マツダが開催した「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言2030」発表会の模様。登壇しているのは小飼雅道社長 何とも消化不良な思いをしたジャーナリストが多かったに違いない。先日都内で開催されたマツダの技術開発の新長期ビジョン「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言2030」発表会のことだ。パワートレーンや安全技術など、これからのマツダの技術開発の方向について総括的な説明が行われたのだが、なにしろ内容が盛りだくさんなうえに、説明時間は1時間程度。しかも会場からの質問は一切受け付けないという説明会だったのだから、詰めかけた記者たちが欲求不満になるのも無理はない。かくいう筆者もそうだった。 今回発表された内容は、主なものだけでも下記のように多岐にわたる。 「Well-to-Wheel(井戸から車輪まで)」の企業平均CO2排出量を、2050年までに2010年比90%削減することを視野に、203