北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイルの発射を受けて、国連の安全保障理事会で対応を協議する緊急会合が開かれました。各国からは地域を脅かす危険な行為だと北朝鮮を非難する意見が相次ぎましたが、中国やロシアはアメリカが緊張を高めていると主張し、今回も安保理として一致した対応はとれませんでした。 国連安保理の緊急会合は4日、日本時間の5日午前4時すぎから始まり、北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイルの発射について、各国からは、安保理決議の違反であり、地域の安全を脅かす危険な行為だと北朝鮮を非難する意見が相次ぎました。 このうち、アメリカのトーマスグリーンフィールド国連大使は「意図的に緊張を高める北朝鮮の行動は責任ある国家の行動ではない」と非難した上で「2つの理事国は、北朝鮮のたび重なる決議違反を正当化するために力を注ぎ、北朝鮮を増長させた」と中国とロシアも非難しました。 さらに「安保理の信頼性が危険にさらされてい