南米の産油国ベネズエラでは、原油安による経済危機が続いている。物価の高騰が市民生活を直撃しており、今年5月にはハンバーガー1個が約1万9000円で販売され、ホテル1泊の料金は約76万円ともなるという驚愕のニュースが伝えられた。売店のサンドイッチすら高過ぎて買えない人が続出。食料や薬の不足が深刻化し、インフレ率は180パーセントを超え3桁に突入している。 いつだってとばっちりを食らうのは弱者である。人間は自分たちの食べものさえ手に入らない状況なのだからペットにエサを与えることもできない。そのせいでペットを捨てる人が続出しているという。行き場所をなくしたペットたちは、路上、公園、仮設ハウスにあふれている。