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ブックマーク / rollingstonejapan.com (47)

  • 「黒人のリズム感」みたいな幻想は百害あって一利なしなのでもう手放したほうがいい | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    著者のイブラム・X・ケンディはクイーンズ・ジャマイカ地区出身のアフリカアメリカ人。現在はボストン大学アンチレイシスト・リサーチ・センター所長だそうです。いちど日語で読んでしまえば難易度が下がるので原書でもちまちま読みましたよ。 中年ミュージシャンのNY通信。音楽メディアでは「黒いグルーヴ」みたいな表現が長らくクリシェ化してましたが、それってどうなの?というのが今回のお話。オスカー授賞式で浮上した差別疑惑の件も然り。筆者もいろいろ思うところがあるようで……。 コロナ禍2年目のこと、私は1冊の、『アンチレイシストであるためには』と出会った。いまだに私は英語を読むのに日語の100倍くらい時間がかかるし消耗するので、2020年にベストセラーになっているのは横目で眺めながら、翌21年に邦訳が出て、それでようやく読んだわけだ。 このには、私がそれまで読んだ差別にまつわる書物とはっきり異な

    「黒人のリズム感」みたいな幻想は百害あって一利なしなのでもう手放したほうがいい | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2024/05/14
    氏より育ちという言葉は有名なはずだし、それは家柄みたいなことだけじゃなく、その人は体験の総体としてのその人だって話ですよね。一方でその人を知るにもまた時間が必要で。待てず付き合えずの人が乱暴を言う。
  • シャバカが語る「小さな音」と尺八がかき立てる想像力、「音のポエム」とパーソナルな物語 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    シャバカ・ハッチングスはUK屈指のサックス奏者として、サンズ・オブ・ケメット、コメット・イズ・カミング、シャバカ&ジ・アンセスターズといったプロジェクトで高い評価を得てきた。アメリカ由来のジャズだけでなく、彼のルーツでもあるバルバドスを含むカリブ海の島々の音楽をはじめ、アフロビート、ジャングルやグライムなどが溶け込んだシャバカの音楽は、近年のUKのジャズにおける最良の教科書のようでもあった。だからこそ彼はロンドンのシーンで「キング」と呼ばれていた。 そんなシャバカがサンズ・オブ・ケメットの2021年作『Black To The Future』あたりからバンブーフルートを演奏し始めるようになると、そこに尺八やインディアンフルートも加わり、サックスを手にする機会が減っていった。誰もが不思議がっていたころ、シャバカは前述の3つのグループの活動を休止すること、サックス奏者としての活動を停止し、フル

    シャバカが語る「小さな音」と尺八がかき立てる想像力、「音のポエム」とパーソナルな物語 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2024/04/28
    『その間にシャバカは、福岡に行って竹を切り、自分だけの尺八を文字どおりゼロから造っていた。彼は本気で尺八に身を捧げようとしていた』『今回は〜書かれたメロディが何を提案するのかを知ろうとした』 あら〜!
  • ノラ・ジョーンズが明かす、今の自分と正直に向き合った創作ヴィジョン | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    ニューアルバム『Visions』のリリースから1カ月が経過したタイミングで、ノラ・ジョーンズ(Norah Jones)がZoomでインタビューに応じてくれた。 自分が聞きたかったのは、大きくふたつ。彼女はどういったサウンドを求めてヴィンテージソウル・リヴァイヴァルのキーパーソンとも言えるマルチプレイヤー/プロデューサー/エンジニアのリオン・マイケルズと再び組んだのか。それから、アルバムが久しぶりに明るさやあたたかさを感じさせるものになったことに理由はあるのか。「考えてない」「意識していなかった」という答えも多いのだけど、分析めいたことに関心がないのはいつものこと。彼女なりの考えと正直さがよく見えてくるインタビューになったんじゃないかと思う。 リオン・マイケルズとの共同作業 ―ニューアルバム『Visions』を聴き、“あなたらしさ”と“新しさ”の塩梅が絶妙なアルバムだなと感じました。“らしさ

