3.2 発震機構解決定 地震が発生すると,地下ではまずある1点で岩盤の食い違いが生じ,それが周囲に伝播して, ある広がりをもった断層面が形成されます(図2.2). === 図3.5 断層モデル === このような断層運動を記述するためには,断層面の位置(緯度,経度,深さ)のほか, 図3.5に示すように, 断層面の大きさ(長さL,幅W )と向き(走向θ,傾斜角δ), および断層面上での食い違いの大きさ(U )と向き(すべり角λ)の,計6つのパラメータが必要となります. これらのうち,断層面の向きとその面上での食い違い方向を表わす3つのパラメータ(θ,δ,λ)を求める作業が 発震機構解決定です. 断層面の大きさ(L,W )と食い違い量(U )は,余震の分布や地震波形,地殻変動などから,別途推定されます. === 図3.6 震源球と押し引き分布.右側は赤道面で切った断面を示す. === 発震機構
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く