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ブックマーク / courrier.jp (14)

  • なぜ在日コリアンの苦闘を描くドラマ『パチンコ』が日本で注目されないのか | アメリカやイギリスでは高評価なのに…

    全米で大きな話題となり、2020年に日でもようやく刊行された小説『パチンコ』。四世代にわたる在日コリアン一家が窮乏や差別に直面し、苦闘する姿を描いた作品だ。 その作品が今度はドラマ化され、Apple TV+で配信されている。海外では高く評価されている一方で、舞台となっている日ではあまり話題になっていないことを英有力紙の特派員が報じている。その報道の内容を紹介しよう。 差別は今も ミン・ジン・リーのベストセラー小説『パチンコ』のTVドラマ版がイギリスとアメリカで配信されると、たちまち批評家を魅了し、多数の視聴者を獲得した。しかしこのヒット作の背景となっているにもかかわらず、作品がほとんど話題にさえのぼっていない国がひとつだけある。 Apple TV+で配信中のこの8部構成ドラマは、移民ならば誰しも経験することを想起させて終わりではない。日人の目には、朝鮮半島を植民地支配していた時代の苦

    なぜ在日コリアンの苦闘を描くドラマ『パチンコ』が日本で注目されないのか | アメリカやイギリスでは高評価なのに…
    contractio
    contractio 2022/05/18
    Justin McCurry
  • 顔出しNG「世界で最も悲観的な哲学者」デイヴィッド・ベネターが説く「悲惨すぎる人生論」 | 私たちの存在意義はなく、人間は生殖をやめるべき

    デイヴィッド・ベネターは、約束の時刻のちょうど1分前にビデオ通話に接続した。礼儀正しく優雅に挨拶し、彼の新著に対する関心に感謝する──だが、コンピュータのカメラをオンにすることは拒む。 すでに彼からは、インタビューを承諾するうえで2つの条件を出されていた。まず、私生活に関する質問は一切しないこと。もう一つは、いかなる名目でも彼の顔が公開されないようにすることだ。 「私は自分の思想が異端であり、一部の人たちを憤慨させていることに気づいています」とベネターは言う。 「自分の生活について話せば、多くの人が私を心理分析し、私の思想をトラウマやら精神的不調やらのせいにしようとするでしょう。私が唯一目指しているのは、私を批判するという近道をとらずに、主張の妥当性を評価してもらうことなのです」 言うまでもなく、ベネターの思想は「正統」と呼べるものではない。ポジティブ心理学と自己啓発の「ベストセラー」が支

    顔出しNG「世界で最も悲観的な哲学者」デイヴィッド・ベネターが説く「悲惨すぎる人生論」 | 私たちの存在意義はなく、人間は生殖をやめるべき
    contractio
    contractio 2022/03/29
    哲学(哲学)
  • 『夜と霧』を書いたヴィクトール・フランクルの「嘘」 | ユダヤ人文学者がユダヤ系メディアで批判を展開

    『夜と霧』など、ユダヤ人の精神科医ヴィクトール・フランクルの著作に衝撃を受けた日人は少なくないだろう。そのうちの1冊『それでも人生にイエスと言う』は30年近く前に邦訳が初刊されているが、英訳は意外にも最近初めて出版された。 その刊行直後、ユダヤ系メディア「タブレット・マガジン」に掲載された、フランクルの「嘘」を指摘するユダヤ系アメリカ人の英文学者による記事を全訳でお届けする。

    『夜と霧』を書いたヴィクトール・フランクルの「嘘」 | ユダヤ人文学者がユダヤ系メディアで批判を展開
  • 22歳女性研究者がインドでレイプ犯100人にインタビュー | 明らかになった「底なしの闇」とは

    インドでレイプ事件が社会問題になっているのは、日をはじめ世界的にもよく知られるようになった。 「イングリッシュ・ニュース・ブリーフ」でも何度か取り上げてきたが、とにかくインド発のレイプ事件はセンセーショナルなケースが少なくなく、世界的に物議になることが多い。 ここ最近だけでも、強姦被害の10歳少女が最高裁から中絶を禁止されて女児を出産したケースや、父親の同僚から強姦された13歳が出産したケースなどが、世界でも大きく報じられている。 そんなインドの性犯罪について、米紙「ワシントン・ポスト」が興味深い記事を掲載して話題になっている。 「インドで100人のレイプ犯をインタビューした女性、これが彼女の学んだことだ」というタイトルのその記事は、イングランドのアングリア・ラスキン大学で犯罪学の博士研究者であるインド人女性のマドフミタ・パンデイ(22)の活動を紹介している。 もともとこの研究は、大学