    ノラ・ジョーンズが明かす、今の自分と正直に向き合った創作ヴィジョン | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2024/04/18
    『そういうことは、私は考えない。ジャーナリストのあなたが考えることでしょ? 私は音楽を作る側だから(笑)』(笑)。
  • ミシェル・ンデゲオチェロの創作論 ジャズとSF、黒人奴隷の記憶をつなぐ「自分だけの神話」 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    ミシェル・ンデゲオチェロ(Meshell Ndegeocello)の『The Ominichord Real Book』は2023年を代表するアルバムになったのと同時に、長いキャリアの中で数多くの傑作を発表してきたミシェルにとっての新たな代表作にもなった。 ジャズの名門ブルーノートからリリースされた同作には数多くのジャズミュージシャンが参加し、素晴らしい演奏を聴かせている。だが、このアルバムの凄さはそれだけではない。ミシェルはここに収められた曲に様々な文脈を込めている。それは曲名や歌詞、サウンドに様々な形で埋め込まれている。宇宙観や死生観を含めて、ミシェルの哲学のようなものが詰まっているとも言えそうなくらい壮大なものだ。 近年、両親を亡くしたことをきっかけにミシェルはアフリカアメリカ人としての自身と祖先への思いを強めていた。そんな思考を、彼女は音楽による壮大な物語の制作に向かわせた。そし

    ミシェル・ンデゲオチェロの創作論 ジャズとSF、黒人奴隷の記憶をつなぐ「自分だけの神話」 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2024/01/16
    『もっと深く考察されるべきだ』『よりふさわしい回答を用意するために考える時間がほしかったのだろう。丁寧に言葉を尽くしながら、とても誠実に答えてくれた』
  • 戦火から9000km、NYで繰り広げられているしょーもない戦争 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    旅行時にスーツケースをぐるぐる巻きにする用のラップで簀巻きにされた電柱。もはやポスター読めなくなっているのだがそんなことはどうでもよく、両陣営とも意地になっているだけのような気がしている。その間にガザでは1万8000人が死んだ。(Photo by Gen Karaki) 中年ミュージシャンのNY通信、今回はめずらしく時事ネタが届きました。イスラエルによるガザ地区への軍事侵攻によって揺れているアメリカの政情。それをに呼応するようにストリートでは別次元のバトルが繰り広げられているようで……。 この原稿を書いている12月初旬、ニューヨークはハヌカーの後半にさしかかったところです。ユダヤ暦の9月25日、西暦だと今年は12月7日からの8日間を、火を灯したキャンドルを増やしながら祝うハヌカーですが、今年はどうにも不穏ムードが拭えません。理由はもちろんイスラエルとハマスとの大規模衝突、およびそれに続くガ

    戦火から9000km、NYで繰り広げられているしょーもない戦争 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2023/12/29
    『にしても街角の落書きポスターというのは侮れないもので、唐突に息子から「あの誘拐された人は返ってきたの? パレスチナ人は悪い人なの?」と聞かれます』あー…。
  • ヌバイア・ガルシアが熱弁、UKジャズとクラブミュージックの深く密接な関係 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    サックス奏者のヌバイア・ガルシア(Nubya Garcia)は今日のUKジャズにおけるシンボルであり、その理由は2020年に発表された現時点の最新アルバム『Source』のインタビューでもたっぷり語ってもらった。トゥモローズ・ウォリアーズをはじめとしたロンドンの教育機関の出身であること、レゲエを取り入れるなどカリブ海やアフリカからの移民が持ち込んだ文化を反映していることもそれにあたるが、彼女にはもう一つ重要な文脈がある。エズラ・コレクティヴのリーダー、フェミ・コレオソは「UKジャズはダンスミュージック」だと以前語っていたが、クラブミュージック的な文脈を一貫して取り入れてきたのがヌバイアだ。 ナラ・シネフロ、カイディ・テイタム、モーゼス・ボイドなどが参加した『Source』のリミックス・アルバム『Source ⧺ We Move』(2021年)はひとつ象徴的だろう。ジャズがハイブリッドになり

