イランの国連代表部は13日夜(日本時間14日午前)、X(ツイッター)への投稿で、イランによるイスラエルへの軍事行動について、在シリアのイラン外交施設への攻撃に対する報復だとし、「問題はこれで終わったものと考える」と言及した。イスラエル領への攻撃は今回の一度限りと示唆した形だ。 ただ、イラン国連代表部は同じ投稿で「イスラエルが再び過ちを犯せば、イランの対応はかなり厳しいものになるだろう」と警告。「これはイランとイスラエルの対立であり、米国は距離を置かなければならない」と介入をけん制した。
イランの国連代表部は13日夜(日本時間14日午前)、X(ツイッター)への投稿で、イランによるイスラエルへの軍事行動について、在シリアのイラン外交施設への攻撃に対する報復だとし、「問題はこれで終わったものと考える」と言及した。イスラエル領への攻撃は今回の一度限りと示唆した形だ。 ただ、イラン国連代表部は同じ投稿で「イスラエルが再び過ちを犯せば、イランの対応はかなり厳しいものになるだろう」と警告。「これはイランとイスラエルの対立であり、米国は距離を置かなければならない」と介入をけん制した。
イランの国営メディアは、イスラエルに向けて複数の無人機が発射されたほか、イスラエルが占領するゴラン高原に向けてミサイルが発射されたと伝えました。今月1日にシリアにあるイラン大使館が、イスラエルによるとみられる攻撃を受け、革命防衛隊の司令官らが殺害されたことへの報復としています。 イスラエルのメディアなどは、イランの複数の無人機は撃墜されたと伝えています。 イランの国営テレビはイスラエルが占領するゴラン高原に向けてミサイルが発射されたと伝えました。 今月1日にシリアにあるイラン大使館が、イスラエルによるとみられる攻撃を受け、軍事精鋭部隊の革命防衛隊の司令官らが殺害されたことへの報復としています。 これに先だって、イランの国営テレビは革命防衛隊が、イスラエルに向けて複数の無人機を発射したと伝えていました。 一方、イスラエル軍は、イランが自国の領土からイスラエルに向けて複数の無人機を発射したと現
ハマス・ヒズボラ「抵抗の枢軸」とは何か――中東における親イラン勢力の成り立ちと動向 溝渕正季 中東地域研究・国際安全保障論 国際 #安全保障をみるプリズム 21世紀において、イラン・イスラム共和国ほど、その戦略的目的のために国外の非国家武装勢力を活用することに成功した国家は他に例を見ない。レバノン、シリア、イラク、イエメン、そしてパレスチナ占領地で展開される紛争において、イランの支援を受けた勢力は、同国が国境を越えて政治的影響力を行使し、地域の敵対者たちに対して優位性を確保する上で大きな役割を果たしている。 1979年の革命以降、イランにとって最大の脅威は米国および地域におけるその同盟勢力(主にイスラエルとペルシャ湾岸諸国)であった。イランのアリー・ハメネイ最高指導者は2014年6月、支持者たちを前に「われわれは世界的な傲慢勢力による挑戦に直面している。率直に言おう。問題は米国が引き起こし
アメリカ政府は、シリアとイラクにあるイラン関連施設などへの数日間にわたる攻撃計画を承認した。米メディアが1日、複数の米当局者の話として報じた。
アメリカ中央軍は現地時間の2日夜、日本時間の3日朝、イラクとシリアの領内で活動するイラン革命防衛隊の「コッズ部隊」やそれに関係する武装組織に対し、空爆を行ったと発表しました。 ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は記者団に対し、先月28日、中東のヨルダンでアメリカ軍の拠点が攻撃され、兵士3人が死亡したことへの報復措置だと説明したうえで、「攻撃はイラクとシリアの合わせて7か所に向けて行われ、標的は武装組織の指揮所やミサイル、それに無人機の関連施設など85に上る」と述べました。 カービー調整官は「報復措置は今夜、終わるわけではない」と述べ、攻撃は一定期間続くとの考えを示しましたが、「アメリカはイランとの衝突も、中東での衝突の拡大も望んでいない」と強調しました。 これに対し、イラン外務省の報道官は3日、声明を出し、「イラクやシリアの主権侵害であり、アメリカ政府はまた、戦略的な過ちを犯した」と非
