観客が手拍子を打つ。演奏家が踊りだす。みんなで一緒に「マンボ!」かつて、こんなに楽しそうなオーケストラがあっただろうか。
南米ベネズエラといえば、反米主義のウゴ・チャベス元大統領、石油、野球などが思いつく程度で、あまり日本人には馴染みのない国だろう。もしかするとミスユニバースを何人も輩出する美女大国として知っている人の方が多いかもしれない。 そんなベネズエラでは、ここ数年『エル・システマ』という音楽育成プログラム発祥地として世界中の注目を浴びている。注目を浴びるきっかけとなったのは、「100年に1人の天才」「クラシック界のスーパースター」などと形容されるベネズエラ出身の指揮者、グスターボ・ドゥダメルの活躍である。20代前半にして、世界屈指のオーケストラから客演指揮者として招待され、26歳からスウェーデン国立管弦楽団エーテボリ響の主席指揮者、28歳からはロサンゼルス・フィルの音楽監督に就任し、現在まだたったの32歳である。エル・システマが生んだ天才として知られている人物だ。 エル・システマは、1975年に始まっ
今なお世界各地に残るスラム街。南米・パラグアイではゴミ処理場の近くに居を構え、リサイクル業で生計を立てている人の集落があります。そうしたスラムに住む子ども達に音楽教育を与えるNPO「Recycled Orchestra」の活動を記録したドキュメンタリーフィルム「Landfill Harmonic(ゴミ処理場管弦楽団)」の予告編です。 音楽教育というのは非常にお金と時間がかかるもの。スラムで暮らす人からすれば文字通りバイオリン一丁が家一軒よりも高価になります。とても普通の楽器を購入することはできません。 そこで「Recycled Orchestra」では、ゴミから楽器を作りだし、それを使った楽団を結成。貧困層の子ども達に音楽教育を与えています。 ドラム缶のチェロでバッハを弾く少年。 貧困と犯罪はすぐに結びつきます。非行から子どもを守るべく、こうした教育活動が行われています。 動画はこちらから
シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ(スペイン語: Orquesta de la Juventud Venezolana Simón Bolívar)は、ベネズエラのカラカスを本拠地とするユース・オーケストラである。 なお、名称の由来となる「シモン・ボリバル」とは、19世紀初頭にスペインの圧政から南米諸国を解放した革命・思想家の名前で、ベネズエラ出身の英雄としての彼の業績を称えたものである。詳しくはリンク先を参照。 概要[編集] 「エル・システマ」を実践するFESNOJIVが1999年に設立。エル・システマは、元政治家で経済学者のホセ・アントニオ・アブレウ等の提唱により1975年から始まった。 エル・システマ生徒の中には元ストリートチルドレンで麻薬の密売や強盗を経験した者もいるが、こうした者を更生させたり、放課後に子どもたちを音楽に従事させることで犯罪から守る役割を果た
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