スペインのバレンシアで錆びついた古い鉄剣が発見されたのは1994年のことだ。古代の墓に突き刺さった状態で発見されたことから、かのアーサー王伝説の剣にちなんで「エクスカリバー」と名づけられた。 しかし、この剣の年代や詳細を特定することはできずその後30年間、謎のままだった。だが最近の研究でついにその謎が解明された。 イベリア半島がイスラムの支配下にあった10世紀頃のものであることが判明したのだ。 続きを読む
スペインのバレンシアで錆びついた古い鉄剣が発見されたのは1994年のことだ。古代の墓に突き刺さった状態で発見されたことから、かのアーサー王伝説の剣にちなんで「エクスカリバー」と名づけられた。 しかし、この剣の年代や詳細を特定することはできずその後30年間、謎のままだった。だが最近の研究でついにその謎が解明された。 イベリア半島がイスラムの支配下にあった10世紀頃のものであることが判明したのだ。 続きを読む
365日 花散歩に出かけよう 日々、何気なく歩く道や街で出会う花や花木の名前がわかれば、もっと散歩が楽しくなります。ガーデニングエディターの高梨さゆみさんが、季節の花や花木を毎日紹介。住宅街でも見つかる身近な植物や、人気の園芸品種もピックアップ。栽培のコツも紹介します。一覧はこちら>> アーモンド アーモンドの花はモモによく似ていますが、モモよりひと回り大きな印象。ソメイヨシノよりピンクが濃いので、華やかな印象です。 ■属科・タイプ:バラ科の落葉中木 ■花期:3月〜4月 おいしいナッツの花がこんなにかわいらしかったとは! 昨日はアンズを紹介しましたが、もう一つこの時期にピンク色の花を咲かせる果樹を紹介します。香ばしくておいしいナッツ、アーモンドです。10年くらい前までは花が咲いているのを見かける機会はなかったのですが、最近では苗木が出回るようになり、観光ガーデンなどでそのかわいらしい花を愛
(CNN) スペインのバルセロナにあるサグラダ・ファミリア聖堂が、着工から140年あまりを経て2026年、ついに完成する。 6つの塔のうち最後の塔の建設が完了すれば、サグラダ・ファミリア聖堂は完成を迎える。 サグラダ・ファミリアは23年の年次報告書発表の声明で、「聖母被昇天の礼拝堂は25年に、イエス・キリストの塔は26年に完成が見込まれる」と発表した。 26年に完成予定のイエス・キリストの塔(高さ172.5メートル)は、最後に高さ17メートルの十字架を設置する。 サグラダ・ファミリア聖堂が完成すれば、ドイツのウルム大聖堂を抜いて世界一高い教会となる。 カタルーニャの建築家アントニ・ガウディが設計したサグラダ・ファミリア聖堂の建設は1882年に始まった。聖堂は、それぞれ聖書の登場人物(12使徒と4人の福音書作家、聖母マリア、イエス)を象徴する18の巨大な尖塔で構成される。 ガウディが1926
サッカーとゲーム実況を組み合わせたような7人制サッカー「キングス・リーグ」初の世界大会「キングス・ワールドカップ」が開催される。 開催地はメキシコ。5月から6月にかけて全32チームが優勝を争う。 3月12日、この「キングス・ワールドカップ」の会長として、北欧・スウェーデンを代表する元サッカー選手のズラタン・イブラヒモヴィッチさんが就任することが発表された。 イブラヒモヴィッチさんの会長就任 日本では、サッカーファン以外にはまだまだ馴染みが浅い、でもサッカーファン以外にも刺さりそうな「キングス・リーグ」。その特徴や魅力を紹介したい。 元スペイン代表選手が主催、7人制サッカー「キングス・リーグ」とは?「キングス・リーグ」は、かつてスペイン代表/バルセロナで選手として活躍したジェラール・ピケさんがチェアマンをつとめる、7人制サッカーの大会。 2022年にスペインで発足、2023年1月にリーグがス
『ドラゴンボール』や『Dr.スランプ』などの作品で知られるマンガ家・鳥山明の死去を海外メディアは相次いで速報し、世界中で悲しみの声が広がった。 なかでも、スペイン・カタルーニャ州の現地メディアは「鳥山の死にカタルーニャは泣いている」(現地メディア「カタルーニャ・プレス」)などの見出しで、格別な思い入れを持ってこのニュースに反応した。いったい鳥山は、同州にどんな足跡を残したのだろう? 弾圧された言語の人気コンテンツに スペインではフランコ独裁政権時代(1939〜75年)、カタルーニャ語などの地方の固有言語は公的な場での使用が禁止されていた。1975年のフランコの死後に民主制に移行し、1978年に制定された憲法で各自治州がそれぞれの地域の言語をスペイン語とともに公用語にすることができるようになった。こうしてカタルーニャ語は復権したものの、現在でも読み書きが苦手な人が存在するなど、弾圧の影響は残
