スペインに関するequalsuのブックマーク (1)

  • 「スペインの黄金時代」ヘンリー・ケイメン 著

    ひとは自身が属すると考える国、地域、民族、共同体の歴史の中に「黄金時代」を想定するものらしい。いつが「われわれの歴史」の「黄金時代」と考えるかは必ずしも統一されるわけではなく、その認識の違いがときに歴史観の対立となったりするが、稀にそれが揺るぎなく一致することがある。その最たる例として、スペインの「黄金時代」はスペイン人に限らず、世界中の人々の間でほぼ一致した認識があるだろう。十六世紀から十七世紀にかけて、ハプスブルク家の支配の下で世界中に植民地を築き「日の沈まぬ大帝国」として覇を唱えた時代である。 スペインに黄金時代はあったのかスペインの黄金時代については十七世紀から十八世紀の人々は十五世紀末~十六世紀初頭のカトリック両王の時代を黄金時代と考えていたらしい。これが十八世紀になると啓蒙思想家たちの間で十六、十七世紀の文化的成功こそ「黄金時代」にふさわしいと考えるようになり、その理解が現代ま

    「スペインの黄金時代」ヘンリー・ケイメン 著
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