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ブックマーク / m4.sekidou.com (17)

  • 顧客を泥棒扱いする文化 - M4 (メディア批評日記) : 2012年 10月 16日

    有償著作物等の著作権等を侵害する自動公衆送信を受信して行う私的使用目的のデジタル方式による(知情)録音・録画行為に罰則を科すこと(いわゆる「違法ダウンロード罰則化」)を内容とする119条3項を盛り込んだ改正著作権法(平成24年法律43号)の一部が施行されて半月が経った。これまでのところ “見せしめ” としての逮捕・起訴等はまだなされていないようだが,施行日に前後して レコード製作会社のサイトで場合によっては脅しとも受け取れるような表示がなされたことを訝る声が少なからず上がる など,ネット・ユーザーを中心にそれなりの騒動にはなっているようだ。 この法改正自体(その内容はもとより立法経緯も),そしてこれに伴う一部権利者らの事前のロビー活動や,上記表示のような改正後の動きなどに対しては,「顧客を泥棒扱いしているのか」などという声がしばしば聞かれる。なるほど来著作権・著作隣接権は「複製」「公衆送

  • 顧客を泥棒扱いする文化 - M4 (メディア批評日記) : 2012年 10月 16日

  • 3月28日の “これ音” - M4 (メディア批評日記) : 2012年 4月 18日

  • ミクシィやめます宣言 - M4 (メディア批評日記) : 2011年 2月 28日

  • 違法行為に対する認識と意識 - M4 (メディア批評日記) : 2010年 5月 21日

    今日のゼミでは,コンテンツのさまざまな利用行為について「違法か適法かの認識」と「倫理的な罪悪感(申し訳ないなと思う気持ち)」がどうであるかを,学生らにざっくばらんに語ってもらった。すなわちその行為とは,例えば①友人所有の CD を借りて CD-R に複製,②友人所有の DVD を借りて DVD-R に複製,③レンタル業者から借りた CD・DVD を同様に複製,④大好きなアーティストの CD や DVD を借りて複製,そして⑤まだあまり知らない(=好きではないが興味はある程度の)アーティストの CD や DVD を借りて複製,などだ。 私の想像では,今どきの学生や若者は,消費者としての賢さをむしろ私たちの世代よりも持っていて,だから彼らなりの消費者感覚というのがあるのではないか,要するに,法律の規定に基づいて線引きとはまた別に,彼ら消費者なりの「ここまではOKだと思う」という感覚があるのでは

  • 思考ダダ漏れと Togetter - M4 (メディア批評日記) : 2010年 3月 31日

  • 相対的なリアルタイムの波 - M4 (メディア批評日記) : 2010年 1月 24日

    右の写真は,とある学校で試験を行った際に被写体の許諾を得て撮影したもの。20日(水)の15時頃に,私は,「いや確かに試験で『なんでも持ち込み可』と僕は言うけど,デスクトップ・パソコン持ち込んだ学生は初めてだ。歴代最大容積の持ち込み物だわ(笑)。」 というコメントを付して TwitPic 経由で Twitter に投稿した。 持込み許可物に関する私の考え方はすでに折に触れて述べているところなのでここでは省くが,この写真について言えば,大がかりにデスクトップ・パソコン一式を持ち込んだことに加え,それらがかなり古いものだったことがよほど面白かったのだろう。投稿直後から ReTweet されただけでなく,はてなブックマーク や Tumblr といった他のサービスまでにも波及してあれよあれよという間に拡がり,そののべ閲覧数は,掲載から19時間ほど経過した21日午前の時点で38,000を,丸二日を経過

