今やプログラミングといえば、Webなどで使われるような高水準スクリプト系言語中心のアプリケーションプログラミングが主流だ。 そんなこともあり、もはや以前の低レベル言語によるシステムプログラミングの苦労など、タダの昔話である。 そこに来て、実際は齧った程度の分際で、性懲りもなくそんな昔話を書いてみる。 今も昔も、基本的に難しい仕事は無茶振りから始まるものだ。 少なくとも10年位前に自分が手がけた(押し付けられた)仕事はそうだった。 大学で初めて触ったC言語しかもポインタ分からないで止まっているような奴に、電文の再配信プログラムを任せたのだから。 客は「遅延が絶対許されないシステムなのでJavaとかPerlとかはやめてねー」とにこやかな笑顔かつ笑ってない目で注文してきた。 そうなるとC/C++くらいしか事実上選択肢がない。 このうちC++は、Java経験がある自分からしても仕様が膨大かつ複雑す