2019年11月1日、スペインのバルセロナで開催されたマンガ関係のイベントPhoto: Adria Salido Zarco /NurPhoto / Getty Images 『ドラゴンボール』や『Dr.スランプ』などの作品で知られるマンガ家・鳥山明の死去を海外メディアは相次いで速報し、世界中で悲しみの声が広がった。 【画像】スペインの新聞で「鳥山明は複数の言葉を守った偉人」として報じられていた! なかでも、スペイン・カタルーニャ州の現地メディアは「鳥山の死にカタルーニャは泣いている」(現地メディア「カタルーニャ・プレス」)などの見出しで、格別な思い入れを持ってこのニュースに反応した。いったい鳥山は、同州にどんな足跡を残したのだろう? 弾圧された言語の人気コンテンツにスペインではフランコ独裁政権時代(1939~75年)、カタルーニャ語などの地方の固有言語は公的な場での使用が禁止されていた。
皆さんは、スペインの国旗をご存知でしょうか? サッカーの試合やスペイン料理の店先などでよく見かけると思います。 「赤と黄色のやつで、なんかごちゃごちゃした紋章が入ってるやつ」という感じでご記憶の方も多いでしょう。 あの複雑な模様の紋章には一体なにが描かれているのか。じっくり観察してみました。 というわけで、スペイン国旗に描かれている国章をじっくり観察してみます 国旗と市民旗がある スペイン国旗こちらです まず、そもそもの話として、この紋章の入った国旗は「政府機関などが使う旗」であって、一般用は紋章の無い「市民旗」を使うらしいのです。 知らなかった……。 スペイン市民旗……紋章がなくてもスペインぽさはある どうも、スペインの憲法では「スペインの国旗は赤、黄、赤の3本の横縞で構成されており、黄色の幅は赤の各2倍」と決まっており、その国旗に国章を入れるルールはまた別の法律で規定されているようで、
マキシム・クズミノフ氏=2023年9月、ウクライナ・キーウ/Maxym Marusenko/NurPhoto/Getty Images (CNN) ウクライナ国防省情報総局(GUR)は21日までに、ロシア軍の元ヘリコプターパイロットで、昨年ウクライナに亡命したマキシム・クズミノフ氏が死亡したとCNNに明らかにした。 スペインの当局は、1週間前に同国で発生した男性の射殺について調査している。当局は当初、死亡した男性についてウクライナ人(33)としていたが、後に身元は調査中とした。 GURの情報筋はCNNに、スペインで死亡した男性がクズミノフ氏であることを確認したが、死亡状況についてはコメントしなかった。 ロシア大統領府のペスコフ報道官は、この件についてロシアは把握していないと述べた。 ロシア対外情報庁のナルイシキン長官もクズミノフ氏の死亡について直接コメントはしなかった。だが、国営RIAノー
【1月29日 AFP】スペイン北部バスク(Basque)地方サンセバスチャン(San Sebastian)のラコンチャ(La Concha)海岸で28日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)に連帯を示す抗議活動が行われた。 参加者らは、スペインの巨匠パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)の傑作「ゲルニカ(Guernica)中に描かれている、死んだわが子を抱く母親のイメージを使った横断幕とパレスチナ自治区の旗を浜辺に並べ、「SOSガザ(SOS Gaza)」のスローガンを掲げた。 「ゲルニカ」は、スペイン内戦(Spanish Civil War)中の1937年4月26日に北部バスク地方の町ゲルニカで、ナチス・ドイツ(Nazi)とイタリアのファシスト政権が行った無差別爆撃を描いた作品。 ガザでは、昨年10月7日のイスラム組織ハマス(Hamas)による越境攻撃以降、イスラエルによ
スペイン中部にあるバジャドリード大学で名誉博士号を授与された欧州連合(EU)のジョセップ・ボレル外交安全保障上級代表(外相、2024年1月19日撮影)。(c)Julio ARROYO / AFP 【1月20日 AFP】欧州連合(EU)のジョセップ・ボレル(Josep Borrell)外交安全保障上級代表(外相)は19日夜、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)を「創設」したのも「資金提供」したのもイスラエルだと非難した。ハマスは昨年10月7日、イスラエルに対する前例のない攻撃を開始した。 イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相はここ最近、パレスチナ国家樹立への反対姿勢を改めて表明し、米国の反発を招いている。イスラエルの同盟国である米国は、パレスチナ国家と共存する「2国家解決」を依然として支持して
