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ブックマーク / note.com/miraisyakai (11)

  • 次期衆院選比例代表「議席帯」シミュレーション|三春充希(はる) ⭐第50回衆院選情報部

    の国政選挙では、衆院の37.8%と参院の40.3%の議席が比例代表で決められます。割合としては半分に及ばないものの、中小規模の政党は議席を比例代表に依存する割合が大きく、その見積もりは重要です。 そこで今回は、各政党の地域的な勢力バランスを反映したうえで投票率と得票数が様々に変化した場合を想定し、次期衆院選の比例代表を念頭においた大規模なシミュレーションを行いました。 その結果、獲得が見込まれる各政党の議席数を、投票率と得票数でつくられる平面上の「議席帯」として捉えることが可能となり、わずかな得票数の違いが大きく議席に影響する帯域と、票が増えてもほとんど議席が変わらない帯域が存在することが明らかになりました。 別の言い方をするのなら、これは現行の衆院の比例代表制がいかに「比例」的でない歪みをおびているのかということを端的に描写したものです。 シミュレーションの概要 記事の構成上、まずは

    次期衆院選比例代表「議席帯」シミュレーション|三春充希(はる) ⭐第50回衆院選情報部
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    diet55 2023/12/18
    「現行の衆院の比例代表制がいかに『比例』的でない歪みをおびているのか」「投票率が上がると議席が減る(中略)れいわ新選組の票だけが220万票で固定されているから」「1議席(略)までたやすく後退」「ドント式」
  • 次期参院選比例代表「議席帯」シミュレーション |三春充希(はる) ⭐第50回衆院選情報部

    先に公開した次期衆院選比例代表のシミュレーションでは、わずかな得票数の差が結果を大きく左右する議席帯とそうでない議席帯の存在を明らかにしたうえで、それが比例ブロックに由来する歪みであるといった議論を行ってきました。けれども比較対象とするべき参院選の全国比例の検討をしていません。 そこで今回は参院選に関して同等のシミュレーションを行い、その議席帯の分布を明らかにしていきます。ドント式など基的な計算は衆院選と共通するものが多いので、必要に応じて下の記事を参照してください。 参院選の比例代表は全国が一つの区とされているため、全国で合計した票のみを考えるだけでよく、地域分布は検討に入れる必要がありません。その意味で政党の個性は埋没します。 それでは衆院選のシミュレーションのように個々の政党をそれぞれ計算する必要はないのでしょうか。実はそうでもなく、各政党の結果は全く同じものとはなり得ません。なぜ

    次期参院選比例代表「議席帯」シミュレーション |三春充希(はる) ⭐第50回衆院選情報部
    diet55
    diet55 2023/12/18
    「自民党のような大政党の場合、17議席まで得た後で、18議席目に広義の死票を生じるため、有効に働く票の割合が大きく、議席獲得の効率は一般的に良くなります。対して参政党や社民党、NHK党などでは、1議席目の確保が
  • 【特集】第26回参院選(2022年)共産党――リベラル左派浮動層の解明|三春充希(はる) ⭐第50回衆院選情報部|note

    共産党は近年の国政選挙で票を減らし続けており、支持者の高齢化による集票力の低下が指摘されています。確かに10年以上もかけて緩やかに票を減らしてきた公明党などの場合、そうした説明は妥当性を持つといえるでしょう。けれど共産党に関しては、そのような解釈は誤りをおかしていると言えるのです。 次の地図を見て下さい。これは昨年行われた第26回参院選(左)と、民主党政権下の2010年に行われた第22回参院選(右)について、市区町村ごとの絶対得票率を地図にしたものです。 図1.第26回参院選と第22回参院選の絶対得票率 あまりに両者が似ていることに少なからぬ人が驚かれるのではないでしょうか。全国で集計した得票数は、第26回参院選が361万票で、第22回参院選が356万票。それらはわずか5万票あまりしか違いません。つまり現在の共産党の集票力は、全国的に民主党政権下の水準に戻っているのです。(このため今年行わ

    【特集】第26回参院選(2022年)共産党――リベラル左派浮動層の解明|三春充希(はる) ⭐第50回衆院選情報部|note
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    diet55 2023/10/28
    「つまり共産党が票を伸ばすときは、この基盤に一定の浮動票が上乗せされた状態(中略)その上乗せが失われたためであると考えられるのです。」「実のところ、上乗せされる浮動票の量は激しく変動してきました。」
  • 【特集】第26回参院選(2022年)共産党――疑惑の「ゼロ票」|三春充希(はる) ⭐第50回衆院選情報部

    前々回にあたる第25回参院選(2019年)のできごとなのですが、共産党のある候補者の得票数がゼロと集計された自治体がありました。このことは投票した当事者によって、自身の票が計上されていない問題があると指摘され、自治体との訴訟になりました。この裁判は高裁まで進み、今年1月に原告らの訴えが棄却されています。 裁判の反響は大きかったようで、この問題をデータの面から検証してほしいとの要望を、今年になってからしばしば受けました。今回はそれに可能な範囲でこたえつつ、選挙のデータを見るための、得票率とは異なる新しい指標を提示します。また、その指標を用いて第26回参院選(2022年)比例代表の全ての候補者を見ていくことにします。 ゼロ票ということはありえるのか 問題となった自治体は大阪府の堺市美原区で、ゼロ票とされた候補者は共産党から立候補した山下よしき氏です。投票したと言う人がいるのにもかかわらず票が計