    ヌバイア・ガルシアが熱弁、UKジャズとクラブミュージックの深く密接な関係 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2023/10/22
    『もともとはアンダーグラウンドミュージックだったドラムンベースが、今ではちょっと行き過ぎってくらい人気になってるじゃない? 個人的には、あんまり快く思ってないけど』 (笑)。
  • ヌバイア・ガルシアが語るUKジャズの多様性、音楽を通じて再接続したアイデンティティ | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    先日、エズラ・コレクティヴが2023年のマーキュリー・プライズを受賞した。ここ数年もスケプタ、サンファ、デイヴ、アーロ・パークス、リトル・シムズといったUKを象徴するアーティストが獲得してきた賞を、ジャズのグループが受賞したことに驚きの声も上がっていたが、ジャズミュージシャンたちが現地の音楽シーンに欠かせない存在になっている現状を鑑みれば、決して不思議ではない。それこそ、サンファの来たる新作『LAHAI』にもユセフ・デイズやシーラ・モーリス・グレイといったUKジャズの名手が多数参加しているし、彼ら自身のリーダー作も世界中で高い評価を得ており、もはやUKジャズはあらゆる場所で完全に定着している。 そんなUKのシーンの顔といえば、大半の人がシャバカ・ハッチングス、もしくはヌバイア・ガルシア(Nubya Garcia)を挙げるだろう。特にヌバイアは現在のUKシーンがもつ魅力をそのまま体現しており

    ヌバイア・ガルシアが語るUKジャズの多様性、音楽を通じて再接続したアイデンティティ | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2023/09/23
    『スペイン語を理解できるわけじゃないけど、言わんとしていることを理解しようとしているし、深く感じ取ることならできる。その音楽をもっと知りたい、理解したいという気持ちがあることが重要だと考えています』
  • ルイス・コール×長谷川白紙 フジロックで実現した夢のブレインフィーダー対談 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    フジロック開催直前の7月25日、長谷川白紙とブレインフィーダー(Brainfeeder:フライング・ロータス率いる、現代ポピュラー音楽を代表する先鋭的レーベル)の契約が発表された。そこで公開された新曲「口の花火」は各方面に衝撃を与え、フジロック2日目(7月29日)深夜のパフォーマンスも、初見の観客まで巻き込んで圧倒的な盛り上がりをみせた。ルイス・コール(Louis Cole)はその直前にWHITE STAGEのトリとして出演。こちらもビッグバンド編成による素晴らしいステージを披露した。 レーベルメイトとなった2人による今回の対談は、同日の夕方、フジロック現地にて行われたもの。お互いの音楽についての印象、「口の花火」にベーシストとして参加したサム・ウィルクス、ジェームス・ブラウンをはじめとした共通の影響源、タイムレスな音楽を作るために必要なことなど、非常に興味深い話を聞くことができた。5月末

    ルイス・コール×長谷川白紙 フジロックで実現した夢のブレインフィーダー対談 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2023/08/08
    『日本の音楽教育って〜日本の音楽シーンや音楽家の醸成に与えている影響ってすごく大きいんじゃないか、合唱と吹奏楽部はすごく大きいんじゃないか/ルイスが育ってきた環境で合唱ってどういうものだったのか』
  • フジロックがグラストンベリーに学んだ「フェスのあるべき姿」 アジカン後藤正文が花房浩一に訊く | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    2023年のグラストンベリー・フェスティバルが6月21日~25日に渡って開催された。会場はイギリス南西部サマセット州にあるワーシー牧場。1100エーカー(東京ドーム95個分)もの広大な土地に約21万人の観客が訪れることから世界最大規模の野外フェスとして知られ、アークティック・モンキーズ、ガンズ・アンド・ローゼス、エルトン・ジョンがヘッドライナーを務めた今年は、わずか1時間でチケットが完売した。 フェスの歴史を辿ると、ワーシー牧場の持ち主であるマイケル・イーヴィスと、のジーン・イーヴィスが創設者となり1970年に初開催。当初は小規模なフリーコンサートだったが徐々に規模を拡大させ、1999年にジーンが亡くなると娘のエミリー・イーヴィスが共同主催者に。音楽のみならず演劇、ダンス、コメディ、サーカスから映画まで様々なアートが披露され、フジロックのモデルとなったことでも知られている。 そんなグラス

