#2 「サッカーは僕にとって友だちを作るツールだった」 イスラエルリーグにはなくてJリーグにはあるもの Jリーグ初のイスラエル人選手、ネタ・ラヴィがガンバ大阪の中盤で圧巻の存在感を示し続けている。 局面でのボール奪取力はもちろん、厳しい体制からでも前を向いてボールを配れる強さも頼もしい限り。来日当初は、初めて体感する試合の流れ、テンポはもとより、慣れない試合間隔に順応するのにやや時間を要したと聞くが、日本での公式戦出場も10試合を超え、チームにもJリーグにもアジャストしたと言っていい。 「イスラエルでは試合は常に夜に行われていたので、実は僕には『デーゲーム』(昼開催の試合)の経験がほぼありません。そういう意味では食事を摂るタイミング、体の準備、睡眠時間までいろんな調整が必要で、来日当初はその『時間』へのアジャストというか、どうすれば昼間の時間にトップコンディションを持っていけるのかを探る必