シンガポールのチャンギ空港(2019年3月12日撮影、資料写真)。(c)Roslan RAHMAN / AFP 【11月12日 AFP】シンガポールの空港で、300個近いスーツケースの荷札を他の物とすり替え、世界中の誤った目的地に輸送される事態を招いた職員が、禁錮20日の刑を受け収監された。 シンガポール人のテイ・ボンケー(Tay Boon Keh)受刑者(66)は、世界で最も利用者数の多い空港の一つであるチャンギ空港(Changi Airport)で、286個の荷物の札をすり替えたことを認めていた。 裁判で明らかになったところによると、札のすり替えがあったのは2016年11月から2017年2月の間。自身の部署の増員を要請したものの無視され、「いら立ちと怒り」が犯行の動機だったという。 裁判所の記録からは、被害に遭ったスーツケースの本来の行き先は、豪パース(Perth)、比マニラ、独フラン