    22歳女性研究者がインドでレイプ犯100人にインタビュー | 明らかになった「底なしの闇」とは
    contractio
    contractio 2022/01/27
  • 拝啓 伊藤詩織様 | 差出人は25年前の最も有名なレイプ事件の被害者 | クーリエ・ジャポン

    性犯罪の被害者が沈黙せざるを得ない日の社会を変えなければならない──実名も顔も出して自らもレイプに遭ったことを明かしたうえで訴え続ける伊藤詩織に、おそらく誰よりも強く共感している女性がいる。東京都下の小さな町でつましく暮らす44歳の主婦だ。 彼女は長い間封印してきた自らの忌まわしい体験を伝えようと、伊藤に長い、長い手紙をしたためた。伊藤に、そして一人でも多くの人に伝えたい、どうしても伝えなければいけないと思うことがあるからだ。 拝啓 伊藤詩織様 テレビやウェブマガジンなどであなたの身に起きた出来事を知り、ご著書『ブラックボックス』やクーリエ・ジャポンの特集「性暴力はなぜ起こる」も拝読しました。堂々とお顔もお名前も出して闘っているあなたに、匿名でお手紙を出す失礼をどうかお許しください。 Me too. 私も性犯罪の被害者です。今から25年も前のことになりますが、ローマで日人の女子大生6人

    拝啓 伊藤詩織様 | 差出人は25年前の最も有名なレイプ事件の被害者 | クーリエ・ジャポン
    contractio
    contractio 2022/01/27
  • 「信じる者は富と健康を授かる」 米国の新宗教「繁栄の福音」が大人気の理由

    運など存在しない。正しい信仰と成功への強い意志を持つ者だけが、神に「祝福」され、より多くの金と健康を手に入れるのだ――。 35歳でがんを患った女性研究者が、病気になってわかった人生の素晴らしさや辛さと共に、あまりにも米国的な宗教「繁栄の福音」が多くの信者を集めている秘密を語る。 質素な生活ではなく、富を追求する教会 数ヵ月前のある木曜の朝のこと。主治医のアシスタントから電話がかかってきて、私はがんを患っており、しかもステージは4だと告げられた。 悩まされていた胃けいれんは、胆嚢の機能障害のせいではなく、増殖した腫瘍が原因だったのだ。 私は35歳だ。私は、突然未来を奪われた人がやるであろうすべてのことやった。膝を床について泣き、家にいる夫に電話した。 夫が私のオフィスに到着すると、私たちは抱き合い、互いに言うべきことを言った。 「あなたを永遠に愛しているわ。人生を共にできて幸せよ。どうか、私

    「信じる者は富と健康を授かる」 米国の新宗教「繁栄の福音」が大人気の理由
  • 「リベラル」という言葉の“解釈”がバラバラになった原因は冷戦にある | 『リベラリズム 失われた歴史と現在』著者ヘレナ・ローゼンブラットに聞く

    ──ご著書で、「リベラリズム」という概念の変遷を歴史的にたどっておられます。その歴史を踏まえたうえで、今日(こんにち)、先生がとても「リベラル」だと思う人はいますか? 今日ね、そこに行きますか。私は歴史家なので、過去を見るほうがいいんですが……。はぐらかすつもりはないんですが、拙著で示したように、「リベラル」にはあまりに多くの意味があって、なかには相反するものもあります。 私がこのを書いた理由のひとつですが、この言葉の使われ方が、少なくともアメリカで、そして世界中でも混乱しています。 だから、誰が真にリベラルで、誰がリベラルではないのかは決められないんです。その言葉の意味で合意できない限りは──。 現代のアメリカでは、リベラルというと、とても一般的にというか単純化して言えば、「大きい政府」を意味するようなところがあります。規制をしたり、経済に介入したりする意味での大きい政府。 でも世界の

    「リベラル」という言葉の“解釈”がバラバラになった原因は冷戦にある | 『リベラリズム 失われた歴史と現在』著者ヘレナ・ローゼンブラットに聞く
    contractio
    contractio 2021/07/09
    アメリカ人に語「リベラル」の使用を禁じられればなぁ(慨嘆
  • ダニエル・カーネマン「人々の判断エラーを招く『ノイズ』には薬がある」 | 「時期尚早」と語る新著の出版を急いだ理由とは?

