JFEエンジニアリンググループのJバイオフードリサイクル(横浜市)は、本社隣接地で建設を進めてきた食品リサイクルプラントが8月に完成し、11月6日から本格的に食品リサイクル・バイオガス発電事業を開始した。同日、発電式を開催した。 JR東日本グループの駅ビルやエキナカなどから回収した日量80tの食品廃棄物を微生物により発酵させ、発生するメタンガスを燃料にガスエンジンを稼働して発電する。定格出力は1.8MW、年間発電量は約1万1000MWhを見込み、これは約3000世帯分に相当する。 ボイラー製造およびEPC(設計・調達・施工)はJFEエンジニアリングが担当した。発電した電力の約1割を食品リサイクルプラントなど施設全体の稼働に使い、残りを固定価格買取制度(FIT)を活用してJFEエンジニアリング100%子会社の電力小売会社であるアーバンエナジー(横浜市)に売電する。売電単価は39円/kWh。