北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の配備するミサイルはおもに発射台が移動式で、これに対処するのは制空権を得ていても難しいとされますが、一方でさほど困難ではないという見方もあります。ポイントは「足元」にありました。 北朝鮮のミサイル戦力 つけいる隙は足元に 2022年に入って北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)がミサイル発射を繰り返しています。政治的メッセージがあるのか、純然たる技術開発実験なのか、訓練の一環なのか、見方は色々あるようです。 2020年10月10日朝鮮労働党75周年パレードに登場したICBMとされるミサイルを搭載する11軸のTEL(画像:朝鮮中央放送)。 そうした情勢を受けて日本では、変則的な軌道を飛翔するミサイルの迎撃の困難さから「敵基地攻撃能力」が議論されています。ところが北朝鮮のミサイルは「TEL(輸送起立発射機)」に載せられて移動できるものが多く、発射前に探知して攻撃無力化