2021年4月5日、NASAの探査車「パーサヴィアランス」から火星の地面に投下された小型ヘリコプター「インジェニュイティ」。 NASA/JPL-Caltech NASAは、小型ヘリコプター「インジェニュイティ」を火星に送り込んだものの、飛行が成功するという確信はなかった。 しかし、同機はエンジニアが期待していたよりも高く、遠く、そして速く飛んだ。 インジェニュイティは、5回目の飛行で墜落するだろうと思われていたが、このほど15回目の飛行を終えた。 アメリカ航空宇宙局(NASA)のエンジニアたちは、火星探査車「パーサヴィアランス(Perseverance)」を組み立てているときに、独創的なアイデアを思いついた。 「小さなヘリコプターを火星に持っていったらどうだろう?」 だがヘリコプターが火星で使えるかどうかは分らない。地球の大気の1%の密度しかない空気中で離陸するのは難しいだろう。これはエベ