    未邦訳の著書『ノイズ』について カーネマンの新たな著書『ノイズ』(未邦訳)は、ビジネススクールの教授でコンサルティング会社マッキンゼーの元共同経営者オリヴィエ・シボニーと、法学教授で『ナッジ』(未邦訳)の共著者の一人であり、オバマ政権・バイデン政権の官僚でもあるキャス・サンスティーンとの共著だ。 カーネマンは、意思決定におけるバイアスの研究に膨大な時間をそそいできたが、ノイズもまた、エラーの要因である。紙でできた的をめがけて矢を射るとしよう。体系的に傾向が認識できるバイアスが働く場合、矢は(たとえば)的より下に当たってしまうだろう。 だがノイズが働く場合、矢はただランダムにあらゆる方向に飛んでいくことになる。ある意味ではノイズのほうが検知しやすい。ノイズの飛んでくる方向を知らずとも、的の裏側から見て「ノイズ」であることが推測できる。しかしそれでも、ノイズはしばしば見逃されてしまう。 社会科

    ダニエル・カーネマン「人々の判断エラーを招く『ノイズ』には薬がある」 | 「時期尚早」と語る新著の出版を急いだ理由とは?
  • #18 難しすぎる発表の後、思いつかないけど質問が義務のときどうする? | コミック「ラボライフ!!」

    グローバルな舞台で実力勝負に挑む研究者は、研究内容はすごくても人間は適当すぎるようで……。 今回、ジュネーブの国際学会の口頭発表で「チェアー(座長)」が用事を思い出して、突然帰ってしまうという珍事が発生。作者によると「わりとあるあるのお話」だそうで、恐ろしい限りです。 ということで、いきなり後任のチェアーに指名された主人公・ポム子。発表者が手下のオビワンなので、ツカミはギャグでしのいだが、その先はさすがに真面目にやらないと……!

    #18 難しすぎる発表の後、思いつかないけど質問が義務のときどうする? | コミック「ラボライフ!!」
    contractio
    contractio 2018/02/09
    勉強になる。
  • 日本人女性がフランスで“チカン”本を出版、現地で大反響 | 「山手線で6年間、痴漢に遭い続けた私の#MeToo」

    パリ在住の日人女性が2017年秋にフランスで上梓した小説『TCHIKAN(痴漢)』が現地で話題になっている。著者の佐々木くみが中学と高校時代を過ごした日で被害に遭った、実際の「痴漢体験」に基づく物語だ。 ある意味、日特有の性犯罪ともいえる痴漢行為に、フランスのメディアや読者は大きな関心を示し、反響を呼んでいる。フランス人は同書をどのように受け止めたのか、佐々木はなぜいま被害を訴えようと思ったのか、そして欧米に比べて日では「#MeToo」の声を上げにくい理由とは──。 「痴漢の指の動きは止まらなかった」 想像してみてほしい。 小学校を卒業したての、まだあどけなさの残る少女が、電車の中でいきなり性器を触られたときの衝撃と恐怖を。 中学生になったばかりで、これからやっと思春期に入る時期。性のことなどまだ何もわからないときに、男性の手が下着の中に忍び込んできた。しかも、そうした痴漢行為が高

    日本人女性がフランスで“チカン”本を出版、現地で大反響 | 「山手線で6年間、痴漢に遭い続けた私の#MeToo」
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    contractio 2018/01/18
    カローシに続く日本発の国際語となる日も近そう
  • 加藤秀一「女は強くなり、男は草食化?|あなたを「らしさ」から解き放つ「ジェンダーの基礎知識」」 | クーリエ・ジャポン

