沖縄県内で新型コロナウイルス感染者が前週比で倍以上のペースで急増している。県疫学統計・解析委員会は4日、3日からの1週間の新規感染者数が518~1042人になると予測した。現時点で重症治療を受ける人はいないが、玉城デニー知事は重症化リスクの高い高齢者らが感染すれば「さらなる医療の逼迫(ひっぱく)をきたす恐れもある」と警戒を強める。 4日の新規感染者225人のうち、20代が103人に上った。委員会報告は感染の主体は「20代を中心とした若者」と指摘。「全県的に急速な感染拡大が始まっている」と警鐘を鳴らした。 昨年も成人式後の宴会などで感染が広がり「第3波」につながった経緯がある。このため「大人数での宴会を控えるか、参加者全員が直前に抗原検査キットで陰性を確認する」などの感染予防策の徹底を求めた。 県によると、新規感染者のうちオミクロン株の占める割合は昨年12月30日時点で97%に達し、5日前の