漫画や小説にも流行というものがある。 「転生しても天パだったし金はさらになかった」というような異世界転生ものは今でも人気であり、ネットサーフィンをしていると、セックスレス漫画の次に広告漫画を見かける。 そんな異世界転生ものの中でも最近は「悪役令嬢」を扱ったものをよく見るようになった。
今回は、連載タイトルになっている「オオカミ少女」のお話。 みなさんは、こんな物語を聞いたことがないだろうか? 《インドの森のなかで、赤ん坊の頃から狼に育てられていた姉妹が発見された。姉妹は言葉を話すことができず、四つ足で歩き、地面に置いた皿をなめるようにしてミルクを飲んだ》 私がはじめて聞いたのは30年ほど前。教科書に掲載されている話だ。さまざまな研究分野でも「基本のキ」のように採用されている“実話”なのだが……。 *** 社会学者である父の書棚には、「切腹論」「生き神信仰」「日本のシャーマニズム」「パニックの心理」など、怪しげで手垢のついた古ぼけた書物がたくさん並んでいた。難しくて子供の私にはほとんどわからなかったが、普通の平穏な生活からは見えない、知ってはいけない世界が莫大に広がっているように思えて、好奇心を煽られ、見たくて見たくてしょうがなかった。 切腹の本は、真一文字と十文字とでは
ご飯が世界を回す この間、恋愛系の取材の時に 「不倫なんて、女子大生から 社会人3年目までの間に絶対に一回は 経験しますよ。全ての女子が通る道ですよ」 と言ったら、相手にすごく驚かれました。 まぁ、不倫といったら問題があるかもしれませんが、 既婚男性と、ごはんに行くくらいの事は 誰でもやってるんじゃないでしょうか。 別にエロ目的じゃなく、OB訪問やらなんやら 機会はいくらでもありますよね。 そういう年上の男の人のご飯によって、 女子はいろいろな初体験と出会います。 いいワイン、和食に合わせる日本酒、水割りの作り方、 カウンターの鉄板焼き、二軒目のバー、 フグや天ぷらのコース、ちゃんとした鰻屋さんで食べる鰻、 お寿司にガリで醤油を塗ること、お蕎麦屋さんでゆっくり飲むこと、 ホテルのカフェの一杯1000円とかするコーヒー、 食後に出てくるチーズ、デザートのワゴンサー
道に疎い男は食にも疎い 「デートってご飯を食べることだよね」 と、仲良しの美女が言っていて、 ぽんと思わず膝うちしました。「それ、名言かもしれない!」と。 もしかしたら、私と彼女はご飯好きすぎるのかもしれませんが、 たいがいの女子はご飯好きなわけで、 映画やダーツなどのその他アクティビティは 我々にとっては全て、ご飯とご飯の間のインターバル。 オプションの選択肢でしかありません。 全ての道はご飯に通ず、ではないけれど、 やっぱり、メインアクティビティはご飯なわけだし、 「そこをおろそかにする男子は無理だし、 基本的に「デート=ご飯」という統一見解に着地。 相手がご飯好きかどうかは、もうメールの段階でわかります。 ご飯好きは「お店、適当に決めておくね」なんて間違っても言わない。 「何食べたい?」「行きたいお店ある?」 とまずはこちらの意見を聞いてくれます。 そして、ち
努力は天才を凌駕する 明確に友人、あるいは仕事での上下関係が無い限り、 2人きりで食事に行くというのは、 少なからず「相手に興味がある」状態です。 これは遺伝子レベルの恋愛ルールなので 知らなかった人は、自分が人間かどうかまず疑ったほうがいいと思う。 そんな大前提がある上で、 ヤレる状況に持ち込める男と持ち込めない男の違いは何か。 それは、「女子に言い訳を与えているかどうか」、 この一点につきます。 モテる美人の友達が、とあるイケメン俳優さんに 何度か口説かれているんですが、 その方はいつも2軒目のバーで 「この後どうする?」と聞いてくるらしい。 「どうする?」って言われたら、 よっぽどじゃない限り「そろそろ帰ろうかな」って女子は言います。 「別に誘われたら、ついて行ってもいいんだけど、 自分からガツガツ行くほどでもないからな~」とモテ女子。 彼は「え?まじ?」
それっていいの? 正しい? 幸せになれる? 大丈夫―――!? どう判断していいのかわからない、日本の難問、日々の課題。気鋭の社会学者が予断を排してわけいります! バックナンバー 選択してください 「スーパーガールにおまかせ☆」は、アリか...近しい親族が亡くなったら……散骨はアリか...割ぽう着が日本社会巨大な闇の真犯人――説...ポエム蔓延社会はアリか? ナシか?世界レベルの女性にも「癒しと優しさ」を求...女装の日常化はアリか?ナシか?就活エントリーへの条件付けは、アリか、ナ...「恋人のいない」男性6割女性5割に政府の... 水無田気流 1970年神奈川県生まれ。詩人、社会学者。早稲田大学大学院社会科学研究科博士後期課程単位取得満期退学。立教大学社会学部兼任講師。著書に『無頼化する女たち』(亜紀書房)、『黒山もこもこ、抜けたら荒野 デフレ世代の憂鬱と希望』『平成幸福論ノート』(以上、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く