拉致被害者の曽我ひとみさん(右)とインドネシアで再会し羽田空港に到着した夫のチャールズ・ジェンキンスさん(中央)(2004年7月18日撮影) 新潟県佐渡市在住で、北朝鮮による拉致被害者の曽我ひとみさん(58)の夫、チャールズ・ジェンキンスさんが11日、亡くなった。 77歳だった。佐渡市や支援団体の「曽我さん母娘を救う会」の関係者によると、同市内で倒れ、病院で死亡が確認されたという。 ジェンキンスさんは1940年、米ノースカロライナ州生まれ。在韓米軍に所属していた65年、北朝鮮側に脱走。78年に拉致された曽我さんとは80年に結婚し、2人の娘をもうけた。北朝鮮では軍学校で英語教師などを務めていた。 2002年に帰国した曽我さんを追うように、04年に娘2人と北朝鮮を出国。経由地のインドネシアでは曽我さんと再会し、熱い抱擁を交わした。日本の地に降り立ち、脱走などの罪で米軍の軍法会議を受け、禁錮30