Published 2024/01/25 16:27 (JST) Updated 2024/01/26 08:21 (JST) 内戦下のシリアで約3年4カ月拘束された後、2018年10月に解放されたフリージャーナリストの安田純平さんが、外務省からパスポートの発給を拒否されたのは違法だとして、国に発給拒否処分の取り消しなどを求めた訴訟の判決で、東京地裁(品田幸男裁判長)は25日、発給拒否は裁量権の逸脱か乱用に当たり、違法だとして処分を取り消した。 訴状などによると、安田さんはシリアでの拘束中にパスポートを奪われ、帰国後の19年1月に再発行を申請。外務省は同年7月、解放時にトルコから5年間の入国禁止措置を受けたことを理由に発給を拒否した。
内田樹先生、中田考先生との共著『一神教と帝国』を上梓した山本直輝先生。イスタンブールで教鞭を執る山本先生に、イスラエル・ハマス紛争をめぐるトルコ国内の言説状況と、従来の国際秩序の危機を打開する文明の再編の様子とその可能性について寄稿いただきました。 日本からだとどうしても遠い国の出来事になってしまうが、トルコにいるとイスラエル・パレスチナ紛争は身近である。先月、私の学生の兄がパレスチナでイスラエル軍の空爆によって亡くなった。トルコのテレビ局で働く私の友人は今、取材のためにイスラエルにいる。 トルコにおける「イスラエル・パレスチナ言説」というと、もっぱらイスラエルやパレスチナに対するエルドアン大統領の外交姿勢やトルコのメディアの反応が紹介されるだろう。 例えば、エルドアン大統領はイスラエルのパレスチナへの空爆を受けてイスラエルを「テロ国家」と批判し、一方でムスリム同胞団系イスラム組織ハマース
ヨルダンの砂漠にあるきわめて保存状態のよい古代ローマの砦、カスル・バシル。機密解除されたスパイ衛星写真を活用した新たな研究により、シリアやイラクの砂漠から、これまで知られていなかった古代ローマの砦跡と思われる遺跡が400カ所近く見つかった。(PHOTOGRAPH BY ROBERT CLARK, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 機密解除された米国のスパイ衛星コロナとヘキサゴンの写真から、シリアやイラクの砂漠にある古代ローマ時代の砦(とりで)が約400カ所特定され、10月26日付けで学術誌「Antiquity」に発表された。その配置パターンから考えると、砦の目的は定説となっている防衛ではなく、キャラバンによる交易、軍隊の移動、地域の情報伝達など、交流を円滑に進めるためだったという説を論文の著者らは主張している。(参考記事:「CIAが歴史的な「機密地図」の数々を公開」) こ
シリアの国営テレビは12日、首都ダマスカスと北部アレッポの国際空港がそれぞれイスラエル軍による攻撃を受け、滑走路などが被害を受けたと報じました。被害の詳しい状況は分かっていません。イスラエル軍はこれまでもシリア国内に展開するイランが支援する民兵組織の関連施設などに対してたびたび空爆を行っています。
【6月10日 AFP】2023年のウクライナ。廃虚と化した街を背に、カラシニコフ銃を持つロシア兵。先頭でロシア国旗を掲げる女性の防弾ベストには、ロシア軍がウクライナ侵攻のシンボルとする「Z」の文字が見える。ロシア・モスクワ中心部で開幕した「われらはロシア人、神はわれらと共に」と題する絵画展の出品作の一つだ。 帝政ロシア時代や旧ソ連時代の伝統的なリアリズムを思わせる作風だが、絵柄はウクライナ侵攻での戦意高揚を狙っている。そばでは口ひげを生やした男性が、制服姿の士官学校の生徒たちに「われわれの最終的勝利を描いた絵の近くへ」と声を掛けている。 その傍らで写真撮影に応じていたのが、作者のワシリー・ネステレンコ(Vasily Nesterenko)氏(56)だ。1967年、当時ソ連の構成国だったウクライナに生まれた同氏は愛国的なロシア人画家として知られ、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Pu
イスラム過激派、すし店開く 反体制派支配地―シリア 2023年04月02日20時31分 シリア反体制派支配地域のすし店=1月29日、北西部イドリブ(AFP時事) 【イドリブ(シリア)AFP時事】シリア北西部イドリブ県の反体制派支配地域で、イスラム過激派がすし店を開いている。店長のイスラム・シャフバノフ氏(37)はロシア南部ダゲスタン共和国出身。2015年に「聖戦に参加する」ためシリア入りした。 政治対立で人道危機懸念 地震被災地の支援に障壁―シリア シリア内戦は、アサド政権優位のまま戦線は固定化した。帰る部隊を失った外国人戦闘員は多い。AFP通信の取材に応じたシャフバノフ氏は「いろいろあって最終的にすし店さ」と語った。店内にはアラビア語、英語、ロシア語が踊る。 5年前まで戦場にいた。所属した武装集団はイスラム組織ムスリム同胞団に近い組織とみられており、トルコと関係が深い。シリア領内でトルコ
