画期的なファンク・サウンドを生み出し、1970年代以降のポップス、ヒップホップ、ダンスミュージックなどに多大な影響を与えたジェームス・ブラウン。陰の部分も語られつつ、今なおリスペクトを集める“ゴッドファーザー・オブ・ソウル”を、モーリーはどう見ている!? 2006年6月のパリ公演で撮影された写真。この年、ジェームス・ブラウンは世界ツアーを行うなど健在ぶりをアピールしたが、同年12月に歯科医を訪れ、肺炎の症状が判明。その翌日、入院先の病院で帰らぬ人となった 彼の場合、まず無数の性暴力疑惑など、犯罪的な側面を避けて通ることはできません。手放しで美化できず、特に晩年の崩壊ぶりは隠せません。ただ、それでもやはりジェームス・ブラウンが起こした奇跡は確かにある。彼が自分の表現を完成させたちょうどその頃、エルヴィスの時代が終わり、ビートルズやローリング・ストーンズの時代が来ます。そこで彼はショーやダンス