サルバドール・ダリが戦場となった沖縄に思いを馳せ製作した作品を沖縄に残そうと、29日に有志が集まり、設立総会を開きました。 設立されたのは「ダリ作品を沖縄に残そう会」で、サルバドール・ダリが沖縄を題材にした彫刻「SUN GOD RISING IN OKINAWA」を購入し、沖縄の財産にすることが目的です。設立総会にはおよそ20人が参加しました。 作品は、1975年の沖縄海洋博覧会のスペイン館に展示するために作られたもので、現在、33年ぶりに沖縄に戻り県内で巡回展を行なっていますが、展示会終了後は、持ち主であるスペインの貴族・キロス伯爵が、売却する予定になっています。 会では今後、県内外から2万人を目標に、およそ1億6500万円の購入資金を集めたいと話しています。
人気Vtuber周央サンゴさんとのコラボで大きな話題を呼んだ「志摩スペイン村」。期間中は若年層を中心に前年比1.9倍もの人が訪れ、イベント終了から7カ月以上たった現在でも、その反響は続いています。どのようにして来る人の心を掴んだのか、観光や推し活に興味を持つ近畿大学 総合社会学部の学生が調査。取り組みのウラガワから、私たちが学ぶべき「姿勢」が見えてきました。 こんにちは。三重県出身、近畿大学 総合社会学部 総合社会学科(社会・マスメディア系専攻)4年生の西村伊織です。大学では、社会問題や現代社会で今注目を浴びているモノ・コトと人との関わりについて、社会・心理・環境などさまざまな視点から学んでいます。 所属しているのは岡本健先生のゼミで、先生の指導のもと自由なテーマで社会学を研究する手法を学んでいます。ゼミには、サウナ、プロデュースコスメ、eスポーツなど個性的なテーマで研究している人たちがい
パレスチナ自治区ガザ地区とエジプトの境界にあるラファ検問所のエジプト側で、共同記者会見に臨むスペインのペドロ・サンチェス首相(左)とベルギーのアレクサンダー・デクロー首相(2023年11月24日撮影)。(c)AFP 【11月25日 AFP】イスラエル外務省は24日、スペインのペドロ・サンチェス(Pedro Sanchez)首相とベルギーのアレクサンダー・デクロー(Alexander De Croo)首相のイスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)侵攻を非難する発言をめぐり、両国の大使を呼び出し強く抗議した。 サンチェス氏とデクロー氏は同日、ガザとエジプトの境界にあるラファ(Rafah)検問所を訪問。 デクロー氏はその際、「(イスラエルの)軍事作戦は国際人道法を尊重する必要がある」と述べ、ガザでの破壊行為は「容認できない」と非難した。 サンチェス氏も同調し、ガザでの「罪
4年前に愛知県で開かれた国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で、慰安婦の象徴として展示され、猛反発を浴びた「平和の少女像」を覚えているだろうか。企画展「表現の不自由展・その後」が中止に追い込まれる一因となったこの作品。スペインの美術館に終の棲家を得た。その名も「禁じられたアート」美術館という。 この美術館は10月末、同国東部バルセロナにオープンした。政治的な抗議や攻撃を受けたり、検閲に引っ掛かったりして展示が取りやめになった「いわくつき作品」ばかり約200点を集めた私設美術館だ。所有者は、実業家でジャーナリストのタチョ・ベネット氏(66)氏。スポーツ放送局の経営で財を成し、2018年から「禁じられたアート」の収集を始めた。開館にあわせて、英紙に「これは『検閲アート』です。作品は芸術性より、過去の物語で選んだ」と述べた。 その言葉通り、どぎつい作品が並ぶ。スペイン前国王が動物と性行為に
