2012年11月、マツダが販売を開始した新型『アテンザ』。3月3日現在での受注台数は当初の予定を大幅に上回る1万2000台超と、上々の立ち上がりを見せている。 同社の新世代技術"SKYACTIV TECHNOLOGY"をフルに採用した新世界戦略車である新型アテンザはどのようにして生まれたのか。それを明らかにするため、アテンザ開発陣に「10の質問」を行った。 Q. なぜ今MTを設定したのか? A. MTの楽しさを実感してもらいたかったから。また、MTを無くしてしまえばいずれ弱体化したメーカーになると考えたから。 今やスポーツドライビングはDCT、DSGなどの2ペダルMTが主流だ。にも関わらず、アテンザはATとMTを用意している。しかもMTは完全新設計のSKYACTIV-MTである。トレンドと逆行していると見ることもできるこの設定について、まず聞きたいのは社内ではどんな議論が行なわれていたか、