  • 嗚呼胸くそ悪い - M4 (メディア批評日記) : 2010年 1月 8日

    務校大阪工大の知的財産学部では金曜の授業が早くも今日で終講となるので,“コンテンツ知的財産論” の試験を行う。3年生後期の割り当てともなるともうほとんど学生も卒業要件単位を満たし,また就職活動との関係もあって,受講生はほとんど来ていない授業だった。学生が来ないのは一向に構わないが,その上自分でも勉強したり考えることもなく,ただ試験を受けに来るだけという者の多さに閉口し,そのような者の答案を大量に読まなければならないことを想像して少々憂になる。 ほぼ全開講期間に渡って出席していたのは4,5名,今日の試験を受けたのが40名,しかして履修登録者は152名というのが,今の学部の実態だ。今期のこの科目では,私は “ソーシャルネット” や “ソーシャルメディア” を前面に押し出し,我ながらそれなりに面白い授業を展開したつもりだが,世の学生諸君には興味がないらしい。いつだったか,ある大学で非常勤講師

  • 美術はよりフリーに - M4 (メディア批評日記) : 2009年 12月 16日

    そういえば,昨日の 岐阜県関市 イメージキャラクター&市制60周年記念ロゴマーク審査委員会の際の雑談にて,審査委員長で名古屋造形大学長の 高北幸矢先生 が印象的なことをおっしゃっていた。「これからそう遠くない将来,美術館などで展示される美術作品は基的に撮影 OK になるだろう。むしろそうしないといけない」と。高性能のカメラ機能がついた携帯電話がこれほどまでに普及していることもあるが,鑑賞者が作品を写真に撮り,それを口コミやブログ,ソーシャル・メディア等で広く発信することが,ごく当たり前になりつつあるのだ。すでに海外の美術館などでは個人的かつ非営利(要するにフェアユースということか)であれば作品の写真撮影を認めているところもあるとのことで,日の美術館はまだまだ考え方が古いのだという。 その話の流れで,水都大阪のアヒル(フローティング・ダック) のことを私が話し,私が撮影した一連の写真も見

  • #twitterlecture の受講生のコメント - M4 (メディア批評日記) : 2009年 12月 6日

    先週(11月27日)の奈良女子大理学部での Twitter しながらの授業,時間の最後に受講生からコメントをもらったのだが,ここでいくつか紹介してみよう。大学生が Twitter や Tumblr といった新しいソーシャル・メディアにどんな認識を持っていてどのように感じたのか,窺い知ることができるだろう。コメントの表記・表現は原則として原文どおりだが,明らかな誤謬や受講生個人が特定されるおそれのある表現等は,なるべく趣旨を変えない限度で手直ししてある。 まず全般的なこととして,ソーシャル・メディアについて名前や概要ぐらいは聞いたことがあっても実際に目にするのが初めてという受講生が多かったのが印象的だった。 今日の授業とても楽しかったです。facebook とか名前だけ聞いたことがあるだけで、実際どのようなものか知りませんでした。私は写真をとるのが趣味なので、flickr とかやってみようか

  • #twitterlecture してみた - M4 (メディア批評日記) : 2009年 11月 27日

  • 情報伝播の新しいかたち - M4 (メディア批評日記) : 2009年 11月 19日

    授業などで学生に,最近のウェブ・コンテンツ・サービスとして Twitter や Tumblr を紹介することが多くなってきた。Tumblr は,実は 私もアカウントを持っていて使っている のだが,ブログや Twitter との棲み分けが下手なのか,なんとなく持て余しているのが実際だ。そんな中でたまたま先日,Tumblr で面白い出来事があったので,メモがてら書き留めておこう。 ご贔屓の方にはご存知のように,このブログの 11月 12日付記事 で以下のようなことを書いた。 学生の大半が,“Twitter” のことを知らないし「ミニブログ」や「マイクロブログ」と言っても理解できないのに,「ミクシィ・ボイスの元ネタ」というとほとんど瞬時に理解するのに少々驚く。 これは文字どおり,普段の授業やゼミの中で学生とやりとりしている際のことをそれとなく綴っただけの内容だ。しかしこれを投稿して程なく,shi