    フジロックがグラストンベリーに学んだ「フェスのあるべき姿」 アジカン後藤正文が花房浩一に訊く | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2023/07/27
    『それについては自分にも反省が/いざ震災が起きたあと「こういうときの準備を全然してなかったな」って気づかされた/何か行動に移そうにも知識がない』『大きく育った木を掘り起こして植え替えても育たんよ』
  • ジャズの未来を担う若者たちへ ミシェル・ンデゲオチェロが語る共感・信頼・リスペクト | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    ミシェル・ンデゲオチェロ(Meshell Ndegeocello)の5年ぶり最新アルバム『The Omnichord Real Book』は、ブルーノートに移籍してのリリースとなる。1968年生まれの彼女はもともと、ロバート・グラスパーの『Black Radio』、ジェイソン・モランの『All Rise』、マーカス・ストリックランド率いるTwi-Lifeの『Nihil Novi』など、同レーベルによる21世紀の重要作にいくつも参加してきた。 そもそも、ミシェルの音楽はR&Bにカテゴライズされることが多かったが、最初期のリーダー作『Plantation Lullabies』(1993年)の時点でジェリ・アレンやジョシュア・レッドマンを起用しているし、2000年代のアルバムにはクリス・デイヴ、ケニー・ギャレット、ジャック・ディジョネット、パット・メセニー、ジェイソン・リンドナー、ロバート・グラ

    ジャズの未来を担う若者たちへ ミシェル・ンデゲオチェロが語る共感・信頼・リスペクト | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2023/06/19
    『ジャズという言葉を〜私も好きじゃない。私がやっているのはグルーヴ、ゴスペル、即興的要素を持つブラック・アメリカン・ミュージック/ハーモニーとメロディで物語を語る/惑星が軌道を回り、探検するような』
  • セシル・マクロリン・サルヴァント、世界最高のジャズ歌手が明かす「歌」と「言語」の秘密 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    セシル・マクロリン・サルヴァント(Cécile McLorin Salvant)をひとことで説明するなら、「世界最高のジャズ・ボーカリスト」だろう。 21歳のときに「セロニアス・モンク・コンペティション」のボーカル部門で優勝。ティグラン・ハマシアンやグレッチェン・パーラト、アンブローズ・アキンムシーレらを輩出してきた登竜門での優勝をきっかけに一気にシーンへ出ていって、すべてのアルバムが高い評価を受けてきた。類まれな表現力で歌われるオーセンティックなジャズ・ボーカル・スタイルはどんなスタンダード・ソングにも新たな魅力を与え、その信じられないほどに高い技術によるスキャットや、どんな楽器の特徴をも声に置き換えてしまう歌唱手法が聴き手を驚かせた。いつしか誰もが彼女を最高のボーカリストだと認めるようになったし、何度もグラミーにノミネートされ、3度の受賞を果たしている。 挾間美帆も彼女のNYでのライブ

    セシル・マクロリン・サルヴァント、世界最高のジャズ歌手が明かす「歌」と「言語」の秘密 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2023/06/09
    『私にとって「物語」というのは、「さぁ、皆さんに物語をお話しよう……」という風に堂々たる口調で伝え、壮大なイメージがあるけど、「秘密」の方は「実は、あなたに伝えたいことがあるの……」というような感じ』
  • WONK、ロバート・グラスパーという「青春」を振り返る | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    5月14・15日に開催される「LOVE SUPREME JAZZ FESTIVAL」で、ロバート・グラスパーと同じ15日の出演が決まっているWONK。ジャズとヒップホップを背景に持ちつつ、ジャンル横断的で「エクスペリメント」なその音楽に対する姿勢は、間違いなくグラスパーと共振する部分がある。それもそのはず、彼らは2012年に発表された『Black Radio』の直撃世代で、今の日のバンドシーンでは同じようにグラスパーからの影響を受け取った世代が多数活躍している。『Black Radio Ⅲ』が発表されたこのタイミングで、長塚健斗(Vo)、井上幹(Ba)、江﨑文武(Key)、荒田洸(Dr)の4人にグラスパーについて語り合ってもらった。 【画像を見る】WONK撮り下ろし(全6点) 4人とグラスパーの出会い 音楽の現場にもたらした影響 ―みなさんそれぞれがどのようにグラスパーに出会い、どんな部