    仕事もプライベートも家事も育児も一生懸命に頑張っているのに、なぜか満たされない。 ──そんなあなたに必要なのは、自己啓発でも、一人旅でも、ヤケ酒でもなく、「ジェンダー」を学ぶことかもしれない。 「男性は数字やPCに強い」「女性は共感力が高い」「男は草化している」「いまは女のほうが強い時代」「女性ならみんな母性を持っている」……私たちは知らず知らずのうちに、社会が勝手に作りだしたこんな「らしさ」に縛られ、翻弄されているからだ。 世界には性差に対する軽やかな価値観があふれている。もっと自由に、そして自分らしく生きるために知っておきたい基的な知識を、気鋭のジェンダー研究家・加藤秀一氏が懇切丁寧に解説する。 Q1 そもそも、「男」と「女」は違うの? 何かと何かが「同じ」か「違う」かは観点によって変わります。 ヒトとカエルは生物であるという点では「同じ」ですが、属する種や身体のつくりはかなり「

    加藤秀一「女は強くなり、男は草食化?|あなたを「らしさ」から解き放つ「ジェンダーの基礎知識」」 | クーリエ・ジャポン
    contractio
    contractio 2017/09/28
    あとで読む。
  • フランスの人類学者がナンパ師たちを3年間フィールドワークして学んだこと | メラニー・グラリエに独占インタビュー

    ナンパをすることで、男に一目置かれようとする男たち ──ナンパ師たちを対象にフィールドワークをしたことがあるそうですが、それはどのような経験でしたか? このフィールドワークのことを書いたを2017年3月に出版します。書名は『Alpha Male』なので、書かれている内容は、だいたい想像できますよね。ただし、このには、「女性を誘惑することで、男を上げようとする男性たち」という副題がついています。 私がこので示したのは、「ピックアップ・アーティスト(PUA)」と呼ばれるナンパ師たちにとって、ナンパの目的は、単に女性を誘惑することだけではない、ということです。 実は、彼らの目的は、女性を誘惑することを通して、ほかの男性から「すごい男」だと認められることでもあるのです。 ナンパ師の集団を対象にフィールドワークをしてみると、私は紅一点状態でした。3年という長い時間を、彼らと一緒に過ごし、ナンパ

    フランスの人類学者がナンパ師たちを3年間フィールドワークして学んだこと | メラニー・グラリエに独占インタビュー
    contractio
    contractio 2017/03/26
    ナンパの人類学、日本でも誰かやってるかしら
  • マンガ人気は広く、深く! フランス人が夢中になる『ワンパンマン』と『ヒカルの碁』

    フランスで漫画『ワンパンマン』が今年1月に発売され、驚異的な売り上げを記録した。「フィガロ」誌によると、発売から3日で初版の6万5000部が売り切れ、1ヵ月で8万部の売り上げとなった。一般書も含めた書籍売上ランキングのトップ10に1ヵ月近くもランクインし続けたという。 もともと『ワンパンマン』は2009年からウェブサイト上に掲載されていたが、2012年から『となりのヤングジャンプ』(集英社刊)でリメイク版の連載が開始した。 主人公は、就職活動に行き詰まった青年サイタマ。そんな彼が3年間の訓練を積んで、無敵のパワーを手に入れる。強くなりすぎたサイタマは、どんなに手強い敵もワンパンチで倒せるようになる──というアクション・コメディ漫画だ。 「日マンガの売り上げとしては最高水準だ」と、フランス語版『ワンパンマン』を出版するクロカワ社のマンガ部門責任者グレゴワール・エローは話す。 近年、フランス

    マンガ人気は広く、深く! フランス人が夢中になる『ワンパンマン』と『ヒカルの碁』
    contractio
    contractio 2016/04/17
    まじか
  • 女がキャリアも家庭も…なんてやっぱり無理でした!

    アジア班のK川です。 7月号のW杯特集は、もうお読みいただけたでしょうか? 6月に入り、大会の開幕がいよいよあと1週間に迫ってきました。 世界中が熱狂するサッカーの祭典。 今回は、スター選手たちだけでなく、開催地の南アフリカも注目されています。 治安の悪さ、人種差別、未発達なインフラ……。 そんなあまり良くない噂が聞こえてくる南アフリカですが、実際はどうなのでしょうか。 そこで、現在南アフリカへ乗り込んで取材しているライターの竹田聡一郎氏に、明日から大会が開幕する11日まで、このブログで現地リポートを掲載していただきます。 題して、「南アフリカの街角から」。 竹田さんが肌で感じた“当の南アフリカの姿”を紹介していただく予定です。

    女がキャリアも家庭も…なんてやっぱり無理でした!
    contractio
    contractio 2012/09/01
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