  • パッケージ信者の言 - M4 (メディア批評日記) : 2009年 10月 11日

    運動不足気味なのでウォーキングがてら 御堂筋 Kappo を見に行った。それだけ。 昨日ユニバーサル・ミュージックのクラシックの取り扱いが情けないということを書いたが,ちょうど8日付朝日新聞朝刊の “Leaders as Reader ―リーダーたちの棚―” という全面広告(6面)に同社 CEO 兼会長で RIAJ 会長の石坂敬一氏が出ていて次のような記述があった。 デジタルの世界に親しむ若者には「着うた」で気軽に試聴してもらい、気に入った楽曲はフルでダウンロードしてもらう。そのためのヒット曲作りは当然の努力であり、それがパッケージの購入にもつながる。ただし圧縮技術を使う音楽配信は音質面でCDに劣り、長時間の楽曲も合いにくい。「デジタルからはピンク・フロイドやマイルス・デイビス〔引用者注:インプロヴィゼイション(即興)や綿密に構築された長時間の楽曲の象徴として挙げた名前であろう。〕は出て

  • ツイッターつながり - M4 (メディア批評日記) : 2009年 9月 21日

  • 論稿 CC 化計画始動 - M4 (メディア批評日記) : 2009年 5月 25日

    先般に予告していた,過去の論稿をクリエイティブ・コモンズ・ライセンスで公開するプロジェクト の第一弾。まずは 2005年 9月の判例時報1897号176頁(判例評論559号14頁)に掲載された “ブブカスペシャル7事件” の判例評論だ。 サイトの更新情報 論稿: 判例評論 : ブブカスペシャル7事件 を掲載 ビジネス・ニュース・クリップ 日経産業 4面: [エンタビジネス] 「レッドクリフ」にあやかれ 三国志モノ百花繚乱 - 枠組み超えた連携相次ぐ - [アニメ] 上映に合わせ放送/[出版] 吉川版新装刊40万部 〈[ブームの背景] 映画のヒット 女性層を開拓〉 日経産業 3面: [デジタル時評] IT音楽ジャーナリスト 津田大介 「グーグルブック検索」の波紋 - 権利のあいまいさ浮き彫り 日経産業 4面: 「ニコニコ動画」で生放送 - ニワンゴ - 出演者と視聴者が交流 日経産業 1面

  • 出版打ち合わせ - M4 (メディア批評日記) : 2009年 5月 14日

    をいただきながら,出版社の編集担当と打ち合わせ。こちらから依頼している用件もあるので,いろいろとお願い事も。 かねてよりいろいろと考えていたところ,従前から クリエイティブ・コモンズ・ライセンス で公開していた論文 “クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの意義 ―契約法の観点から―” の条件を変更することに。「表示-非営利-改変禁止(BY-NC-ND)」から「非営利」要素を除き,「表示-改変禁止(BY-ND)」とした。自分が利用する側に立った際にふと思ったのが,「非営利」条件が存することによって利用を躊躇する人が意外に多いのではないか,ということ。だとしたら,多少の営利目的でも利用してもらえばどうだろう,と。仮に看過しがたい利用があった場合は,別途責任追及する方策を考えればいいわけだし。 なお,過去の論稿でまだウェブで公開していないものについても,基的に クリエイティブ・コモンズ・ラ

  • 到底承服し難い - M4 (メディア批評日記) : 2009年 4月 21日

    先日予告だけしていた件。その日私が受け取ったのはある出版社からの文書で,“著作権者の皆様へ (「グーグル和解」に関するお願い)” と標題が打ってあった。その名のとおり,いわゆる Google Book Search を巡る米国の訴訟で同社と米出版業界とが和解に至った件(これについては 福井健策弁護士のコラム が問答集もあって詳しい)に関連してのものだ。 要するに和解への対応を当該出版社に一任してほしい,という内容なのだが,これがなかなか面白い。特に以下の部分。 この和解について権利者が取り得る選択肢は以下の5通りです。 ①「和解」に参加して、グーグル社による使用をすべて認める。 ②「和解」に参加することを拒否する。(選択期限は5月5日) ③「和解」に異議申し立てを行う。(選択期限は5月5日) ④「和解」に参加し、その後、表示使用から除外する。 ⑤「和解」に参加し、その後、特定の書籍をデータ

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