    WONK、ロバート・グラスパーという「青春」を振り返る | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2023/05/09
    『ジャズ研はテーマだけ使って、自分たちでいろいろアドリブしながらカバーするけど、同じ部室を使ってる他の人たちは完コピしたりして、「そっちもグラスパーやってんの?」みたいな』へええ〜〜!!
  • Summer Eye夏目知幸が語る人生の再出発、シャムキャッツ解散から『大吉』までの日々 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    「くだらない。結構かっこいい。軽めだ」ーー名を英語にした新名義をひらめいたとき、夏目知幸はそう思った。シャムキャッツ解散後、ビンテージ電子楽器やプログラミングを駆使した完全DIYでの制作をスタート。2021年12月のソロデビュー以来、独創的な楽曲を送り出してきた彼が、渾身の1stアルバム『大吉』を完成させた。ポジティブ&ダンサブルな新境地を開拓している夏目だが、ここまでの道のりは苦難の連続だったという。Summer Eye名義での初インタビューをお届けする。 くたびれた男のポジティブな歌 ―どうですか、今の心境は。 夏目:ソロのアルバムが出るって話をするとみんな喜んでくれるから、明るい気持ちでいれてる。それとこの間、渋谷から新代田までなんとなく歩いたの。で、えるえふる(レコード店を併設した立ち飲み居酒屋)を通ったら、MUSIC FROM THE MARSの藤井(友信)さんやLOSTAGE

    Summer Eye夏目知幸が語る人生の再出発、シャムキャッツ解散から『大吉』までの日々 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2023/03/30
    『言葉ではイメージできてた/リズムマシンを使ってドラムを鳴らして、メジャーでもマイナーでもないコード感で、くたびれた男がポジティブなことを歌う/でも具体的な形になるまで、そこからかなり時間がかかった』
  • ホセ・ジェイムズ、エリカ・バドゥを語る「ここ25年のジャズにとって最重要人物」 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    左からホセ・ジェイムズ、エリカ・バドゥ(Photo by Janette Beckman; Raymond Boyd/Getty Images) 現代ジャズをリードするボーカリスト、ホセ・ジェイムズ(José James)の最新作『On & On』はエリカ・バドゥの代表曲に独自の解釈を施したトリビュート・アルバム。鍵盤奏者のBIGYUKI、ベン・ウィリアムス(Ba)とジャリス・ヨークリー(Dr)からなるリズムセクションに加えて、ホセがフックアップする新進気鋭の女性サックス奏者、エバン・ドーシーとダイアナ・ジャバールが参加した作を掘り下げるべく、ジャズ評論家・柳樂光隆がインタビュー。 ネオソウルの話になると、どうしてもディアンジェロやJ・ディラ、クエストラヴ、ピノ・パラディーノらが生み出したサウンドに焦点が当たることが多い。ただ、エリカ・バドゥの魅力について考えるとなれば、ソウルクエリアン