    【特集】第26回参院選(2022年)共産党――疑惑の「ゼロ票」|三春充希(はる) ⭐第50回衆院選情報部
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    diet55 2023/10/28
    「図2が共産党の票の『表の顔』であるならば、いわば図3は『裏の顔』なのです。」「立憲民主党や国民民主党なら連合の産別、自民党の場合なら日本医師会や神道政治連盟などの勢力分布とその推移を知ることができます
  • 第20回統一地方選 情勢報道集約(前半日程)|三春充希(はる) ⭐第50回衆院選情報部

    第20回統一地方選挙の前半日程は、4月9日投票です。下の地図で色のついた自治体は、すべて何らかの選挙が行われます。ぜひ立候補者を確認し、投票してください。 統一地方選挙および同時に行われる衆参補選の日程は次の通りです。 ここからは、知事選と政令市長選について行われた情勢報道を一覧にしています。 知事選 政令市長選 以上です。知事選や市長選が大差と報じられている場合も、道府県議選と政令市議選は多くの候補が接戦を展開しています。4月9日はぜひ投票に行ってください。

    第20回統一地方選 情勢報道集約(前半日程)|三春充希(はる) ⭐第50回衆院選情報部
  • 何人に一人が自民党に投票しているのか|三春充希(はる) ⭐第50回衆院選情報部

    今年行われた参院選で自民党は改選過半数を得て勝利しましたが、他方で有権者全体のうち自民党に入れたのは5人に1人であるという現実があります(ここで有権者全体とは、投票者のみではなく棄権者も含めた全体を指しています)。このことを具体化するために、全国の市区町村について「何人に一人が自民党に入れたか」を求めて地図を作りました。多くの人に見ていただきたいので全体公開します。 まずは比例代表です。 図1.第26回参院選(2022年)比例代表・何人に一人が自民党に入れたか 赤で塗られている3人に1人以上の地域は、ほとんどが伝統的に自民の強い地方の町村部でした。他方で都市部の多くでは6人に1人未満となっています。 そして次に示すのが選挙区です。 図2.第26回参院選(2022年)選挙区・何人に一人が自民党に入れたか 選挙区では、全ての1人区、2人区と、3人区の千葉と北海道で公明が自民に協力しているため、

    何人に一人が自民党に投票しているのか|三春充希(はる) ⭐第50回衆院選情報部
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    diet55 2022/11/20
    私は「日々を生きることに必死になっている層」「諦めてしまった層」だと思うけど、共産党や立憲民主党(や他党)の議員の人たちに何度助けを求めても、誰も底辺の障害者は相手にしてくれないのでもうあきらめている
  • 今の野党共闘は果たして〈共闘〉の名に値するか?|三春充希(はる) ⭐第50回衆院選情報部

    11月16日に発表した先の記事(野党共闘は失敗か?)では、小選挙区での候補者の一化という点に限って野党共闘の検証を行い、有効であると評価してきました。それは一つの結論ではあったものの、より広く野党の連携という意味で考えていくならば、まだまだ欠落が多いと言わざるを得ません。 野党共闘の分析については、もともと長い時間をかけて様々な角度から行うことが望ましいと考えていました。しかし11月9日、選挙前の議席を確保できなかった点について科学的な検証を行うことが立憲民主党の両院議員総会で発表されると、翌10日、連合の会長が会見で「議席を減らしたということは失敗だった」とする発言を行います。先の記事は、そうした状況の中で、先手を取って最低限の事実を提示することが必要だと考えて、急ぎ出した次第でした。 そのような即席の検証でありながら、多くの人に読んでいただけたことをありがたく思います。東京新聞、北海

    今の野党共闘は果たして〈共闘〉の名に値するか?|三春充希(はる) ⭐第50回衆院選情報部
    diet55
    diet55 2022/09/12
    この文書自体はロジカルで熱いよい文書だと思ったのですが、議員の人たちの現実と異なり冷めました。例えば、党では「誰一人取り残さない」といっても、議員個人に話を聞くと障害者に対してはNIMBYで逆の意見だったり
  • 野党共闘は失敗か?|三春充希(はる) ⭐第50回衆院選情報部

    2021年10月31日に行われた第49回衆院選では、2012年に自民党が政権を奪回して以降、はじめて衆院選での大規模な野党共闘が実現されました。しかし選挙結果は多くの野党支持者の期待とはうらはらに、野党第一党である立憲民主党が選挙前から13議席減らし、共産党も2議席失うという後退を示しました。この結果をうけて野党共闘の評価は割れています。 もちろんこうした結果をうけて試みを再考するというのは必要なことでしょう。しかしながら結論をはじめから決めてかかるような主張もまた、見かけないわけではありません。ここではそうした議論ならざる議論に終止符を打ち、真に内実のある議論へと進むべく、選挙結果をもとに野党共闘の検証を行っていきます。 野党共闘とは これまでの衆院選では、小泉政権下での一部の例外を除き、自民と公明の得た票の合計は全国の有効投票総数の半分に届いていませんでした。それにもかかわらず自公が圧

