日本付近の大気中の二酸化炭素濃度は年々増加を続けており、2018年も陸上、洋上及び上空の観測全てにおいて観測史上最高を更新しました。 気象庁では気候変動の監視のため、精密な二酸化炭素濃度の観測を、日本を含む北西太平洋域の陸上、洋上、上空で立体的に行っています。その観測結果によると、日本付近の大気中の二酸化炭素濃度は、全ての観測において年々増加を続けています。 今般、2018年までの観測結果を取りまとめたところ、地上観測地点、観測船による北西太平洋域の洋上、航空機による日本の南東上空の濃度はいずれも観測史上最高を更新しました。 国内3つの地上観測地点※における2018年の年平均値は、綾里412.0 ppm、南鳥島409.4 ppm、与那国島411.7 ppmとなっています。(図参照) ※ 綾里(岩手県大船渡市)、南鳥島(東京都小笠原村)、与那国島(沖縄県八重山郡与那国町)
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