これらからわかるように、通常、マクロレンズは100mm前後の焦点距離がよく選ばれます。SIGMAにもMACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSMというレンズがあります。 焦点距離が長いほうが被写体に近づいたときの歪曲収差を抑えやすいというメリットがあります。また、大きく美しいボケを作りやすいというメリットもあります。 しかし、SIGMAは70mmを採用することでより奥行き感のある立体的な描写を生み出すことを選択しました。100mmでは、圧縮効果によって奥行き感が薄くなりますが70mmにしたことで、ブツ撮りやスナップ撮影でもより使いやすいレンズとなりました。 ポートレートでも単に背景をボケさせるのではなく、背景を取り入れた描写を楽しむこともできます。また、70mmという焦点距離はAPS-Cにつけると105mmになるので、APS-Cカメラを使っている人にも選びやすいマクロレンズと