    野党共闘は失敗か?|三春充希(はる) ⭐第50回衆院選情報部
    diet55
    diet55 2022/09/12
    「接戦区を野党が取りきった場合、自民党は過半数割れとなります(略)実際に接戦区を取りきるようなことは確率としては極めて低いですが(略)過半数割れがほぼ五分五分というところまでが射程に入ったということ」
  • 国葬は野党に何をつきつけているのか|三春充希(はる) ⭐第50回衆院選情報部

    9月27日に実施が計画されている安倍元首相の国葬について、野党はその法的根拠の欠如を指摘してきました。立憲民主党の泉健太代表も8月26日の会見で「国葬開催は法的根拠や基準がなく、認めるわけにはいかない」と述べています。しかしながら泉氏はまた、9月2日の会見のなかで「国が関与する儀式は一つ一つ重たい。来であれば基的に出席する前提に立っている。それが当に悩ましい」と話し、出席の可否については党内で議論する考えを示しました。そこで議論の一助となることを期待して、もしも立憲民主党が国葬に出席した場合に、その選択が何を結果するかについて書くことにしましょう。 国葬に出席する場合に党としてなし得る説明は、単純な場合分けから次の二通りとなるはずです。 ①今回の国葬は法的根拠がないものと我々は考える。しかしながら我々は今回、その法的根拠がない行為に加わることとした。 ②今回の国葬は法的根拠がないもの

    国葬は野党に何をつきつけているのか|三春充希(はる) ⭐第50回衆院選情報部
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    diet55 2022/09/12
    「国葬が国民の大多数に望まれたものでないことは、後に掲載する表のように、直近の世論調査で11回も連続して反対が上回っていることからも明らかです。」
  • 旧統一協会の組織票分布の推定|三春充希(はる) ⭐第50回衆院選情報部

    8月7日、朝日新聞が朝刊の1面で、旧統一協会の選挙協力について報じました。 参院選を前に、教団関係者は支援先である井上氏の当選に自信を見せていた。(中略) 16年の参院選では初当選した宮島喜文氏、19年参院選では再選した北村経夫氏が、教団の支援先だった。井上氏を含め、組織票の強みを生かせる比例区で出た安倍派の議員たちだ。 その安倍氏のもとを、今年に入って繰り返し宮島氏が訪ねていた。宮島氏の元秘書によると、今回の参院選でも再選を目指して準備を進めていた宮島氏は、安倍氏に「ぜひ前回と同じような票を団体さんにいただけないか」と頼んだが、安倍氏は「今回は無理だ」と答えたという。別の関係者は「最終的には教団側から『安倍氏の意向で井上氏に一化する』と伝えられた」と明かす。宮島氏は、すでに得ていた党の公認を辞退し、出馬をあきらめた。 出典:2022年8月7日 朝日新聞朝刊1面 この記事を前提としたうえ

    旧統一協会の組織票分布の推定|三春充希(はる) ⭐第50回衆院選情報部
    diet55
    diet55 2022/09/12
    「旧統一協会の信者数は、鈴木エイト氏が『日本で10万人』としています。(中略)旧統一協会の有権者は83,000人程度。」「自民党の場合、その際に必要となる票は12万票程度であるため」
  • それぞれが、それぞれの場所から|三春充希(はる) ⭐第50回衆院選情報部

    早いものでもう参院選から2週間になりますね。ぼくはいまだに選挙の後始末をしたり、選挙期間中に棚上げしたことに取り組んだりしていて、機敏な動きがとれないままでいます。昨今の問題に出遅れているのが残念です。 政治と旧統一協会をめぐる問題について、何か書かなければとはずっと思っていました。ぼくのところにも旧統一協会に関するリプライがやってきます。それらの中には、この件をやや誤って捉えているような印象を受けるものも少なくありません。例えば次のようなリプライです。まずはその辺りから話を始めましょう。 これらは「与党の支持層が旧統一協会と関係しているのだろうか」という疑問ですが、より断定的なものも数多く寄せられます。 けれども現実の与党の支持層は、旧統一協会とは無関係な人たちがほとんどです。これは確認しておいた方がよいと思うので、少し数字を用いて見てみましょう。 ところで、数字といってもどのような数字

    それぞれが、それぞれの場所から|三春充希(はる) ⭐第50回衆院選情報部
    diet55
    diet55 2022/09/12
    「立正佼成会の信仰率は0.5%でした。日本全体で50万人相当です。全員同じ党を支持した時の支持率も0.5%、全員同じ候補に投票しても全国比例代表で議席に遠く届かない(中略)旧統一協会についてはなおさらですから」
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