スペインで初めてダウン症議員となった、マール・ガルセラン・ガデア。障がいを抱えつつも、それをものともせず果敢に政界に乗り込んだ彼女の素顔に、スペイン「エル・ムンド」紙が迫った。 もしかしたら彼女は、国民党の同僚議員たちほど学歴はないかもしれないし、それほど弁が立つわけではないかもしれない。それに、いわゆる「政界のサラブレッド」というわけでもないかもしれない。 だが議員のなかに、スペイン初のダウン症の州議会議員になるマール・ガルセラン・ガデア(45)のような経験をした者はどれくらい、いるだろうか? 「子供のころ、クラスメイトはいましたが、友達は1人もいませんでした。自分はみんなとは違うのだと感じさせられました。彼女たちは、言うこととやることが違っていて、勉強しに行くと言っておきながら、本当は遊びに行っていました。私に一緒にきてほしくなかったのです」 では、こんな経験をした者は? 「母と買い物
スペインのカトリック教会で、過去に聖職者によって少なくとも20万人の未成年者が性的虐待を受けていた可能性があるという報告書がまとまり、波紋を広げています。 世界各地のカトリック教会で聖職者による未成年者への性的虐待が問題になる中で、スペインでも去年2月から国による調査が行われてきました。 調査委員会は27日、これまでに8000人以上を対象に調査を行った結果、国の成人人口のおよそ0.6%にあたる人が、子どものころ教会の聖職者から性的虐待を受けたと推計されるという報告書をまとめ、地元のメディアは被害者は20万人以上に相当すると伝えています。 スペインのカトリック教会はこれまで、調査への協力を拒むなど真相の究明に消極的で、27日に記者会見した委員会のメンバーは「教会は長年にわたり虐待の事実を否定したい、隠したいという願望があった」と厳しく批判し、被害者に賠償するための基金の設立を提言しました。
現代日本を知るための映画や文学を特集した記事をスペイン紙「エル・パイス」が掲載した。記事によると、かつては遠い国と思われてきた日本だが、今日(こんにち)では文化的に近しく感じられるようになり、日本の作品のなかで扱われるテーマは「現代世界を解釈するために必須」とされるようになっているという。 紹介された作品はすべて英語やスペイン語、フランス語などの外国語に翻訳されたものだ。語学学習にはもちろん、海外の友人に日本に関する本や映画をおすすめする際にも役立つだろう。 かつての遠い国が文化的に近しく 日本はほんの20年前まで対極にある国とされていたが、今日(こんにち)では若者たちの想像力の一部を培いながら、文化的に近しくなった。これは娯楽産業、それも主にアニメのおかげだ。世界中の若者の間では食べ物や音楽、文学や映画といったあらゆる日本文化への興味・関心が高まっている。かつては奇妙なテーマやモチーフと
建設完了に近づくスペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリア聖堂/Urbanandsport/NurPhoto/Getty Images (CNN) 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されたスペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリア聖堂で、着工から140年あまりを経て5つの中央塔がついに完成した。 残る6本目の塔が完成すれば、1882年に始まったサグラダ・ファミリア聖堂の建設は完了する。6本目のイエスの塔は2026年に完成する見通し。 聖堂を設計したカタルーニャ出身の建築家アントニ・ガウディは、聖書の登場人物(12使徒と4人の福音書作家、聖母マリア、そしてイエス)を象徴する18の巨大な塔を建設する構想を描いた。 サグラダ・ファミリア聖堂の発表によると、福音書作家マタイの塔に9月27日、最後の彫刻が設置され、翌日にはヨハネの塔にワシの彫刻が載せられた。 「4つの福音書作家の塔が完
街を歩けばラーメン屋に出くわし、スーパーでも寿司が売られているほど、すっかり日本食が浸透したスペイン。そんな同国ではいま、日本酒が注目を集めはじめているという。 笹山繭子は8年前、マドリードにやってきた。スペイン語は一言も話せず、接客業の経験もなかった。 移住と異業種への転職の機会を得たのは、東京で機械関連の多国籍企業に勤めていたときだった。「スペインにきたのは偶然でした」と、笹山はマドリードのカフェで話す。 「父とある日、日本酒を飲んで、それがとても美味しかったのです。それで日本酒について勉強しはじめて、日本酒のソムリエ、唎酒師(ききざけし)の資格を取得しました。その後、日本食の流通を手がける企業に入社して、それでスペインにきました。スペインはワイン大国で、日本酒の潜在的な市場があると感じました。ワイン好きは、日本酒も好きになるものですから」 こうして笹山はマドリードにある日本酒専門のバ
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