2011年7月にテレビのデジタル化(地デジ化)が行われたことで、テレビ受像機の世界も大きな変化の時代を迎えた。ブラウン管タイプから液晶タイプへのシフトだけでなく、インターネット接続機能をはじめとしたスマートテレビ化により、テレビもまた単なるテレビとしての存在から、総合的なデジタル端末としての立ち位置を示しつつある。それではその新機能の一つ、インターネット接続機能はどれほど使われているのだろうか。その現状を総務省が2023年5月29日に詳細値を発表した「通信利用動向調査」の公開値を基に探ることにする(【情報通信白書】)。 今調査の調査要項は先行する解説記事【光回線は60.7%、携帯電話回線は56.7%…自宅パソコンのインターネット接続回線の種類(最新)】で解説済み。必要な場合はそちらを参考のこと。 次に示すのは各属性における、過去1年間にテレビでインターネットを利用したことがある世帯の割合。