イランのテヘランで、自身の作品を紹介する酸攻撃の被害者モフセン・モルタザビさん(2018年2月28日撮影)。(c)AFP/ATTA KENARE 【3月18日 AFP】イラン人のマスーメ・アテイ(Massoumeh Attaie)さん(35)は8年前、残忍な襲撃を受け永久的な傷を負わされた。だが事件に対する法的措置はとられていない。 アテイさんは、離婚しようとして義父から顔に酸をかけられた揚げ句、告訴すれば、アテイさんの息子にも同様の罰が下るだろうと家族に脅迫された。だが、イランのイスラム法では、彼女の両目は義父の片目と同等の価値しかない。 「私は正義よりも息子を選びました」と話すアテイさん。自身の選択については忘れるようにし、心が砕かれないようにしているという。 今月初め、アテイさんら酸攻撃の被害者数人はテヘランのアシアネ(Ashianeh)ギャラリーで、酸攻撃や被害者に対する意識の向上