Rust開発者のためのC++入門書：所有権と借用について | POSTD
今日、ソーシャルサイト「reddit」を見ていたら、“ Rustの基礎を学んでからC++を始める場合 、何を勉強すればいいか”と問う投稿があり、私は自分のブログを復活させ、その中で質問への答えを書いたら面白いのではと考えました。 私にはRustを学んだ後にC++を扱う仕事に就いた経験があるため、Rustの経験を持つ人がC++に移行していく様子をまとめてみたいと思ったのです。 本稿はC++の構文と特徴を既に知っていて、RustからC++の世界に移行する方法に興味を持っている読者を対象とします。 しかし、私は全てに精通しているわけではないので、本稿では所有権（ownership）、借用（borrowing）、ライフタイム（lifetime）に焦点を当てて説明していきます。 所有権と移動 Rustの一番大きな特徴は所有権です。所有権は、プリミティブ型ではない値に対するデフォルトの動作として、コピ
Rust of Us についてそろそろいっておくか
Rust of Us についてそろそろいっておくか わたしが首謀者というわけではないんだけど、 6 月から Rust of Us という勉強会をやっている。 Rust of Us は、その名の通り Rust の勉強会だ。 とはいえ、みんな初心者で特に詳しい人がいるわけでなくて、みんなで理解を深めていくスタイルでやっている。 で、今日はその 3 回目を行なった。 今日は、The Rust Programming Language の章を 参加者で分担して、まとめて理解を深めようという回だった。 わたしは Concurrency を担当し、使った資料のようなメモは、qiita においてある。 まとめだから、すぐ終わっちゃうかなと思ったけど、その内容を深掘りしようとしたり、わかるまで質問したりしていたら、 終了時間を 1 時間以上オーバーするという事態におちいった。 コードを書いているだけだと、
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