来たるJRのダイヤ改正で、中央線の早朝深夜の東京駅までの各駅停車が無くなるという。 そもそもは、東京駅~御茶ノ水駅間の複々線化がコケたから、変則的な運用になっているわけだ。 ということで、その区間を複々線化するために、どのような検討を経てきたかをかいつまんで紹介したい。 ネタ元は、国鉄の「停車場技術講演会記録 第13回」掲載の報文「中央線、中野-三鷹間線増について」(東京工事局線増課 宇野浩彰氏)である。 ルート案は、こんな感じ。 国鉄では、中央線の混雑緩和の対応策の1つとして、急行線と緩行線の分担率を均衡化するために、東京駅までの複々線化を検討した。 国鉄東京工事局は、下記のような案をだしている。 この案の東側は、現在の総武快速線の東京~錦糸町に引き継がれていると思われる。 ---------------------------------------------------------