佐賀市議会の政務調査費の一部が、「メタボ対策」のダイエット本の購入費などに充てられていたことについて、該当する市議らに説明を求めていたNPO法人「市民オンブズマン連絡会議・佐賀」(味志陽子事務局長)が25日、福井久男・市議会議長から回答書を受け取り、内容を公表した。味志事務局長は「真摯(しんし)な回答があったと評価するが、政務調査費を返還するという申し出はなく、市民から見れば許されない」と述べ、今後も不適切な使途について追及を続けることを明らかにした。(伊豆丸展代) 同オンブズマンは、収支報告書を調査し、不適切と思われる本などの購入や、「丸写し」と指摘された行政視察の報告書について、該当市議らの説明を求めていた。 政務調査費で購入した本に関する回答には、「サスペンスやミステリーは人の心の奥深くに潜んだ人間の業をネタにしていると思う」など、本の内容を説明しているだけのものや、一般質問