2015年メナー群衆事故(2015 Mina stampede)は、2015年9月24日にサウジアラビアのメッカ近郊の谷メナー(ミナ[2])で発生した群集事故である。 年1回のハッジ(大巡礼)に訪れていた多数の巡礼者が群衆雪崩を起こし、窒息などにより多数の死傷者を出した[3]。サウジアラビア政府は死者数を769人と発表した[3]が、その後のAFPの集計では死者数は少なくとも2,181人に上ると発表している[1][3]。1990年7月2日に聖地に向かうトンネル内で1,426人が圧死した事故を上回り、メッカ史上最悪の群集事故となった[1][3]。 事故現場(赤点)周辺の地図。ジャマラート橋(地図左上)に向かう途上で発生した。 この事故を受け、サウジアラビア国王サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズは大巡礼の運営方法を見直すよう指示した[3]。事故の犠牲者には多数のイラン人が含まれていたため、イ