日本代表MF本田圭佑(30=ACミラン)が、無得点で後半36分に退いた。放ったシュートは両チーム最多となる4本。1-1となった後半29分、右クロスを頭で合わせるも枠を外れる。さらに同35分にも左からのクロスに再びヘディングシュートを狙うが、左ポストをかすめながら外れた。苦しい展開に引き分け濃厚の中で、ロスタイムに勝ち越す劇的勝利。しかし、本田の気持ちは収まらなかった。 「本当はうざいくらい(ボールを)回して、向こう(イラク)が『うざい』と思うくらい回したいと思っている。本当はこっちが向こうをばかにしたい。だけど今のところ戦術的に求めていない。例えば、僕とかヤットさん(G大阪MF遠藤)の真骨頂。悪く言えば僕もスピーディーさに欠けるとか、悪く言えばいろんな意見があるかもしれない。だが、アジアレベルで言えば徹底的にばかにするプレーを得意とするところ」。 僅差の戦いが続くアジア最終予選での現状に、