(お嫁入りしました) クランポンが イベット、イベット・シェーファーブランド名を全て80年代半ばにクランポンブランドに統一した様に、ノブレもこの後、ルブラン 名に変わりました。 アカデミックな分野では伝統を重んじるアメリカでは、1750年創業のノブレ ブランドの方が有名で、90年代に入ってからも、このタイプのノブレが製造されていました。 YAMAHAがいつ頃までルブラン (ノブレ)の国内輸入総代理店をしていたのか記憶が有りませんが、80年代迄かなと思います。1965年にYAMAHAのパリ直営店の開設準備の折、近くのルブラン'(ノブレ) の工房に寄りその楽器の素晴らしさに感銘を受けてYAMAHAが日本の輸入総代理店契約をルブラン 社と結びました。 YAMAHA経由でルブランよりも、ノブレブランド方が、価格的にもE♭クラリネットやオーボエ等でも目にする機会が有ったのではと思います。
Leblanc Franceのクラリネットを設計していたレオン・ルブラン氏は、ベルギーの音響技師である、Charles Houvenaghel 氏と共に、科学に基づいた研究をしました。彼は優秀なクラリネット奏者でもありましたが、ジョルジュ・ルブランよりルブラン社を継ぎ、楽器製造に身を置くようになります。そして音響的、機械的な研究・改善に生涯を捧げました。ルブランの楽器はほぼ完全に手作りしており、職人たちには、入念な計測と、それに従うよう指示していました。 彼は 「音楽は芸術であるが、科学の法則にも支配されている」と発言しています。 そんなレオン・ルブランが設計した楽器は、LLモデルを始め、Dynamic H (Dynamique)、Symphonie、Classic、L7、L70、L27、L200、L300、LX 1185S、最後の機種のLX2000Sあたりでしょうか。 ルブラン独特のサイ
現在はなくなってしまった、かつての有名なクラリネットメーカーの1つが、ルブラン(Leblanc France)です。 特殊管が日本では有名で、コントラバスクラリネットや、バセットクラリネットなどでは見かけられることも多かったかと思います。 私は、レオン・ルブラン時代の楽器、90年代のトム・ライドナー氏設計の時代の楽器、2000年代のラリー・コムスのオーパスⅡを吹いたことがありますが、皆良く鳴る楽器です。 2003年の火災で1400本以上が失われ、180万ドルもの損害が出ました。 その後立て直したものの、2005年にはアメリカ・コーンセルマー社の傘下となったところを見ると、やはりダメージは大きかったのでしょうか。 あまり情報のないメーカーですので、わかる範囲で年代ごとに機種を並べてみます。(青字は日本でもカタログ等で見たことのある機種) ◆2000年代 1191S, 1191AS : Opu
UNDERSTANDING THE MOUTHPIECE INTERIOR by Tom Ridenour (※翻訳後にHPが新しくなり、元記事がなくなってしまいました。責任者の了承は取ってありますので、約したものはそのまま残します。)
ルブランはだいたい500〜600ドル以上はしますが、値段も500ドル以下で、グラナディラの質の高さ、現行機種にない温かみのある音色を楽しめるノブレについて昔のカタログと一緒に書いてみます。 定番で、よく出てくる機種45と40のカタログ 40と45は設計は同じ、45はスプリングがゴールドプレート仕上げされていて、選りすぐりのグラナディラを使っているとのこと。 トーンホールのアンダーカット、鍛造キー、指が細くても抑えやすいトーンホール設計。組み付けも上位機種と同様、精密に行われているとのこと。 アーティストクォリティを謳っているだけあり、お得感がありますね。 アメリカは、シルバープレートより、ダークな音色のニッケルプレートを好む傾向があるらしく、 ニッケルクロームだからと言って必ずしも下位機種というわけではないようです。 ちなみに、カタログにあるベルに彫刻模様が入った45は、ebayでもなかな
テキサス州サン・アントニオのリペア・マンJustin Young のHPに載っているもので、著者は不明とされています。 ※Top→Woodwind Wiki→Woodwind Making Resources→Clarinet Bore Design 楽器やマウスピースの構造など専門的な内容のリソースで、日本語で書かれたものは少ないです。 クラリネットのボアの形状は、ここ50年の間で大きく変わってきました。 音響学と波形の分析技術によって、楽器としての問題点の多くは解明されてきています。 それでもまだ問題は残っており、クラリネットは未完成の楽器のままです。 音色、音程、フレキシビリティ、レスポンス、といった諸要素のバランスを取ることは、困難を極める作業なのです。 イングリッシュ・クラリネットの特徴は、ラージ・ボアです。 トーン・ホールも大きく、アンダーカット(※トーン・ホールを、管体内側に
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