    ホセ・ジェイムズ、エリカ・バドゥを語る「ここ25年のジャズにとって最重要人物」 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2023/01/24
    『live』のドラムがプージーベルだったのに当時「えー! これはどういう感じの意味だろう?」ってなりました。
  • 「UKジャズはダンス・ミュージック」エズラ・コレクティヴが語るロンドン・シーンの本質 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    ここ数年におけるUKジャズの隆盛において、エズラ・コレクティヴ(Ezra Collective)はリーダーとしての役割を担ってきた。鍵盤奏者のジョー・アーモン・ジョーンズ、ドラマーのフェミ・コレオソといった、シーンを支える重要人物たちも在籍するこのグループは、「ロンドンらしさ」を鮮やかに体現。ジャズを軸にしながらグライム、アフロビート、レゲエ、スピリチュアルといった近年のロンドンを感じさせる要素を盛り込み、ダンサブルなサウンドに昇華してきた。 特にグライムとジャズを融合させる手法は特徴的で、そのハイブリッドなサウンドが新たな観客をジャズのライブへと誘ってきた。実際、彼らが2019年にBoiler Roomで行ったライブ動画を見ると、近年、ロンドンでどのようにジャズが演奏され、それがどのように受容されてきたのかがよくわかる。ロンドンにおけるジャズは“ダンス・ミュージック”であり、同時に“パー

    「UKジャズはダンス・ミュージック」エズラ・コレクティヴが語るロンドン・シーンの本質 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2022/11/12
    『僕たちには〜国民的なダンスがない。その代わり、動き回りたがる文化になっている/ジャマイカやナイジェリア、西アフリカ由来の多くの文化〜が持ち込まれている/そういうところにイギリスらしさを感じる』
  • ザ・ビートルズ『リボルバー』最大の新発見、ジョンの歌う「イエロー・サブマリン」が意味するもの | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    ザ・ビートルズ(The Beatles)の『リボルバー』スペシャル・エディション(10月28日世界同時リリース)から2曲が先行配信された。そのうちの一つ、「Yellow Submarine (Songwriting Work Tape / Part 1)」が大きな注目を集めている理由とは? ビートルズの音楽は、他のバンドにはないエモーショナルな力を持っている。1966年の傑作『Revolver』はジョン、ポール、ジョージ、リンゴが手がけた、心に響く瞬間に溢れている。しかし、「イエロー・サブマリン」はそう思われていなかった。実際、この曲は子供向けの陽気なノベルティソングとして、世界中で大切にされてきた。 だからこの曲で、ジョン・レノンがギターをかき鳴らし、悲しいアコースティック・バラードとして歌っているのは、当にショッキングなことだと言える。10月28日に世界同時発売される『Revolve

    ザ・ビートルズ『リボルバー』最大の新発見、ジョンの歌う「イエロー・サブマリン」が意味するもの | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2022/10/24
    『イエロー・サブマリン」に感情的な深みを期待した人などいるだろうか?』 ん(笑)!?
  • J・ディラを支えた敏腕エンジニアが語る「伝説の裏側」「音作りの秘密」「マカヤの凄み」 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    ニューアルバム『In These Times』が大きな評判を集めているマカヤ・マクレイヴン(Makaya McCraven)。ジャズ・ドラマーであり、コンポーザーであり、プロデューサーでもある彼の音楽は「ジャズとヒップホップ」もしくは「生演奏とポスト・プロダクション」の共存の最先端にあるもので、そこには様々な文脈を見出すことができる。 まずは拠点・シカゴとの繋がりでいうと、彼はアート・アンサンブル・オブ・シカゴから続く同地のジャズ史や、日でシカゴ音響派と呼ばれてきたポストロックの系譜を継ぎ、所属レーベルのInternational Anthemがここ10年で築き上げたコミュニティを象徴するような存在といえるだろう。 かたや「ジャズとヒップホップ」の関係に目を向けると、マカヤは以前から影響源として、マッドリブとJ・ディラの名前を挙げてきた。彼は(多くのジャズ奏者と同様に)J・ディラのビート