膨大な死傷者を出しつつウクライナで存在感を示したPMC(民間軍事会社)ワグネル。プーチンの秘密の軍隊ともいわれ、2014年のウクライナ紛争やシリア内戦でも暗躍していたことが知られている。一方で2022年のウクライナ侵攻以前はその存在をロシア政府から公式に認められていなかった。それもそのはずで、ロシアでは法律により傭兵家業が禁止されているはずなのだ。著者マラート・ガビドゥリンはこの秘密の軍隊で傭兵として働いていた男だ。本書はワグネルで傭兵として戦った男の回想録であり、戦記である。話の中心はシリア内戦がしめている。PMCワグネルについてはいまだに謎が多く残されており、ジャーナリストによる調査報道などの出版が待たれるが、日本で手に入るPMCワグネルの書籍としては最も詳しくその内部事情がわかる1冊といって良いのではないだろうか。 一方でひとつ断っておかなければならないこともある。本書の記載がどこま
ソングル・ユチェソイさんは、丁寧に皿洗いをしている。食器をせっけんで洗い、泡を水で流し、並べて乾かしている。何の変哲もない光景だが、ソングルさんはこれを屋外の、壊れた自宅の陰で行っている。
トルコ南部のシリア国境付近で今月6日発生した大地震では、これまでに4万7000人以上の死亡が確認されました。 トルコでは100万人以上がテントなどでの避難生活を続けていて、一部の地域で仮設住宅への入居が始まったものの、希望者全員が入居できるようになるには時間がかかる見通しです。 地震発生から2週間がすぎ、建物の倒壊現場の多くで生存者の捜索活動が終了する一方、がれきに埋もれた思い出の品を探す人たちの姿が今も見られます。 トルコ南部で今月6日に発生したマグニチュード7.8の地震やその後の大きな揺れで、これまでに死亡が確認されたのは、トルコで4万1156人、シリアで5914人と合わせて4万7000人を超えています。 トルコ政府によりますと、倒壊した建物と倒壊のおそれがあり、取り壊す必要がある建物は少なくとも11万8000棟に上っていて、100万人以上がテントなどでの避難生活を続けています。 トル
トルコ南部のシリア国境近くで6日発生した大地震では、これまでに4万3000人以上の死亡が確認されています。国連は16日、トルコに対し、今後3か月分の支援として10億ドル、日本円にしておよそ1340億円を拠出すると明らかにし、国際社会に協力を求めました。 15日にシリア北西部イドリブの病院で撮影された映像には、足に包帯が巻かれた人や右足を失った男性がベッドに横たわる様子が写っています。病院の担当者は「抗生物質や包帯などの医療品を必要としている。私たちは本来あるべき形でけが人や被災者に対応することができていない」と述べ支援の必要性を訴えていました。また、人工透析の患者のための装置や物資がもともと不足していたものの、地震後さらに足りなくなっていると話していました。 内戦が続くなか、シリア北部ではアサド政権、反政府勢力とそれを支援するトルコ、それにクルド人勢力の支配地域が入り乱れていて、支援の手が
トルコ南部のシリア国境近くで6日発生した大地震では、これまでに4万2000人以上の死亡が確認されています。このうち内戦が続くシリアについて国連は北西部で少なくとも1万1000人が家を失ったとしていて、避難所の確保が最優先の課題だと指摘しています。 トルコ南部で6日に発生したマグニチュード7.8の地震やその後の大きな揺れで、トルコとシリアではこれまでにトルコで3万6187人、シリアで少なくとも5814人が亡くなりました。両国の犠牲者は合わせて4万2000人以上にのぼり、現地ではいまも懸命な救助活動が続いています。 ロイター通信によりますとトルコ南部ハタイ県の中心都市アンタキヤでは15日、地震の発生から228時間以上たった後に13歳の男の子ががれきの中から助け出されたということです。 一方、国連は16日、シリア北西部について8900棟以上の建物が被害を受け、少なくとも1万1000人が家を失った
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