 1 『ゲゲゲの鬼太郎』という“定点” 2 『桃太郎 海の神兵』の同時代性と断絶 3 少国民世代、「戦争」を描く 4 『宇宙戦艦ヤマト』の抱えた分裂 5 誰も傷つかない「戦争ごっこ」の始まり 6 「ポスト戦後」時代の戦争アニメ 7 ポスト戦後の中の「過去の戦争」と「未来の戦争」 8 『紅の豚』の苦悩、『パトレイバー2』の現実 9 冷戦後の「アニメと戦争」を構成する三要素 10 二一世紀にアジア・太平洋戦争を語ること おわりに

    アニメと戦争 藤津亮太(著/文) - 日本評論社
    akakiTysqe
    akakiTysqe 2021/01/07
    2月19日発売予定
  • 東映動画史論 木村智哉(著/文) - 日本評論社

    目次 序章 第一章 発足と模索 東映動画発足の背景 初期作品における模索 労働組合の成立 第二章 増産と蓄積 劇場用作品 テレビシリーズ制作とその影響 労使関係 第三章 開花と破綻 長編制作規模の縮小 テレビシリーズの拡大と合理化 経営危機と人員削減 第四章 改革と復興 経営の再建 市場と経営規模の拡大 新人採用の再開へ 補章 東映アニメーションへ 九〇年代以降の作品群 雇用と教育 フィリピン発注の開始と定着 デジタル化 株式上場 小括 終章

    東映動画史論 木村智哉(著/文) - 日本評論社
  • 高畑勲をよむ 中丸禎子(著/文) - 三弥井書店

    目次 まえがき(中丸禎子) ◇シンポジウム◇「高畑勲の《世界》と《日》」高畑勲氏インタビュー 「新しい表現には、まだまだ先があるはずだ」(加藤敦子・兼岡理恵・田中琢三) コラム 秋水一斗 風狂のアニメーション(加藤敦子) ◇座談会◇ 小田部羊一さん、中島順三さんを囲んで 高畑勲さんとアニメーション制作という仕事(大谷泰三・加藤敦子・兼岡理恵・田中琢三・ちばかおり・中丸禎子・西岡亜紀) コラム 日アニメのレジェンドたちとの幸せな時間 (田中琢三) ◆商業アニメ制作用語集(ちばかおり・中丸禎子・大谷泰三) 高畑勲の《日》 火と幽霊―『火垂るの墓』のアニメーション化について(細馬宏通) コラム 「長じゅばん腰ひも」のゆくえ(中丸禎子) 個を持った少女の憂愁―『おもひでぽろぽろ』『かぐや姫の物語』の時間の表象(西岡亜紀) 走る女と忘れられた帝―『竹取物語』から『かぐや姫の物語』への継承と乖離

    高畑勲をよむ 中丸禎子(著/文) - 三弥井書店
  • 戦う姫、働く少女 河野 真太郎(著/文) - 堀之内出版

    紹介 ジブリの少女やディズニープリンセスは何と戦い、どう働いたのか。それは現代女性の働きかたを反映していた―。『逃げ恥』から『ナウシカ』まで。現代のポップカルチャーと現代社会を縦横無尽、クリアに論じる新しい文芸批評が誕生! 目次 はじめに 第一章 『アナと雪の女王』におけるポストフェミニズムと労働 革命的フェミニスト・テクストとしての『アナと雪の女王』 二人のポストフェミニストの肖像 トップ・ガールズとブリジットたちの和解? シェリル・サンドバーグは存在しない――グローバル資主義とその源的蓄積 労働なき世界と「愛」の共同体 第二章 無縁な者たちの共同体――『おおかみこどもの雨と雪』と貧困の隠蔽 承認と再分配のジレンマ 『おおかみこどもの雨と雪』と貧困の再生産 ポスト・ビルドゥングスロマンと成長物語の変遷 『ハリー・ポッター』、『わたしを離さないで』と多文化主義 無縁な者たちの共同体 コ

    戦う姫、働く少女 河野 真太郎(著/文) - 堀之内出版
    akakiTysqe
    akakiTysqe 2017/05/26
    POSSE連載「文化と労働」書籍化
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