子どもの頃の鉄道玩具プラレール好きが高じて、大人になり本物の鉄道車両を購入した人がいます。長野県の会社員、利根川智史さん(29)。同世代の仲間たちが次々と結婚する中、趣味の世界にのめり込み、自虐的につぶやきます。「もう手遅れかもしれない」。しかしその裏には、手に入れた車両で地域を盛り上げようとする熱い思いが隠されていました。 【写真】陸送時の様子…これはワクワクしますね! 部品収集→運転台自作→次の夢は「電車を買う」 3歳ごろから鉄道と機械の魅力に目覚めた利根川さん。成長とともに、プラレールからNゲージ、鉄道部品収集へと趣味の幅を広げ、学生時代には独学で乗務員室を作り始めました。 「201系電車の乗務員室です。少しずつ部品を集めながらでしたので、完成までには7年ほどかかりました。中央快速線と京葉線で活躍した車両の部品を取り付け、通電させ、圧縮空気を使用するブレーキ装置も実車同様の機器を用意