    J・ディラを支えた敏腕エンジニアが語る「伝説の裏側」「音作りの秘密」「マカヤの凄み」 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2022/10/24
    『僕らは互いにフィードバックを及ぼし合いながら、あの時代のサウンドを作り上げていった。ただ〜レーベルのサウンド」というものが、当時のLAのあの場所からから生まれていたということに全く気づいていなかった』
  • サイエントロジーの脱会者「第2世代」に密着 カルト集団で生まれ育った苦悩を語る | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    サイエントロジーの脱会者、クリスティ・ゴードン氏の幼少時代のスクラップブック。(Photo by Justin Kaneps for Rolling Stone) 米国の新興宗教団体「サインエントロジー」の信者として生まれ育った者が脱会すると、ひとつの大きな問題に直面する 「他の人々は、以前のアイデンティティに戻ることができますが、私たちは、何もないところからアイデンティティを見つけようとしているのです」と元信者の1人は語る。 脱会した人たちのことをサイエントロジー教会の信者は専門用語でこう呼ぶ。「banky(=はみ出し者)」「downtone(悪いオーラを発している)」「chargey(負のエネルギーが充満している)」「TRを取り込もうとしない(頑なに受け入れない)」。 だが、脱会者たちは自分たちのことをこうした言葉で呼ぶことはない。彼らは自分たちを「サイエントロジーの子供たち」と呼ぶ。

    サイエントロジーの脱会者「第2世代」に密着 カルト集団で生まれ育った苦悩を語る | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2022/07/24
    『現在52歳のゴードン氏がサイエントロジーを後にしたのは31年前。だが、感情を認識するのには何十年もかかった/どこまでがサイエントロジーで、どこからが本当の自分なのだろう?』
  • ジェイコブ・コリアーが語る「シンプルとカオス」 音楽の申し子が変えたゲームのルール | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    「明日、ジェイコブ・コリアーに取材できることになりました」と連絡が入った。あまりにも急で若干焦ったが、聞いてみたいこともあった。彼はちょうど素晴らしい新曲「Never Gonna Be Alone (feat. Lizzy McAlpine & John Mayer)」を発表したばかり。ジェイコブと言えば、尋常ではない量の音を重ねて作ったひとりクワイアや、ジャンルを自在に横断・融合するサウンドのイメージがあるわけだが、この「Never Gonna Be Alone」はシンプルな歌もので逆に驚かされてしまった。プログレッシブな要素は見当たらず、むしろチル系のプレイリストに入りそうな心地よいサウンドなのだ。 欧米はコロナ禍がひと段落したような雰囲気で、音楽業界も元に戻ったような状態で様々なフェスが復活し、ツアーが盛んに行われている。ジェイコブもまたライブ活動を再開し、世界中を飛び回っている。こ

    ジェイコブ・コリアーが語る「シンプルとカオス」 音楽の申し子が変えたゲームのルール | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2022/07/01
    『声質だけでなく、どう声を利用するか。その選択こそが「自分は何者か、世界のどこから来たのか、どんなストーリーとともに育ったのか」を表現することでもある』
  • 2022年グラミー賞総括、シルク・ソニックの快挙とジョン・バティステの逆転勝利 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    米現地時間4月3日にラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで開催された第64回グラミー賞授賞式で栄えある賞に輝いたシルク・ソニックとジョン・バティステ。 写真左から:Johnny Nunez/Getty Images for The Recording Academy; Christopher Polk for Variety ブルーノ・マーズとアンダーソン・パークのユニット、シルク・ソニックの「Leave the Door Open」が年間最優秀レコードと年間優秀楽曲の主要2部門を受賞。ジョン・バティステは、ビリー・アイリッシュやオリヴィア・ロドリゴといった有力候補を押しのけて年間最優秀アルバムに輝いた。 第64回グラミー賞授賞式では、シルク・ソニックが年間最優秀レコードと年間優秀楽曲の2冠を達成した。その一方、ジョン・バティステが年間最優秀アルバムを受賞するという最大の番狂わせ

    2022年グラミー賞総括、シルク・ソニックの快挙とジョン・バティステの逆転勝利 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    gcyn
    gcyn 2022/04/14
    『主催者が小規模で慎ましやかなイベントにしなかった点は昨年と異なる。ほぼ満員の出席者/見たところ、ソーシャルディスタンス対策がとられたテーブル席/華やかでゴージャスな第64回グラミー賞』