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ベトナムと批評に関するlaislanopiraのブックマーク (1)

  • 『血液と石鹼』リン・ディン(早川書房) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 「エスプリの利いた大人の寓話」 ブラックユーモアとも風刺とも違う。文学作品をジャンル分けすることが無意味だということを、見事に思い知らせてくれるのが、リン・ディンの『血液と石鹼』だ。40近い短編が収められているが、冒頭の作品では、一冊の外国語の辞書だけが置かれている牢獄に、一人の若者が放り込まれる。 もちろん彼はこの外国語の知識は全くない。千ページにわたる辞書をいくら読もうとも、何も明確にならない。しかし、時間はいくらでもある。定義から定義へと言葉を渡り歩いているうちに「ある単語のおおまかな感触がわかったという確信が訪れることが」あった。「『父親』はいかにもよるべない、そして苛立った響きがするので、何か死んで腐ったものを思い浮かべた。」「『殺人』は花の名前だと推測した。」「『七月』は『八月』の意味だと思った。」結局「言うまでもなく、彼の推測はつねに間違っていた。」 新

    『血液と石鹼』リン・ディン(早川書房) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
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