少年ジャンプ+で『ヒカルの碁』が冒頭100話無料になっていた。急になんで?という理由がわからないが、ありがたくつまみ食いのように何話か読ませてもらう。ヒカ碁。100話と言うと、プロ試験が終わってヒカルと塔矢行洋の新初段シリーズが始まらんとするところまで。改めて見直してみると、100話でそんなところまでいくのか、とびっくりする。100話と言えば連載開始2年ぐらい。かなりテンポが良くないか。佐為編の終わりまででも148話。ここからあと48話で物語が畳まれる、とは、連載をリアルタイムに追っているときだったら、なかなか思い至らない気がする。 実際に読んでみてもテンポが良く、展開に無駄がない。1話として蛇足となる話がないように思える。徹底的に偶然や理不尽を廃した話だと感じる。個々人が積み上げたスキルと、それぞれの性格やキャラクター性とが噛み合っていく、ただそれだけでドラマが生まれているような。それが