5月25日、「米国を再び偉大に」のスローガンで古い産業都市の再生を公約に掲げ、トランプ氏が大統領に当選した2016年、デイブ・クルシエルさんはイリノイ州南部グラニットシティにある製鉄所の仕事に戻ることを願っていた。写真は24日、同製鉄所が生産再開を決めたことで職場に戻る労働者たち(2018年 ロイター/Lawrence Bryant) [グラニットシティ(イリノイ州) 25日 ロイター] - 「米国を再び偉大に」のスローガンで古い産業都市の再生を公約に掲げ、トランプ氏が大統領に当選した2016年、デイブ・クルシエルさんはイリノイ州南部グラニットシティにある製鉄所の仕事に戻ることを願っていた。 そして、その日はついに訪れた。 USスチールX.Nは、2015年に休止した高炉での鉄鋼生産を6月中旬に再開する準備を整え、再雇用を含めた約500人の労働者を新たに採用。その中に、61歳のクルシエルさん